ちいさな、おはなし。 -5ページ目

品川リバーサイド

運河の向こうのグラウンドで誰かがぶっ放した打球がみるみるフェンスを越えてやってきて、ザブンといういい音を立てて水面を突き破った。

それを見た通りすがりのサラリーマンが、手を頭上で大きく回してホームランの合図をした。


一連の眩しい光景を運河越しに眺めていた僕は何故だか急に気分が奮い立ち、

大股でその場を後にして訪問先に向かったとさ。