フィリピンでメイドさんを雇ってみた結果 | フィリピン・アラバンのななつことば

下記は私の別のブログ(ななつことば http://haipaitianxin.blog.fc2.com)に書いた記事です。フィリピン関係のことなのでこちらのブログにも掲載します。

 

私は家事がとても嫌い。たぶん専業主婦は向いていません。
以前は自分も働いていることをいいことに手を抜いたり、夫にも家事労働を負担するよう仕向けたりしていました。妊娠と出産をきっかけに専業主婦になってしまってからも、妊娠による体調不良と育児を理由に手を抜き続けました。家事もロクにできず、またお金も稼げていない自分に不満がいっぱいでした。自分で選んだ結果なのですけど。きっと夫も仕事と家事の両立に苦労していたことでしょう。

そして、夫の海外赴任により半年前からフィリピンで生活することになりました。
以前のブログ記事にも少し書いたのですが、こちらではメイドさんを雇うことが一般的だそうで、低い賃金でメイドさんに来てもらえます。炊事、掃除、洗濯から子どものお世話までやってもらえるらしいと聞いたときには夢が広がりました。

それでも不安はたくさんありました。実際にメイドを雇ったことのある人が周りにおらず、私の主な情報源は「なんかいいらしいよ」というふんわりした夫からの情報とインターネットのブログ等です。

そもそもどうやって見つけるの?コミュニケーションはちゃんととれるかしら。モノを盗まれたりしないかしら。ちゃんと毎日出勤してくれるかな。そもそも他人に家事だけでなく子供の世話まで任せてしまうのってどうなのだろう。(私の存在意義は何になるのかしら?)

そんな色んなことを心配しながらもとりあえず様々なツテを利用し、メイドさんに実際に来てもらえることになりました。

そして半年が過ぎた結果…
私たち家族が毎日平和にフィリピンで生活できているのは、たぶんメイドさんのおかげです。家事と育児から自由になった時間はブログを書いたり、カフェに行ったり、勉強をしたりと自分のために使わせてもらっています。まあ毎日の楽しいこと!おかげで通訳案内士試験にも合格できました。

はじめは他人に家に入ってもらうことに若干の抵抗があったので、通いで週に3日だけお願いしていたのですが、すぐにメイドさん無しでは生活できない体になり、その後週に5、6日来てもらっています。
何よりもいい、と思ったことは、自分に余裕ができたことで子どもにも余裕を持って接することができるようになったことです。やってみたわかったのですが、子育ては一人でできるものではないです。親の力でも他人の力でも借りられる力は借りて、みんなで一緒にやるものなのだと思います。ついでにこの国は英語が公用語なので、私たちのような外国人の家庭の子どもも、メイドさんのおかげで自然に英語を覚えられるようです。

でもでも、色んな問題はやっぱりあることも事実。実は今もメイドさん関連でちょっと悩んでいることがあります…。解決したらまたブログに書こうと思います。

日本政府はいくつかの特区で外国人による家事代行を解禁し、先日そのフィリピン人メイドの第一陣が日本に出発したという新聞記事を読みました。色んなリスクはあるかもしれませんが、優秀なフィリピンのお手伝いさんは日本を変えると私は信じています。