映画フォークスオーバーナイブスの公式サイト
にはプラントベースダイエットで減量に
成功したり病気を治したり(糖尿病だけで
なく、心臓血管病や癌や皮膚疾患や多発硬化症
やリウマチまで)した人の体験談がたくさん
アップされてて、読むだけでめっちゃ励まされます。
 
今日は以前の記事でちょっと取り上げた
「デブで人生詰みかけ」ていたエリックさん
(たぶん現在59才)の経験を紹介します。
 (2015年5月27日)
 
2010年、かかりつけの医師から「痩せて病気をなんとか
しない限り、5年以内に必要になるでしょうから、
葬儀屋に葬儀プランを申し込んでおいたほうがいいよ」
と言われました。
 
その時私は51才で、一か月に1000ドル以上の医療費を
払っていました。
 
私は2型糖尿病で、総コレステロールは300。
血圧は160/100。身長は178㎝で体重は145㎏。
ウエストは132㎝で、シャツのサイズは3XLでした。
 
私はいつも疲れ果てていて、毎晩10-12時間
寝ていました。
歩くのもだんだんと大変になってきて、靴紐は
結べず、階段を2,3段か上るたび息切れがしました。
 
私は独身でしたが、15年間女性とデートしたこともなく
友人とつきあうこともやめていました。
よっぽど必要がない限り、家から出ることすら
しませんでした。
 
私は30年間太りすぎで病的肥満でした。
痩せると言ってこの国で流行ったダイエット
はほとんどやりました。
アトキンスダイエット、サウスビーチ、
ウエイトウォッチャーなど、いろいろたくさん。
私はそれらのダイエットにベストを尽くして
従い、いつもいくらかの体重を落とすことは
できました。
 
しかしだんだんと、それらの方法は継続が難しく
やめるとすぐにリバウンドし、減らした分以上に
体重が増えるということに気が付きました。
 
それから私は、デリバリーかドライブスルーの
出来合いの加工食品ばかり食べる生活に戻りました。
 
私の「最後の藁」は2010年にやってきました。
私は出張から家に帰ってきました、
 
飛行機のシートベルトが私には短すぎて
届かず、飛行機内に延長ベルトがなかったのが
原因で飛行機が遅れました。
さらに、飛行機が空港に着陸したとき、隣
の座席の男性が言いました。
「あんたが太りすぎてるせいで、私は
乗り換えの飛行機に乗れないかも
しれないじゃないか!!」
 
家に帰って、私は胃のバイパス手術(肥満治療
のための外科手術)の予約をしました。
 
しかし次の日、CNNテレビでクリントン元大統領
のインタビューを見たのです。
 
彼は最近減量したことについて尋ねられていました。
彼は、コリンキャンベル博士の「チャイナスタディー」
と、エッセルスティン博士とディーン・オーニッシュ
博士の食事ガイダンスを読み、プラントベースダイエット
をやって、高校生の時の体重に戻ったこと、そして
心臓病を治したことを語りました。
 
私はプラントベースダイエットなんて聞いたことが
なかったので、グーグルで検索しましたが、驚いた
ことに何の情報も、その方法も得られなかったのです。
(フォークスオーバーナイブスの映画の公開の
何か月か前だった。)
 
私は51才で、動物性食品抜きの料理なんて思いつく
こともできませんでした。
それで、チャイナスタディーの本を注文し、それを
読み、栄養士を見つけて、プラントベースダイエット
とは何かを学ぼうと決意したのです。

幸運なことに、プラントベースのライフスタイルを
実践している栄養士を見つけることができました。
週に一度訪問し、彼女は料理の方法と何を食べれば
いいかを教えてくれました。
 
私は生まれて初めて自分で料理を始め、すべての
動物性食品、精製された砂糖、油をやめました。
 
私が学んだ一番重要なことは、プラントベースダイエット
はサラダとリンゴだけのような食事ではなく、私が
とっても好きな食べ物、米、豆類、ポテト、ラザニア、
アジアやメキシコの食べ物を食べてもいい、それも
好きなだけ食べれる、ということです。
 
その栄養士は、私に動物保護施設に行って、犬を
一匹もらってきて、毎日一緒に歩くよう勧めました。
それで私はヒューマンソサエティ(動物保護団体)
に行って、自分と同じように「太った中年」の
犬の里親になりたいと申し出ました。
 
それから、友人が私をエクササイズ教室に連れて
行ってくれました。
 
新しい愛犬と歩き、週に3回、一回一時間の
エクササイズ教室に通い、新しく学んだプラント
ベースダイエットを実践し、私の体重は週に
1.5㎏から2.5㎏減り始めました。
 
次の年が終わるころ、私の体重は145㎏から82㎏に
なりました。
 
私の食事は変わりましたが、前に食べていた食事より
も新しい食事のほうがずっと好きになりました。
 
体重が減っただけでなく、私の総コレステロールは
130まで下がり、血圧は118/60まで下がり、血糖値も
他の数値もすべて正常になりました。
もう2型糖尿病の症状はまったく見られず、薬も
必要なくなりました。
 
今の私のウエストは83㎝で、首回りは41㎝で、Mサイズ
のシャツを着ています。
 
毎晩7時間の睡眠で十分で、起きる時には体が
休息してエネルギーが満ちているのを感じます。
 
以前と比べると私のエネルギーと気分の良さは
格段に違います。
 
私は再び友達を作り、生まれてはじめて、自分にも
魅力があると感じることができています。
 
体重を落とし、シェイプアップした後、私は
自分が長い距離を走ることが好きだと気付き、
2013年のボストンマラソンを完走することさえ
しました。
 
現在私はここシアトルで、ビーガンでプラントベース
なライフスタイルを楽しみ、フィットネス愛好家で
動物愛護活動家としての生活を送っています。
 
地域社会で話す活動も楽しんでいて、プラントベース
な健康的で継続しやすいライフスタイルを通して
「いつもなりたかた自分になる」という目的を
掲げた非営利団体のメンバーでもあります。
 
 
エリックと、保護した犬「ピーティ」の話は
愛護団体が動画にしてユーチューブにアップ
しています。
 
私は英語の聞き取りが苦手で、ちゃんと聞き取れ
ないのだけど、映像見てるだけで感動して
泣けます。
 
ピーティはエリックに引き取られ、幸せな
日々をしばらく送ったあと、癌で亡くなった
ようです。
 
エリックがピーティのことを「本当に愛してた」
「私は彼をレスキューしたけど、どちらが
レスキューされたのだろう」と涙を流しながら
語っています。思わずもらい泣きしちゃいます。
 
太っていた頃の写真も何枚か出てきますが
カメラに向かって語っている人が同じ人とは
信じられません。表情も全然違う。
 
エリックは2頭目の犬をまた保護団体から
引き取り、毎日一緒に走っています。
 
彼の走る姿を見て、私ももしかしたら
走れるかもしれない、走ってみたい、と
励まされたわけです。
 
今日は3分走ることにチャレンジします!
 
 


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