今日はサッカー三昧 | 蹴球 flashback

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私の消えつつある記憶を整理してみたい、これからのサッカーをさらに楽しむために。

2023年4月15日(土)、埼玉スタジアムで、浦和レッズ対コンサドーレ札幌の試合を観てきた。と書いて、前の記事の日付を確認したら、2020.10.31となっていた。コロナ禍のせいで不自由な生活を余儀なくされた日々であったが、この間は風邪もひかず、今思うとコロナ禍以前よりも健康であったかもしれない。現在は収束に向かい、以前の日々に戻りつつあるが、健康だけはそのまま保ちたいものだ。

 

さて、当日は浦和レッズにとって埼スタでの今季初めてのホームゲーム(芝の張替え作業のため約5か月間使えなかった)となった。新監督はここでどのような采配をみせてくれるのだろうか、また、コロナ禍のため途絶えていた全席声出し応援も今回から可能になったので、どのような応援があるのだろうか、そのような期待感もあった。

 

芝生に関しては、張り替えてどこがこう変わったのか見ただけではわからなかったが、応援はさすが、迫力があった、アップルウォッチのノイズレベル機能も思わず反応したくらい。

 

 

ごらんのとおり、アップルウォッチによると、この応援は長く浴びると身体に悪影響を及ぼすかもしれないレベルのノイズだったのだ。(私の席でも)こんなノイズをこれからずっと浴びる選手の皆さん、お身体にお気をつけて。

 

さて、降り続く雨の中で行われた試合、詳細はネットにあふれてるので省略するが、4-1で浦和の勝利。お互い退場者2人、イエローカードも計6枚で、VAR介入で退場、PKの判断がなされたりして、ロスタイムが10分となってしまった試合。ネットでは大荒れの試合という記事もあったが、私にとってそんな感じがしななかったのは、納得感のあるVAR判定だったからと思う。スタジアムで初めてVAR判定を経験したが、現代的でいいと思う。(でも時間がかかりすぎかな)

 

3回あったVAR判定の中で、浦和のホセカンテと札幌のGKクソンユンの接触プレーがあったが、その時に思い出したことがあったので触れてみる。GKと1対1という場面ではGKが目の前に迫ってきても逃げるわけにはいかない。(私も一応FW経験者なので)ホセカンテが退場になった理由は接触時に相手にスパイクの裏を見せたということだが、故意に踏みつけにいったように見えなかったので、途中交代で入ったホセカンテ選手にとっては少々不運だったかもしれない。

 

何を思い出したかいうと、1982年スペインW杯での準決勝での西ドイツ×フランス戦で、西ドイツGKシューマッヒャーが、GKと一対一になったフランスのバチストンに対してジャンピング体当たりをくらわしたプレーだ。(1982年当時、私はテレビ中継を見ていた、今はyoutubeで見ることができる)あれは本当にひどいプレーだった。しかし、バチストンは病院送りとなったが、シューマッヒャーは退場にもならず、PKにもならなかった。現在あんなプレーをやってしまったら、それこそ、YouTubeで100万回ぐらい再生されるかもしれないし、サッカー界から追放されるかもしれない。

 

 

YouTubeより問題のシーンを見る。ペナルティーエリア内での出来事であることがわかる。

ボール(中央右)はゴールポストの外に転がる。あれが入っていたらどうなったのだろう。

 

 

VARがあると、あのようなプレーは絶対できなくなる。それは選手にとっても審判にとっても、そして観客にとってもいいことだ、後味が悪いのは誰にとってもいやなことだから。今回は両選手ともケガもせず良かったと思う。

 

さて、サッカー三昧とあるのは、この試合だけで終わらないからだ。

その日の夜、プレミアリーグのブライトン×チェルシー、そして、ラ・リーガ(スペインリーグ)ではバスク・ダービーのレアル・ソシエダ×アスレティック・ビルバオが共に日本時間23:15開始。ブライトンにはプレミアリーグで日本人の最多得点(7点)を記録し、今をときめく三笘がいるし、レアル・ソシエダにはこれまた、ラリーガで日本人最多得点(6点)となった久保がいる。これは見逃すわけにはいかない。

 

23:15開始という時間帯もありがたい。前者はabema、後者はDAZNで、どちらもネット配信というところが、今の時代を感じる。1つのPCで画面を切り替えながら見るのは、慌ただしいので、メインのディスクトップPCとノートバソコンを並べて見ることにした。

 

ディスクトップPCでプレミア観戦、ノートPCでラ・リーガ観戦。

 

この2試合も詳細はカット。同時並行に観戦したが、今回はプレミアの方が面白かった。ラ・リーガの方は2-0でソシエダは負けてしまったし、久保はチャンスにあんまりからまなかったし、残念ながら後半途中で交代してしまった。

 

プレミアの方はスピード、スキルが一段と高い感じがするし、特にブライトンのサッカーは見ていてとても面白い。とにかく繋ぎが徹底しており、パススピードが速く正確、そしてゴールに迫る選手たちの連携もスムーズ。その中でも当然のようにチャンスを作り出す三笘は本当にいい選手に成長している。行ける時は行くし、そうでない時は簡単に味方にはたくし、ほとんどミスがない。前半1点取られた後に左からドリブルで切れ込んで2人かわしてシュートを放ったがGKにはじかれてしまう、あれが決まっていれば・・・と思う実に惜しいシーンだったが、結果的には逆転で2-1でブライトンの勝利。ということで、いろいろなシーンがぐるぐる頭の中で回る中、夜の1時過ぎには床に就くことができた。

 

中学時代、サッカーマガジンで1か月遅れの欧州・南米の記事を夢中になって読んでいたことは、どこかで書いた気がする。その私が晩年になり、近くにある立派なサッカースタジアムで試合を観戦することができ、その日の夜はリアルタイムで、スペインそしてイングランドのサッカー中継を見ることができる、そしてそこにはほぼ中心選手となって活躍する日本人選手もいる。いやー、嬉しいかぎりである。