いよいよ明日から4日間にわたる試験が開始する、という夜から、
すべてが終るまでの小学六年男子の心境、赤裸々にインタビュー!!
それではHere we go!
(初日前夜)
インタビュアー(以下、【イ】):「いよいよ明日からですね、いまのお気持ちは?」
小6男子(以下【小】):「うーん、そうですね。いよいよスタートだなって感じ?。」
イ:「ずばり、自信のほどは?」
小:「正直、まだまだって感じ。こんなんで(本番)いっちゃっていいのかなって。
やべー、オレ超むちゃしてるって感じ。やべー」
イ:「緊張してる?」
小「緊張してるし(怒)!!
・・・うーん・・・、どっちかっていうと、心配・・・?みたいな。」
(一夜明けて、初日の夜)
イ:「今日はお疲れさまでした!聞いちゃいけないかもだけど、聞いちゃうね。
今日の出来はどうだった?」
小:「・・・・」
イ:「100%満足、ではない?」
小:「(ため息)」
イ:「(落ち込み気味か。。。)とにかくお疲れさまでした!」(退散)
(二日目の夜)
イ:「(もう出来栄えは聞くまい)連日お疲れさま!」
小:「うん、つかれた・・・・・」
イ:「どよーんとしてますね、脳内フル回転でオーバーヒート気味?]
小:「すっごいいつも頭使ってるかんじ。こんなのやったことない。おれヤバイ」
イ:「今日は、昨日の結果が出てるって聞いてますが。。。」
小:「あー、それ!もうヤダ、め・・・っちゃ怖い!聞きたくない!いや、でも聞きたい!ヤバい!」
イ:「恐怖半分、期待半分で大混乱・・・と、いう様子が感じられます。現場からは以上です」
(三日目の夜)
イ:「毎日毎日おなじ文句で恐縮ですが。。。
今日もお疲れ様です!」
小:「またそれ?」
イ:「あっ、ひややか。
さては昨日、一つ合格もらってちょっと余裕出た?」
小:「余裕と違うし!」
イ:「すみませんすみませんすみません
まだまだ情緒不安定な様子ですね。
明日はいよいよ最終日、健闘を祈ってます!」
(インタビュー完)
てなわけで。。。
息子は、人生最大の修業を終えたところです。
こんなのんきな会話を実際に繰り広げたわけじゃなくて(当然だ)
やったことは、一日の終わりに色を選んでもらっただけ。
初日前夜はライムグリーン
↓
次の夜はブルー
↓
二日目の夜はイエロー
↓
最終日前夜はパープル。
これを手掛かりに、かれのこころの内を拾い上げました。
言葉を交わすより、はるかに彼の気持ちを汲み取れたと思う。
各色の色彩心理学的キーワードは?というと
ライムグリーン→スタート、チャレンジ、未熟
ブルー→悲観、まじめ、落ち込み
イエロー→:恐怖、頭を使う、希望
パープル→:プライド、こだわり
別に、彼の気持ちを分析してドヤぁってしたかったわけじゃなくて。
そうじゃなくて、
本人に、自分の気持ちを客観的に眺めてみてほしかった。
なので。。
受験が全部終わってから、このくだりを全部話しました
そしたら、無言で
「なるほどなるほど」
って反応だったな
意外と、この年頃だとまだ
「不安」
「緊張」
「動揺」
って感情を、しっかり自覚できていないみたいです
だから
ちょいとしょっぱい体験でも
「その時の感情を客観的に振り返る」っていうのは貴重な体験
・・・・な、はず。
いい結果も、
くやしい結果もあった受験だけど
目の前の事実と
自分の感情を
どうやって昇華させたらいいのか
っていう最初の一歩になったのは間違いないし
その場面に立ち会えて、寄り添うことが出来て、よかった。
って、思ってます
とにかく終わったな!
万歳三唱!