久しぶりのブログアップです!

以前金についてのご紹介をさせて頂きましたが
今回は銀について少し触れてみたいと思います。

・元素記号: Ag
・原子番号: 47
・比重: 10.5    
・融点: 約962℃ 
・沸点: 2210℃ 

元素記号のAgはラテン語で銀を意味する
argentumから由来するようです。

 

歴史
古くは紀元前3000年頃には銀製の宝飾品が出土されていて、
古代エジプトや古代インドにおいては銀が金と異なり
自然銀として見つかる事が稀であった事から
利用され始めた頃はその価値は金よりも高価なものと

されていたようです。

一方、日本においては宝飾品としての銀の普及は遅く、
ジュエリーの仲間入りを果たしたのは1990年頃~だそうです。
これは、銀が金等と比べると安く価値が劣り
且つ黒く変色してしまうのがその理由のようです。

 

性質    
1.展延性
金に次いで展延性に富み、1 gの銀を約2200 mの線にまで
伸ばすことができます。

2.熱伝導性
全金属の中で、熱伝導率が最も高いです。

3.硫化
空気中の硫化水素や水分中のオゾン、二酸化硫黄と反応して
表面に硫化銀ができる事によって起こる変色を硫化といいますが
銀の場合はこの硫化があります。
硫化による変色を防ぐ為に日本のジュエリーでは
ロジウムメッキを施す事が多いです。


※ちなみに、以前のブログで紹介しましたが
この性質を利用して敢えてアンティーク感を出す
燻し加工という加工方法もあります。

5.抗菌作用
宝飾品としての性質とは又ちょっと違いますが
銀中に含まれて.いる銀イオンはバクテリアなどに対して
強い殺菌力を示す為、現在広く抗菌剤として使用されています。

 

シルバー925とは?
ジュエリーで使われている銀には925という刻印がありますが
これは92.5%が純銀で出来ているということを表してます。
100%純銀のままだと柔か過ぎてジュエリーにはあまり

向いていない為、残りの7.5%を銅やパラジウム等他の金属を

混ぜる事で強度を出しています。
欧米ではこの925が一般的で、別名スターリング・シルバーとも

呼ばれています。

 

銀の産出国
銀の産地は中南米が有名で、産出量世界一のメキシコを筆頭に、
ペルー(第三位)、チリ(第六位)、ボリビア(第七位)と続きます。
以前は全世界の8割が中南米産出だったようですが、
現在では中国、オーストラリア、ロシア、アメリカ等からも

多く産出されています。

 

宝飾品以外の銀の用途
私達が関わっているジュエリー以外にも前述したように
その抗菌性の高さから公衆浴場等の殺菌に使用されたり、
医療用品等にも使われる他、電線、一部の音響機器、
太陽電池等の電気工学分野での応用、さらに食品…と

実に幅広く用いられているようです。

 

 

シルバージュエリーは銀自体の美しさもそうですが

価格も金製品よりも手頃に手に入り、
現代のジュエリーには無くてはならない存在になっています。
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