前回のブログで金について紹介しましたが、今回ももう少し金についてご紹介します。
前回のブログはこちら
・元素記号: Au
・原子番号: 79
・比重: 19.3
・融点: 約1064℃
・沸点: 2856℃
元素記号のAuはラテン語で金を意味する aurum から由来するようです。
比重(比重とは)は19.3 なので、銀と比べると2倍近く重くて、
水と比べるとなんと約20倍の重さとなります。
手に取った時のずっしり感も金の醍醐味かもしれませんね。
金は展延性(展延性とは)にも注目です。
とても薄く延ばすことができて(約0.0001mmとも言われています。)
1グラムで数平方メートルまで延び、長さでは約3,000メートルまで延ばすことができるそうです。
この性質もあって、ジュエリー製作に向いていたり、前回ご紹介したように接続端子や半導体などの工業製品にも多く使われるわけですね。
沸点が2856℃もあるので、火事や一般的なバーナーを使って溶けて形が変わることはあっても焼失することはないんです。(お金は燃えてしまいますが。。。)
前回、耐食性にも触れたようにとても強力な酸にも強い金なので、イオン化さえされていなければ、勿論胃液ぐらいでは溶けないので、少量食べても人体へは何の効力も毒性もないことの根拠とされているみたいです。
大きな塊を沢山食べたら影響はあるのでしょうが。。
そんな金も王水(王水とは)という濃塩酸と濃硝酸との混合水には溶けてしまうという話はよく聞きます。ただ、一般生活の中で王水に出会うことも無いかと思うので安心ですが、、、金はヨードチンキでも溶けるという話しもチラホラ。
実際に実験してみた方がいたら是非結果を教えて下さいっ!