MBSさんのちちんぷいぷい木曜日のコーナー、楠雄二朗(くっすん)と河田直也アナが、歩いて歴史ポイントを訪れ、現地の人と触れ合うコーナー『昔の人は偉かった』の第16章『日本 修行場めぐり』33日目~34日目のまとめ。
【33日目】 2018年12月27日(木)放送
旅の内容:●兵庫県市川町[水行]▲田んぼの中にド派手なカラオケ屋さん■白と黒の忠犬?!★真冬の水行で心の垢を落とす
スタートは兵庫県神崎郡神河町・扁妙の滝。目標地点は神崎郡市川町・延壽寺。約11キロのコース。
午前8:00、兵庫県神崎郡神河町にある、扁妙の滝の前からオープニング。 ロケ日の天気予報は、晴れ時々曇りで、河田アナの手元の温度計は5℃を示す。
記念すべき修行場めぐり第1回が京都・本昌寺(5月)での水行だったので、2018年の締めくくりも、水行でという趣旨。今回は真冬の水行なので、気温の低さ・水の冷たさがハンパないであろう。
ロケ日は水量が少なかったけど、扁妙の滝は落差65メートルあり、1~2月の気温が最も下がる時期に滝が凍る、氷瀑の現象をよく観賞できる。兵庫県の内陸部では、冬の寒さがなかなか厳しいと分かり、水行の心の準備をして気を引き締める2人。
午前8:15、大きな岩がいっぱい転がっている険しい山道を、膝を踊らせながら下っていく。
スタートから1キロ、山道を下りきり、バーベキュー場に出る。『グリーンエコー笠形』という広大なレジャー施設の内で、宿泊施設・野球場・プール・天然温など、設備が充実。
レジャー施設を抜け、田園風景が広がる道をひたすら西へ歩く。
スタートから4キロ、午前10:20、『カラオケ鈴蘭』と黒のマジックペンで書いたような看板がでている、見た目から個性的なお店が、田んぼに囲まれた道なりにポツンとある。
お店の近くで立ち止まってしゃべっていると、ちょうどお店の入口からカラオケ仲間のお客さんが出てくる。
2人は興味津々、人が出てきたので営業中と思い、とりあえず取材交渉に中へ入るくっすん。
あっさり取材オーケーがもらえ、「凄い世界でした、中。」と期待させるくっすん。玄関口に、演歌歌手のポスターが壁一面に貼られ、天井からもいっぱいぶらさげられている。
ポスターの間で、皮ジャンを着たきらびやかなマスターがお出迎え。相当派手な衣装に見えるが、まだやさしい方だという。
カラオケ部屋に入ると、ド派手な装飾に度肝を抜かれる河田アナ。ステージには、ミラーボールが輝き、電飾でキラキラと彩られたマスター手作りの、大きめの五重塔の模型も左右に飾られている(姫路城の写真も飾られている・・・素晴らしい)。やり過ぎなところが、かえって清々しい。
マスターはもともと建築関係の仕事をしていて、カラオケスタジオの内装を全部手掛けたとのこと。歌と踊りが大好きだったので、60歳を機に第2の人生として、念願だった手作りカラオケ店を始めた。
お店は2018年に、オープンから15周年を迎える。いつもはお昼からの営業だけど、ロケ日にちょうどお祝いの会が開かれ、朝から常連さんたちが集まってお祝いしている。河田アナ・くっすんも15周年を祝福する。
鈴蘭は、地域の人たちの憩いの場となっていて、マスターと奥さんも楽しんでやっている。若い人はカラオケボックスへ行き、お年を召した人はココへ通う。
カラオケ
1960年代は生バンドの演奏に合わせて客が歌う、歌声喫茶が若者に流行していた。1970年代に生バンドに代わり、歌の伴奏をおこなう機械・カラオケが日本で発明された。そこから、老若男女誰ものが気軽に楽しめる大衆娯楽になっていった。
マスター夫妻のデュエットを聞いて、惜しみない拍手を送る2人。
カラオケは、ご夫婦とお客さんにとって健康の秘訣で、歌の上手下手は関係なくとにかく声を出すことで健康になるという。ハツラツとしたご夫婦とイキイキしているおきゃくさんを見れば、うなずける。
スタートから6キロ、午前11:50、越知川に架かる、歩行者or自転車専用の赤い橋を渡る。橋の上で、河田アナがくっすんに2018年の干支を聞いてみると、ウサギ・サルと答えてすっかり忘れている。河田アナが『イヌ』だと思い出させる。
251段の石段をちょっと?登り、播州犬寺[法楽寺]に到着。西暦600年代の大化年間に創建された。
ご住職に本堂の内陣の外で、播州犬寺と呼ばれるようになった由緒をうかがう。
ご主人の命を救った2匹の忠犬
皇極天皇の時代に、枚夫長者(まいふちょうじゃ)という豪族がいた。彼には子どもがなく、2匹の犬を我が子のように可愛がっていた。ある日、戦のために都の飛鳥から招集された。
枚夫長者の留守中に、妻と家来が不倫した。家来は、戦から帰ってきた枚夫長者を狩りに誘い出し、暗殺しようと企てた。家来が矢をいつでも放てるようかまえているとき、2匹の犬が弓と家来ののどに噛みついて、身を挺して主人を守った。
その後、2匹の犬が亡くなると、枚夫長者は菩提を弔うために法楽寺を建てた。ご主人思いの忠犬伝説から、いつしか犬寺と呼ばれるようになった。
こうした由来から、愛犬を連れて訪れる人が後を絶たず、戌年だった2018年は、特に参拝者が多かった。お寺の入口では、矢を口にくわえた犬と、弓をかたわらに置く犬とで、向かい合った狛犬が参拝者を迎える。
犬や猫とゆかりの歴史ポイントで、河田アナがだいたいする質問、「愛犬(愛猫)家ですか?」を、今回もする。ご住職は犬好きで、代々のご住職も飼っているとのこと。t
ご住職の愛犬・かんたさんが、元気よく登場。ちょっと噛みますの注意喚起に、少し後ろに下がるくっすんと、遠くに逃亡する河田アナであった。
越知川沿いに歩くこと1キロ、
スタートから7キロ、日本遺産の『銀の馬車道』に到着。朝来市にある生野銀山で採掘された銀を運ぶため、日本で初めて作られた産業専用道路。生野銀山の銀は、生野から現在の姫路港まで、49キロほど運ばれた。
江戸時代まで、人と馬が担いで運んでいたが、明治時代に入ると、馬車を使って運搬されるようになった。しかし、既存の道路では、銀の重みで車輪が沈んでしまった。
明治6年に、外国人技師・レオン・シスレーを招き、当時最先端の土木技術で、舗装道路が整備された。
銀の馬車道の一部は、当時ままの状態で残されている。
午後0:50、かつて但馬街道の宿場町として栄えた、粟賀地区へ入る。
午後1:00、『オムライス専門店 BECAUSE』にて昼食。河田アナは『柚子自然薯のオムライス』を、くっすんは『ハンバーグシチューオムライス』を食べる。
オムライスには、サラダとスープがセットで付く。くっすんのは濃厚デミグラスソース味、河田アナのは自然薯のトロッとした食感に柚子の香りが爽やか。水行に備えて、体を温める2人だった。
午後2:00、地元の方から応援をいただき、ゴールの修行場を目指す。
兵庫県神崎郡神河町から神崎郡市川町へ入る。
スタートから約7時間、
スタートから11キロ、午後3:00、目標地点の修行場・延壽寺(えんじゅじ)に到着。日蓮宗のお寺で、昭和17年に創建された。
水行は、通常1月6日(寒の入り)~2月3日までの間、早朝5時から行っているが、今回は特別に体験させてもらう。
本堂の前でご住職の堀さんに、水行についてうかがう。
風呂に入って垢を流すように心の垢や、もって生まれた人の業を水に流し、本来の自分の姿になることが目的。自分のためだけでなく、家族や子どものために願いをもって水をかぶる。大切な人のためじゃないと、とても耐えられない。
くっすんは「そういう気構えを・・・、もってくださいよ。」と、ご住職に胸をトントントンと叩かれる。さらに「嫌とは言わせませんよ。」と、退路を断たれる。
だがしかし、それでも嫌と往生際の悪いくっすんに、「頭からかけてやります。」と、喝が入れられる。
いざ、修行開始。2人は白いフンドシ一丁に着替え、お外に出ると気温11度の寒さに震える。お寺の井戸水で、水行を行う。
水行歴30年のベテラン・金澤さんに、お手本をみせてもらう。まず、木桶に水を汲み、そんきょの姿勢で口をすすぐ。続いて、その姿勢のまま、桶から顔・両腕・両足・お腹・胸の順に水をかけ、最後に桶に残った水を下腹部にかける。
桶に水を汲み、『南無妙法蓮華経×3回程度』を唱えながら、だいたい3回目のときに両手で持った桶を勢いよく振り上げ、首の後ろ辺りに水がかかるように下ろす。これを数回繰り返すが、慣れた人なら10回以上、中には30回以上水をかぶる猛者もいるとのこと。
最後に、手を合わせて『南無妙法蓮華経×3』と唱え、終了する。
豪快な金澤さんの水行を、すぐ後方で見ていた2人は、あまりの迫力に圧倒され、飛んでくる水飛沫にビビり、情けない声を出しながら縮こまっていた。
真冬の水行のヤバさを知った2人。この期に及んで、水行を拒否るくっすんに、「大丈夫、大丈夫。まだ気持ちがフラついているけど、真剣に水かぶったら全然寒くない。頑張れ。」と温かい言葉をいただく。
まずは河田から挑戦。2人ともほぼ初心者なので、5回水をかぶれば修行達成という設定にする。
河田アナの願い事ーーー今年一年間も、病気することなく仕事させてもらいましたが、来年はより皆さんに伝わる放送を心掛けたい。あと、『昔の人は偉かった』本がまだ残っておりますので、それをぜひ皆様の手元にお届けしたい。
水行の前段階、水で体を慣らす段階で、冷たさで顔が険しくなる。意を決して、けっこうキレイなフォームで水をかぶり、割と平気に回数を重ねる。
願いを成就させるという強い意志が重要。一心不乱に水をかぶることで、無我の境地に至る。
ひるむことなく、最後まで自分のペースで水をかけることが出来た河田アナ、みごと水行達成。
続いて、くっすんの番。くっすんの願い事ーーー今年はたくさんの方にささえていただき、なんとか無事、過ごすことができました。来年は、週に1回家族で、1人三千円ぐらいの外食ができるようにがんばります(稼ぎます)。
水行の前段階、水で体を慣らす段階で、冷たさで「ああぁー。」と何度も悲鳴をあげながら苦悶する。特に、股間への掛け水で悶絶する。
意を決して?、南無妙法蓮華経の言葉をつまらせつつ、最初の1回目。フォームが悪く、勢いもなく、水がほとんど首にかかってない。2回目から姿勢はちょっと良くなったものの、やはり勢いはなく、そして水がちょっと後方にいき過ぎている。
だんだん吹っ切れたのか、南無妙法蓮華経の合間に絶叫しながら、だいぶ勢いがでてくる。そして、今までの水行・滝行に比べて、ヘタレ具合がましになり、7回の水行を達成。
ふんどし一丁の上から白装束を着て、水行を終えての感想。河田アナは、皆さんがいろんな願いをもってココにきて、水をかぶり心の垢を落とす、それがちょっとわかったような気がする。
くっすんは、やってる最中は冷たさと苦しさで逃げたいという気持ちがいっぱいあったけど、終わったあとにようたく体が温まってきて、なんとなく週に1回、家族4人で一人三千円ぐらいのお店に行けるような気がする。
最後に33か所目の御朱印、延壽寺の御朱印をいただき、33日目の旅を無事終えた。
■簡易チャート
スタート:兵庫県神崎郡神河町・扁妙の滝 → 『カラオケ鈴蘭』 (4km) → 播州犬寺[法楽寺] →『銀の馬車道』 (7km) → 昼食:『オムライス専門店 BECAUSE』→ 目標地点:延壽寺 (11km)
【34日目】 2019年01月10日(木)放送
旅の内容:●大阪市箕面市[護摩行]▲宝くじ発祥のお寺■修行の前にほっこりお茶会★最大級の火炎で穢れを祓い道をひらく
スタートは大阪府箕面市・箕面滝。目標地点は大阪府箕面市・命教寺。約10キロのコース。
午前8:00、大阪府箕面市にある、箕面滝の前からオープニング。2019年1発目の放送なので、くっすんの目標はというと、イノシシ年なので”ちょもつとうちん”。微妙に惜しい気もするけど、河田アナが『猪突猛進』と訂正する。
河田アナの目標は、8年以上続いているこのコーナーを、引き続き皆さんに楽しんでもらえるように、皆さんの代わりにいろんなところに行って、テレビをご覧の皆さんのために歩きたい。
今回の修行は、箕面市内にある命教寺にて護摩行。すでに体験済みの修行だが、火力が高い。命救寺は、ご住職と同じ距離で護摩行を体験できる、全国でも珍しいお寺。
箕面滝は落差約33メートル、修験者の祖・役行者が修行したと伝わる。滝から山を下っていくと、2018年の台風21号の影響で、倒木がいまだにあちらこちらに残っている。
大小2匹のワンちゃんと、散歩中のおとうさんに出合う。黒くモコモコの毛むくじゃらの大型犬は、ブービエ・デ・フランスという犬種。おめめにも毛がかぶさっているが、前は見えているみたい。動物担当のくっすんは、頭なでなでして戯れ、動物苦手の河田アナは、距離を置く。
午前8:35、スタートから2キロ、瀧安寺に到着。658年に役行者が創建したと伝わる。約700年前、後醍醐天皇によって箕面寺から瀧安寺に改称された。
瀧安寺は、宝くじ発祥のお寺とされる。平安時代に行われた富くじが、宝くじの原型となった。富くじは、奉納金を納めた人が、札に住所と名前を書いて箱に入れる。札が集まったときに槍で突いて、刺さっていた札の主に、お寺のお守りが授与された。
副住職の山本さんに詳しいお話しをうかがう。
お守りを授かった人は、福が逃げないように大事に抱きかかえて、どこにもよらず真っ直ぐ家に帰ったとのこと。富くじは各地に広がり、江戸時代以降に奉納金の一部が配当されるシステムになった。
今日でも、毎年10月10日に富くじが開催され、約300人が参加し、くじに当たった3人にお守りが授与される。その名も大福御守で、家内安全・身体健勝・商売繁盛にご利益がある。
しかし、2018年の台風21号でお堂は損壊して、富くじが中止になった。ぼちぼち復旧作業中を行い、2019年は富くじを再開したい。
午前9:10、もみじの天ぷらを製造・販売している『桃太郎』で、朝早くから店先で天ぷらを揚げている。くっすんがあつかましくも試食を催促。揚げたてのてんぷらをいただくと、かりんとうのようなカリカリの歯ごたえで、控えめの甘さ。
もみじの天ぷらは、約1300年前に役行者が滝に映える紅葉の美しさを称え、天ぷらを作って旅人にふるまったのが始まりとされる。
天ぷらには栽培している、黄色くて大ぶりな一行寺楓の葉を用いる。
スタートから2.4キロ、昔偉ファンのおとうさんに出合う。3月の行く1回だけのスキーだけのために、腰痛をかかえながら展望台の方へ歩いているとのこと。大学に入ってから50年スキーをやっていて、今回は会社の現役とOBでスキーに行く予定。
スタートから2.6キロ、山の麓へたどり着く。この辺りに昔は動物園があったと、河田アナのプチ情報。1910年に開園した箕面動物園で、日本最大級の動物園だった。甲子園球場2.5倍ほどの敷地に、ライオンやトラなどを飼育し、観覧車もあった。
動物園は1916年に閉園し、現在は跡地に大江戸温泉物語がそびえ立っている。
阪急『箕面駅』前を通り、
スタートから3.2キロ、みのお本通り商店街を抜けるところで、ミスタードーナツ1号店を見つける。
看板に”0001”と書かれている1号店は、1971年にオープンした。オープン初日は、開店1時間で4,000個のドーナツがはけた。
ちなみにくっすん家では、週一でミスドを買うとのこと。フレンチクルーラーを5つぐらい買って、それを手でギュ~と圧縮して食べるのがくっすん流。
河田アナが、フレンチクルーラーの醍醐味はふわっとしてて、口の中でふんわりとした食感が楽しめる商品じゃないの?、とツッコむ。嫁とまったく同じツッコミらしく、誰にも理解してもらえない。
午前10:30、スタートから5キロ、住宅街にある、教学寺に到着。1532年に創建されたお寺で、とある有名な飲み物を発明した人物の生誕地である。
河田アナがくっすんに何の飲み物かクイズを出す。コーヒー・紅茶・緑茶・麦茶・ほうじ茶・ドクダミ茶・ジャスミンティー次々に答えを繰り出すくっすん、ことごとく「違います。」と否定される(最後の方は被せて)。
実は2人の立っている後ろの石碑に答えが書いてあり、カルピスの文字を発見するくっすん。そして、この一連のやりとりは数年前(2011年放送・西国三十三所 札所めぐり編)もあって、すっかり忘れていた。
教学寺の住職の息子で日本語教師だった、三島海運がカルピスを発明した。日本語教師として中国へ渡った際、モンゴルに立ち寄って酸乳という乳酸菌飲料に出会った。酸乳を日本でも広めようと研究し、1919年にカルピスとして発売に漕ぎつけた。
現ご住職の塚田さんに、カルピスについてお話しをうかがう。2019年はちょうどカルピス発売100周年の記念イヤー。今は『カラダにピース』というキャッチコピーが付いているが、昔は『初戀(はつこい)の味』と付いていた。
海運の後輩教師・驪城卓爾が、甘酸っぱいカルピスの味のキャッチコピーに初恋の味はどうかと提案して、採用された。
「ちなみに住職様の初恋はいつですか?」と攻めるくっすん。遠くで妻が見ているんで言いにくいというので、くっすんが耳をふさいどいてくださいとお願いする。
小学2年生のとき、横に座っていた女の子を好きになり、手の甲が触れ合うだけでポッとなるような感じだった。その子が引っ越ししていったときに泣いたという甘酸っぱい初恋だったとのこと。
教学寺を後にして歩いていると、秀逸なカルピスのキャッチコピーの話しから、くっすんにも自分で自分のウィキペディアに書いたキャッチコピーがあるという。その名も”涙のカリスマ”・・・。
スタートから6キロ、午前11:30、イオン箕面店の近くで、地元の方にオススメのランチのお店を聞く。
午前11:50、紹介された韓国料理のチゲ・スントゥブ専門店・『OKKII(オッキー)』にて昼食。河田アナは『牛とろとろスントゥブ』を、くっすんは『ミックススントゥブ』を食べる。まだグツグツ煮えていて、ぴりっとした辛さは、寒い冬にぴったり。
牛とろとろスントゥブは、牛肉が口の中で溶けてなくなる感じ。ミックススントゥブは、魚介たっぷりで一口食べれば『口の中が竜宮城』になる。韓国のり・きゅうりのキムチ・もやしのナムルは、おかわり自由。
午後1:15、空が晴れてきて、暖かくなる。
スタートから9キロ、トイレ休憩にローソンに立ち寄ると、そばにある喫茶店・『ICHIRIN COFFEE[一凛珈琲]』の従業員さん2人に声をかけてもらい、お店に誘われる。せっかくだからと、お言葉に甘えるが、「おごってや。」とフランクなくっすん。
河田アナとくっすんは、誘ってくれたお店の女性2人と向かい合ってテーブルを囲み、アフタヌーンティーをごちそうになる。実は、先に昔偉一行を見かけた、お店の社長さんから、喫茶店に入ってもらってと頼まれていた次第である。それを聞いて、「ナンパ大成功ですやん。」と茶化すくっすん。
世間話で盛り上がり、お茶をすること15分、2019年は彼氏を作りたいという年頃の佳穂さんに、河田アナが積極的に行動するように恋愛のアドバイスをする。
くっすんが彼氏にちょうどいい人がいたと、照明機材を構えていた、スタッフの安田さんを紹介する。デートするならどこに連れていくのとくっすんが聞くと、「USAとかよう行ってる・・・。」と答える。河田アナが「アメリカやん。」とツッコみ、佳穂さんに大ウケで、皆で笑い場が和んだ。
コーナーのテイストが変わり、よく分からない空気感に、河田アナは「なんなんよこれ・・・、っていうか。これ放送する気?」と失笑する。
午後2:20、お茶会を終え、ゴールまで残り1キロ。
スタートから約6時間30分、
スタートから10キロ、午後2:40、目標地点の修行場・命教寺に到着。2008年に護摩行の専門道場として創建された、真言宗のお寺。
護摩堂の前で、ご住職の植田さんに護摩行について話しをうかがう。自分自身と向き合って、生き方のヒントを見つける。2人が2019年をさらに前進するため、特に方向性がまったくないというくっすんにぴったりの修行。
今のくっすんは、本人曰く目隠しされて歩いているような心地で、他の皆さんに手を引っ張ってもらって生きている人生。
ご住職に「まったく自信を見つめておられない。一か八かみたいな人生を送っておられますけど・・・、そうじゃなくて自身の中に全部答えがあるですね・・・。」と諭される。
いざ、護摩行の修行を開始。2人は作務衣に着替え、まずは護摩木に祈願内容を書く。1枚につき、1つの祈願を書く。河田アナは身体健全・開運招福・家庭円満を、くっすんは商売繁盛・技芸上達・立身出世・自立成就・身体健全・家内安全・夫婦円満を願う。
次に護摩堂に移動し、不動明王真言を唱える。不動明王のことを思いながら唱えることで、自身の心と不動明王を一体にする。
今回は特別にはじめから内陣で護摩行を行う。くっすんは、覚えることがいっぱいあり過ぎて、不安もいっぱいあるけど、とにかく一生懸命やる意気込み。
護摩行は、およそ1時間をかけて行う。
①般若心経・十三仏真言などを唱える(20分)。
護摩行は、弘法大師が中国から日本に伝えた密教の修行のひとつ。
護摩壇に火を入れる。
②印を結び、不動明王真言を唱える(40分)。
護摩の火は、不動明王を現している。火と向き合い不動明王と一体になることで、自身の悩みや不安を祓い、進むべき道を見つけることができる。
火のすぐ真近いで護摩行が体験できるお寺は珍しく、火は高さ3メートルまで昇り、かなりの熱さになる。
途中、願いを書いた護摩木を自身で火に入れ、不動明王の力を授かる。
最後に、弘法大師の御宝号を唱え、1時間の護摩行を終える。
命教寺の護摩行体験は、毎月21日に行われている。
護摩行を終えての感想。くっすんは、家族のために自分が生きていったら、人生は開けるだろうなって、なんとなく思えた。子どもや妻の幸せのために生きようとするだけで、道が開けるかなと気付いた。
河田アナは、想像していたよりも炎の勢いがすごくて、かなり苦しかった。熱がすごいので、息をするだけでノドが焼けそうだった。でも、悪いところを燃やし尽くしてくれるじゃないかと、途中から思えるようになって、あとは何も考えず一心腐乱だった。
おしまいに34か所目の御朱印、命教寺の御朱印をいただき、34日目の旅を無事終えた。
■簡易チャート
スタート:大阪府箕面市・箕面滝 → 瀧安寺 (2km) → 『桃太郎』 → 阪急『箕面駅』前 → ミスタードーナツ1号店 (3.2km) → 教学寺 (5km) → 昼食:『OKKII(オッキー)』→ 『ICHIRIN COFFEE[一凛珈琲]』(9km) → 目標地点:命教寺 (10km)