私のロッテンマイヤーさん | とりあえず日記を書いてみよう!

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2014年3月から始めたブログ。最初の1年半は、お肌の日記、ダイエット、昭和のアイドルについて。
2016年6月からは、A.B.C.-Zと少年隊を中心に、習い事のピラティスやアロマセラピー、仕事や医療について等、雑多に渡り書いています。


今日は、ジャニーズのことは書いていないです。







同僚の娘さんがピアノを習っていて「うちの子は好きじゃない曲は全然練習しない」という話から、ピアノの先生の話になり、

その後、私のピアノの先生のことをいろいろ思い出しました。



私のピアノの先生は「アルプスの少女ハイジ」に出て来るこの人そっくり

ロッテンマイヤーさん!

(画像お借りしました)

本当に似てます。そのまんまです。

正確に言うと、あと30歳くらい歳をとって、おばあちゃんにしたのが、私の先生でした。


私が先生の教室に通い始めたのは、小学校1年生の時で、(それまでは大手音楽教室に通っていました)

この先生、本当に厳しくて、怖い。

レッスンが終わった後、泣きながら帰る子が何人もいました。

リアルロッテンマイヤーさんは、レッスンは厳しいし、妥協をしない。練習をサボったら大変なことになる。爪が伸びていたら手を叩かれる。レッスンでまだ習っていない曲 (次の曲) を勝手に弾いたら怒られる。スパルタです。

私も小学生の時、やめたいって本気で思った。でも「やめたい」が言えなくて結局続けた。

この先生のレッスンは、私と同じ学年の子では男子女子合わせて、6人くらいが来ていたんだけど、ピアノって、学年が上がるにつれて、みんな「部活が忙しい」「受験だから」という理由でどんどんやめていくんですよね。

で、高校生になった時、自分の学年で残ったのは私一人だけでした。

高校に入ってしばらくして、次の曲を決める時に、ピアノ人生で初めて自己主張しました (笑)

「ショパン弾きたい!英雄ポロネーズ弾きたい。」と言ったら、

「○○ちゃんにその曲は難しいわね。」

「じゃあ、ノクターンと子犬のワルツ」

「子犬のワルツならいいわよ。今度のレッスンの時に楽譜を持ってきなさい。」

ということで、めでたくショパンデビューを果たしました。



そして、高校2年生の時に「おさらい会」という名の発表会があって、私は、ノクターンと子犬のワルツを弾くことになり、

その おさらい会 が先生にとっても、私にとっても、最後の発表会となりました。

自分が初めて出た発表会の時は、ピアノ・エレクトーンの生徒を合わせて60人近くいたのが、この時は、20人ちょっとしかいなくて、

とても、こじんまりしていたけど、いい「おさらい会」だったと思いました。


看護学校に入った時に先生は「学校が忙しいと思うから、来れる時にレッスンに来てね。先生は待ってるわ。」と言ってくれて、

高校生の時より練習時間はさらに減って、レッスンも月2回くらいしか行けなくなったけど、それでも続けていました。

そして、私が看護学校1年生の冬、テスト期間中でレッスンをお休みしている時に、先生はお亡くなりになりました。




小学校の時、本当に怖いと思っていたし、先生のことが嫌いだった時期もありました。

中学生の時に学校の合唱コンクールで自分のクラスのピアノ伴奏をした時、先生は私にスパルタでレッスンしてくれて、

大正生まれの怖い先生は、

私にとって、リアルロッテンマイヤーさん

厳しさの中にも、ピアノの素晴らしさをたくさん教えてくれました。

この先生に出会えて本当によかったと心から思います。





ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。








海うさぎ