出生前後の抗生物質投与は子の成長に悪影響? 脳と腸内細菌の知られざる関係が明らかに!子孫にも影響
皆さん こんちゃ~
以前から 腸内細菌の重要性 について 何回か記事にさせて頂いています。 こんな感じ
【捕食性細菌は耐性菌スーパーバグをやっつけてくれるという研究結果が~人と共に生きる細菌を意識しよう 】
【人の腸内細菌が「幸せホルモン」の分泌を左右する!~腸内細菌を大切にし自分の身体に日々感謝しよう~ 】
近年は 『腸内フローラ』 というワードで流行っていたりしますので、メディアなど通じて一度は耳にされたことがある派のではないかと思います。 きっと関心が高い方も多いことだと思います。
これまでは なかなか意識することはありませんでした。
しかし、 腸内細菌の状態か私たちの精神に大きな影響を与え、幸せの意識にも関係する・・・ ということがわかってきていますから、 私達の人生そのものに直接まりまたは間接的に影響をを与える、まさしくなくてはならない大切なパートナーとして、向き合う必要がありそうです。
つまり 日々腸内の状態をチェックして 過ご素必要があるということですね。
さて、 また一つ この 『腸内細菌』 について 重要なことが明らかになりました。
自分自身の精神に対してだけではなく、なんと 子孫にも影響を及ぼしている・・・ ということです。
特に 妊婦さんが知っておかなければならないこと が 発見されたようです。
以下 そのことに言及した記事ですが、 良かったら 一緒に 見て みましょう。では どうぞ~
●出生前後の抗生物質投与は、子の成長に悪影響? 脳と腸内細菌の知られざる関係が明らかに
[xource:WIRED ]
『子が産まれる前後に抗生物質を投与して体内から微生物を追い出してしまうと、脳内のシグナルに混乱をきたし、長期的な行動変化が生じるおそれがある──。そんな可能性を示す複数の研究が発表された。
4月4日付で『Nature Communications』に掲載された論文 によると、低用量のペニシリンを出生前後のマウスに投与したところ、血液脳関門と脳内の化学組成に変化が生じたと報告している。さらに、投与されたマウスは成長すると通常よりも攻撃的になり、社会行動に障害がみられた とのことだ。
腸内細菌がわたしたちの脳に変化を起こしうる [日本語版記事]ことは、マウスのみならず、ヒトを対象とした先行研究でも示されている。2017年1月、ニュージーランドの研究チームが発表した論文 は、子ども871人を対象とした調査報告として、生後1年以内の抗生物質服用と、その後7歳と11歳の時点での問題行動・抑うつ症状のあいだに相関関係がみられたと報告している。
今回のマウスの研究では、出生前後に抗生物質を投与されたマウスの42パーセントが高い攻撃性を示した一方で、未投与群で高い攻撃性を示したのは9パーセントにすぎなかった。さらに、別に用意したマウス実験群に抗生物質と同時にプロバイオティック(善玉菌)を投与したところ、抗生物質の影響の一部が相殺されたとのことだ。
研究者がマウスの脳を観察したところ、抗生物質投与群のマウスでは血液脳関門が薄くなり、攻撃行動に関連する遺伝子の発現量が増えていた。また、脳内のサイトカイン 発現量にも増加がみられた。
脳と腸内細菌の関係についてのエヴィデンスは増えてきているものの、その因果関係についてはわかっていない。研究者たちは、抗生物質などによって微生物の機能が阻害されると、化学シグナルが免疫システム、代謝、それに脳そのものを混乱に陥れ 、その結果として脳と行動 に変化が生じるのではないかと仮説を立てている。
腸内細菌は、GABA、セロトニン、ドーパミン、ノルエピネフリン(ノルアドレナリン )など、脳の機能制御に使われる神経伝達物質生成のほとんどに関係していることがわかっている。さらに腸内細菌は、ブチレート、プロピオネート、アセテートなどの短鎖脂肪酸も生成するが、これらはエネルギー均衡や代謝に関わる分子だ。さらに、免疫系で利用される化学シグナルのサイトカインにも影響を与えることがある。
マウスの母親に投与した抗生物質が母体の微生物コミュニティをかく乱し、それが胎児に継承された可能性もある。このため今後の研究では、母体のマイクロバイオームの効果と出生後の抗生物質投与の効果を、切り分けることが重要になる。また、この研究ではマウスの胎児への抗生物質投与は比較的長期間だったため、今後はより一般的な短期的投与の影響に注目すべきだろう。 』
いかがでしょうか。
出産前後の投与は、新生児の攻撃性を高めてしまう可能性が高い・・・
先日 抗生物質が大腸ガンを引き起こす可能性についての記事
を共有させていただきましたが、 それだけではなく・・・・
抗生物質と腸内細菌の関係について、まだその因果関係が十分に解明されてはいないものの・・・
出産前後の抗生物質の投与が、子供達の性格形成に物質的に何らかの強い影響を及ぼしている可能性がある・・・ ということですね。
抗生物質は確かに人類の福利厚生に大きく寄与してきましたが、それは 両刃の剣 であり、使い方を誤れば、人類自身をも滅ぼしてしまう可能性を秘めている・・・・ことになるでしょうか。
確かに 抗生物質を投与しなければ 命が 救われない場合もあります。
でも 日常から 体内の微生物を追い出そうとして 日常的に使うのは慎重にしなければならないということですね。
というのも、たとえ健康体であっても 自分の体重の1~2㎏は微生物が占めています から。 その数は 100兆個~200兆個 人間の細胞の数よりも多い わけですからねっ。
抗生物質を投与するこということは 腸内細菌を一掃(抹殺)して腸内環境のバランスを崩し、その結果免疫力を弱める・・・・
それだけではなく・・・・・・
出産に関わる場合は子孫の脳にまで悪影響を及ぼす可能性がある・・・
腸内に核兵器を落とすこと と同じこと なのかもしれません。
被害は予想以上に 大きそうです。
冗談吹きで このことを肝に命じておきたいですね。
皆様、今日もご覧戴きありがとうございました。
今日も 腸内の善玉菌を増やして 腸内環境がベストな状態を保つことができる一日でありますように。 愛を込めて