「Wing。。。」 | 我ここに在りてここに無し
鳥が空を飛ぶとき
空気の抵抗に対し
翼面が一定重量を
支えるに足る力を
持つことが必要
空間にあって君は
それ自体として輪郭を
持たず
コスモスとしてでは
なく
現実と虚構の狭間に
見える
水平線に成立する
日常的現実は
怪物的な弛緩と
緊張によって
支えられている
虚構化を果たす
刹那な構造を
内包する
不意に襲いかかる
現実の中で
人は挑発され
時に道を
怪物に身を
譲る
それは
一度しか
現れぬ歴史の
秘事として
語られ
人の翼は
心に重さに
絶える構造を
備え始める
しかし
まだ
幼過ぎる

