ひとり
旅
眺める
景色の中に
感動を
共に出来る
人こそ
自身が
愛する人
合体と共有という
エロスの本質
一体感への
渇望は
その本質を
結晶にし
言葉を
生み出す
この月を
共に見たい
この海を
共に見たい
この空を
共に見たい
この空気を
共に吸って
欲しい
自己の消滅
そして
他者との融合
自己喪失を
常に伴い
自己を
破壊する
ものとして
愛する人は
現れる
やがて
一体化した
個人主義の
自覚過程と
自己発見を
人は
体感する
人は
空虚であるが故
愛を掴もうと
心を絞り
言葉を
吐く
その言葉は
なぞること
叶わぬと
肌に刻まれ
火照りを
残す
ひとり
旅
自己露呈
自己確認
自己破壊
そして
自己を
呑み込む
舞台
建前
本音
常識
その全ては
無意味となる
残る
愛の結晶のみ
一体となり
感動を
呼ぶ
空虚な自己
そこに
歴史を見ても
僕にとって
君への
愛しか
残らないことを
確かめる
ひとり
旅









