人の夢に
追いつこうと
科学は
歩み続けてきた
夢に科学が
近寄れば
人の夢は
さらに
広がりを
見せ
果てしない
欲望を
誘う
果たして
それが
人間の
幸せに
結びついた
だろうか
人の夢を
探求し続け
その先に
人は
何を
見ようと
しているのだろ
欲望のまま
走り続け
何を掴もうと
しているのだろう
全てを
破壊し
代替えの
幸せを掴み
生きていく
力と
全てを
あるがまま
受け入れ
つつましく
生きる
力と
人は
心をどこに
置く
その
バランスを
とることは
永遠に
叶わぬことなのか
人類は
科学万能の
社会を讃え
人は
無駄を
悪に
祀り上げる
無駄なものなど
何一つ
無いのに
なぜ
無駄を
省き
消し去る
人は
全て
無駄から
活かされ
生き延びて
来たことを
忘れたのか
求め続ける
人間は
無駄から得た
知恵を
消し去る
無駄な物を
捨てろというなら
きっと
人間も
捨てられる
だろう
なぜ
意味を持たぬことの
素晴らしさを
理解できない
なぜ
人間が生きている
理由を
後付けする
無駄を省く
人間にとって
思考すら
無駄なものだと
消し去るだろう
そこに
人間の夢が
あるだろうか
科学は
その夢を
追い続けるのか
人を愛することすら
無駄だというなら
この世界に
数式は
いらない
未来にしか
残されていない
時間の残量は
愛でしか
満たされないから
時として
瞬間は
永遠を
見せる
その
愛を
君は
無駄と言えるか
僕は
無駄にしか
愛を
見ない
真理は
ここに
ある




