自由奔放な
子供の頃の
自分を
持ちながら
完璧な
大人で
在り続けようとした
どちらの自分を
無視し続けたかのかは
知っている
嘘と
自惚れ
誰しも
そんな
見分けのつかない
崖っぷちに
追いやられ
自分の
バランスを
失う
崖の縁で
身動きも
取れず
振り返る
勇気も
無いまま
立ちすくむ
しかし
その背中に
触れる
手の温もりに
人は
我を取り戻し
本性を
知る
感性も
知性も
経験という
現実世界から
永遠に
離れることは
無い
人は
その中で
バランスを
取り続ける
その不安定さに
気付くか
気付かないか
それは
自分の意志に
従うか
他人の
願望に
従うかで
左右される
どちらにせよ
板挟みになる
心は
あえぐしかない
ただ
愛を
口ずさむだけの
人生で
終わることは無い
どれほど
平凡で
過酷な人生しか
用意されていないとしても
人間になるために
もう
自分を
捨てたりは
しないだろう
しびれを切らすほど
人生は
長くはない
から


