近づいては
遠ざかる
切なさに
季節は
果てしなくも
深い
心の色を
魅せる
青い道は
足音さえ
四季彩に
溶け込ませ
寄り添う
愛を
感覚の世界へと
誘っていく
いま
城へと続く
道は
絶え間なく
愛に染まり
ありふれた
奇跡を
愛に
与えていく
愛こそ
人の
全てだと
それが
人の
全てだと
城は
心の色を
白く染めながら
道を
閉ざしはじめる
せつなくも
愛という
時を
今
与える君に
永久の
愛を
捧げん
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one-scene
「Crimson-2」
二人は吊り橋を後にし、互いの温もりを噛みしめるように寄り添いゆっくりと歩き始めた。
寄り添う身体が離れていく時を知っているかのように、道は白く色を変え始めていた。
二人が踏みしめる青い道は、この世界で叶えられる全ての色で埋め尽くされていた。
女は潤んだ瞳を伏せもせず、この世界の全てを心に留めようとするかのように目を見開き、男から離れ前を歩きはじめた。
僅かに頬を濡らす露を男は知っていた。
だが、男は何も語らず女の背に寄り添い歩いた。
川岸へ降りた女はゆっくりとしゃがみ、冷たい川の水に指先を浸した。
表情を変えることなく、濡れる指先を見つめた。
なぜ二人が、ここにいるのか。
それを問うことは無意味だとでも言うように、二人から言葉は消えていた。
愛し合う心と背中合わせの切なさが、二人の心に溢れ出した。
その時。。。
「ずっと。。。君の。。。そばに。。。いる」
男は、女の背に言葉を静かに向けた。
女は、濡れた指先を拭うこともせず立ち上がり、男の胸に振り向きながら泣き崩れた。
「もう。。。振り返らないって。。。言ったのに。。。ね」
女は声を詰まらせながら、小さく男の胸の中で呟いた。
男は、無言のまま女の身体を引き寄せ、深い木々の香りを魅せる女の髪に頬を寄せながら強く抱きしめ続けた。
「君が振り返る過去は。。。ここには無いんだ。。。」
女の濡れた指先は、男の背に深く溶け込み永遠を見せ始めていった。
辿りついたこの場所に、永遠に留まる愛を強く心に落とす二人。
季節は、果てしなくも深い心の色を携え。。。
ゆっくりと時と共に流れ始めていた。
振り返る過去に戻れぬ心を。。。
確かめるかように。

