人は
失うものを
選べない
城は
身に纏う
全ての色を
脱ぎ落し
過ぎた日々を
振り返りもせず
時を
数える
しかし
人は
自ら
身に纏う
心の色を
選び
削ぎ落とすことは
できない
ただ
時を数え
心を
愛で
染め
色を
重ねていくしか
できない
巡り逢う
時の中で
橋の袂は
足を
止めさせ
過去を
振り返らせる
やがて
今を重ね
愛という
色を
染め重ねていく
色は
重ねる程に
言葉を
消していく
人は
温もりだけを
身に纏わせ
失ってはならないものを
確かめる
君のように
時を選ばず
咲き誇ることが
できるなら
愛に
切なさは
生まれないだろう
削ぎ落とす
心の色は
選べずとも
ただ一つ
染め続ける
愛を
失ってはならない
選べずとも
苦悩は
溢れ出
削ぎ落としても
色は
消せない
ならば
この心
君の
愛だけで
染め続ける
明日を
振り返る時まで
凛として
愛は力強く
今
心から
溢れ出



