鳥よ
なぜ
この寒空に
声をからしながら
鳴くのか
部屋の
窓際へ進み
窓を開け
月影に鳴く
鳥に語りかける
心温かく
眺めた景色も
色あせ
白いシーツを
めくるように
月明かりだけが
ベッドを照らす
甘い残り香と
置き去りにされた
心だけが
この
部屋を漂う
好きと言えば
互いに
心を痛め
瞳から
零れる互いの雫を
温め合うしかない
互いに触れるほど
心が軋むのはなぜ
交わすほどに
心が潤うのはなぜ
その矛盾した
隙間だけを
漂う心
靴音は
聞こえない
ただ
鳥が
鳴き続け
風が
通り過ぎるだけ
鳥よ
この
身体ごと
僕を
愛する
君のもとへ。。。