仕事探しの準備、写真はどこで撮りますか?

ハローワークに通い始め、応募したいと思える求人がいくつか見つかりました。

いざ応募しようとなると、まず取り掛かるのが履歴書の準備です。

職歴を書いて、志望動機を考えて、そして忘れてはいけないのが、顔写真です。

「写真なんて、どこで撮っても同じじゃないの?」

そう思っていた時期が、私にもありました。でも今は、

写真館で撮った写真が、ダントツで一番いいと思っています。

今日は、60代の再就職活動における履歴書の写真について、私自身の経験を交えながら書いてみます。

どこで撮れるのか、まず整理してみましょう

履歴書の写真を撮る方法は、大きく分けて3つあります。

① スマートフォンで撮影して、コンビニでプリントアウトする

手軽さでいえば、一番です。費用も安く抑えられます。

② 駅やスーパーにある、スピード証明写真機で撮影する

その場でサクッと撮れて、数分後には写真が出てきます。以前は私もよくお世話になっていました。

③ 写真館(フォトスタジオ)で撮影してもらう

費用は一番かかります。でも仕上がりは、比べ物になりません。

私が全力でおすすめしたいのは、③の写真館です。

証明写真機で撮った日の苦い記憶

少し前のことをお話しすると・・・。

ある日、履歴書の写真が必要になり、近所のスーパーにある証明写真機で撮影しました。

服装はきちんとスーツ。髪も整えたつもりでした。ボタンを押して、いくつかの指示に従いながら撮影します。
「しばらくお待ちください」という表示が出て、しばらくしてから出てきた写真を見た瞬間。

「これ、本当に私……?」

なんというか、疲れた顔のおばあさんが、そこにいたのです。

照明のせいでしょうか。角度のせいでしょうか。目の下のクマが強調されていて、頬のたるみも妙に目立っていました。正直、「この写真を履歴書に貼って提出したくない」と思いました。

それでも、時間も撮り直す気力もなく、そのまま使ってしまったのです。

今振り返ると、あの写真が第一印象に影響していなかったとは言い切れません。

写真館で撮って驚いたこと

その後、思い切って写真館に予約を入れてみました。

最初は少し気が引けていました。
「写真館なんて、七五三や成人式のときに行く場所」というイメージがあったからです。
60代の自分が予約の電話を入れることに、なんとなく照れくさいような気持ちがあって。

でも実際に行ってみると、そんな心配は完全に杞憂でした。

カメラマンの方が、とても丁寧に声をかけてくださいました。

「少し顎を引いてみてください」

「右の肩をほんの少し前に出すと、スッキリ見えますよ」

「口角を少しだけ上げてみましょうか。そうです、そのくらいがちょうどいいです」

細かく、でも優しく指示してくださいながら、何枚も撮ってくださいました。証明写真機のように、一発勝負ではないのです。何枚か撮った中から、一番良いものを選ばせてもらえます。

仕上がった写真を受け取って、しみじみ思いました。

「ああ、こんな顔をしていたんだ」と。

カメラマンさんがうまく誘導してくださったおかげで、疲れ果てたおばあさんではなく、「働く意欲のある大人の女性」が、そこに写っていたのです。

見る人にはどこで撮ったかわかるものです

「でも費用がかかるし、スマホや証明写真機でも大きな差はないのでは?」

そう思われる方もいるかもしれません。

でも私は、採用担当者の立場になって考えてみてほしいと思うのです。

毎日、何枚もの履歴書を手にしている方なら、写真を見ただけで「これはどこで撮ったか」が、おそらくわかります。私たち一般人でも、なんとなく雰囲気の違いはわかりますよね。毎日何十枚と見ている方なら、なおさらです。

特に60代での再就職活動では、年齢がひとつのハードルになることがあります。
だからこそ、自分でコントロールできるものは、できる限り丁寧に準備したい。

写真は、履歴書を開いた瞬間に、採用担当者の目に飛び込んでくる「最初の印象」です。その一枚が、「この人に会ってみたい」と思ってもらえるかどうかに、少なからず影響しているはずです。

数千円の撮影代が、もしかしたら面接のチャンスにつながるかもしれない。そう考えると、写真館での撮影は、決して「もったいない出費」ではないと私は思っています。

服装は必ずスーツで

これは写真館に限らず、どこで撮影する場合でも共通して言えることです。

パートであっても、アルバイトであっても、60代であっても。

写真撮影のときは、必ずスーツを着ていきましょう。

「普段着のきれいめコーデでいいかな」と思う方もいるかもしれません。でも採用担当者の方は、きちんとした服装で応募してきた方に対して、「この仕事に対して、まじめに向き合っている人だ」という印象を持ちます。

写真は、言葉を使わずに「私はこの仕事に真剣です」と伝えることができる手段でもあるのです。

せっかく写真館に行くのですから、面接に着ていくスーツと同じものを着て、撮影に臨んでください。

写真のサイズについて

一般的な履歴書の写真サイズは、縦4センチ×横3センチです。カラーが基本です。

背景色は、写真館によって「白」や「水色」などから選べることが多いです。どちらでも構いませんが、私は「白」を選びました。すっきりとした印象になり、60代の落ち着いた雰囲気が出やすいように感じたからです。

表情と髪のこと

写真館での撮影で大切なことのひとつが表情です。

「証明写真なんだから、真顔で当然」と思っていませんか?

実は、履歴書の写真は完全な無表情よりも、口角をほんの少しだけ上げた、柔らかい表情の方が好印象です。怖い顔や、疲れた顔の写真より、穏やかで明るい表情の方が「一緒に働いてみたい」と感じてもらいやすいのです。

写真館のカメラマンさんは、そういった表情の作り方も丁寧に教えてくださいます。
「もう少し口角を上げてみてください」「肩の力を抜いて」と、細かく声をかけてもらいながら撮影できるのも、写真館ならではの大きなメリットです。

それから、髪のことも少しだけ触れておきます。

60代になると、どうしても髪のパサつきや広がりが気になる方も多いのではないでしょうか。撮影の前夜には、ヘアオイルなどで髪にツヤを出しておくことをおすすめします。カメラに映る髪のツヤは、思っている以上に印象を左右します。

清潔感のある、まとまった髪で撮影に臨んでください。

費用はどのくらいかかるの?

写真館によって異なりますが、証明写真の撮影は、私の場合、データ保管(1年間)付2枚で、2,000円〜3,000円前後が目安です。データ保管なしでは1枚500~600円くらいでしょうか。

「高い」と感じる方もいるかもしれません。でも写真館では、撮影データを一定期間保管してくれているところも多く、「もう数枚必要になった」というときに、データから焼き増しをお願いできる場合もあります。

一度撮影しておけば、しばらくの間は使い回せると考えれば、それほど大きな負担ではないかもしれません。

まとめ

60代の再就職活動において、履歴書の写真は「できれば良いもの」ではなく、「ぜひ良いものを用意したい」一枚です。

スマートフォンやコンビニで手軽に済ませることもできます。証明写真機でさっと撮ることもできます。

でも私が経験から強くおすすめしたいのは、写真館での撮影です。

プロのカメラマンに、表情や姿勢を丁寧に整えてもらいながら撮った写真は、自分でも「これなら出せる」と思える仕上がりになります。履歴書を封筒に入れて郵送するとき、あるいは面接会場で手渡すとき、写真への自信が、少しだけ気持ちの支えになってくれるものです。

60代からの仕事探しは、ただでさえ不安なことが多いものです。だからこそ、自分でコントロールできることは、丁寧に、できる限り良いものを準備したい。

そんな小さな積み重ねが、きっと自信につながっていきます。

写真館は予約が必要なところばかりではありません。むしろ予約するところは少ないのではないでしょうか。たまたま私の行った写真館は口コミで人気のところだったから予約して行ったのですが。

一緒に、頑張りましょう。