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「 晴 釣 雨 讀 」

晴れた日は大いに釣りを樂しみ…
 雨の日は靜かに讀書や道具の手入れに耽る…
   無理をせず、焦らず、穏やかな心で渓魚との駆け引きを満喫する…

 …ある方から頂いた言葉です

  渓流ルアー釣りや関連することに触れていきたいと思います

 当ブログは都合により、昨期の渓流釣りシーズン中に記事掲載ができず、秋田県の解禁日である3/21(土)までに、幾つかの釣行記の記事更新を目指しております。

 時期外れの対応となりますが、御了承願いたく存じます。

 

 この記事は、昨年の平成31年4月28日(日)に五城目町で開催された「第25回 みちのく渓流釣り大会 in 馬場目川 2019」に参加した際の内容となります。

 

 先回の下見釣行から一週間が経ち、今年もこの日を迎えました。

 会場の五城目町杉沢集落にある「友愛館」の駐車場には、受付開始時刻の5時前から、続々と参加者が集まり、今回も例年どおりの盛況となりました。

 

 6時からの開会式となり、各林道の通行可能範囲や、諸々の注意点の説明がありました。

 道路状況は概ね昨年と同様とのことでした。

 

 開会式前の受付時に、恒例の発車順を決めるくじ引きをしており、私の発車順番は14番でした。

 競技としての公正と、杉沢集落への混雑回避を期すため、主催者の管理の下、友愛館駐車場より出発して、恋地集落へ抜ける道路を通る様にして出発しました。

 

 実は、先週の下見釣行後の大会直前にも、各林道の様子を調べておりました。

 そして、今回もパートナーズの忠さん(佐藤 忠雄さん)および、忠さんが主宰する『山女魚乃忠学校』で共に学ぶ忠学生の方々も参加されておりました。

 忠さんは先回同様に参加なさらず、そして、今回は私に同行して下さることになりました。

 この大会は競技の場であり、忠さんには、釣り場の選択からキャストまで、己の釣技の全てを見て頂くことになります。

 前週の釣行と、大会直前までの天候、そして己の実力を踏まえて、己で狙いを定めた沢の林道へ向かいました。

 

 前の車に離れずについて行きましたが、やはりほとんどの車が、例年どおりに上流域へ向かっていきます。

 "想定どおり"と車を進めると間もなく、狙いのポイントの林道に入りました。

 この林道の路面状況は劣悪で、些細な判断ミスでパンクや転倒が発生する可能性が高く、車種が限定される状況でした。

 そんな状況ですので車速は上げられず、慎重に進んでいくと、参加者らしき車が走行しているのが見えました。

 時刻的に、この車がこの林道の一番乗りと思われました。

 あとはこの車次第ですので、どこに停まるのかが気になりましたが、狙いのポイントよりも手前で停まったので、安堵しました。

 そして、後ろに発車順の遅い忠学生の方が付いてきているのが見えました。

 事前に"状況次第で区間を分け合おう"と話をしていた方でして、その後はゆっくりと進みました。

 

 誠に難儀な道路状況を慎重に進み、狙いのポイントに到着できました。

 後ろを付いてきた忠学生の方は初参加でしたので、車の駐車位置と入退渓点を伝えるために、一旦停車しました。

 すると間もなく、参加者らしき車が追いついてきておりました。

 それを見た瞬間に"ハイ!ここで終了!"というのが頭を過ぎったのですが、その方々は、わざわざ停車して、私たちに声を掛けてくれました。

 見ると50~60台の先輩が二人、「あんたがた、この先へ入らんだべ。ルアーだが?うちらエサだがら邪魔さねぇや。」との御厚意です。

 私たちを無視して、そのまま通り過ぎても、今の世相では仕方のないことでしたが、律儀にも釣り人のマナーを弁えた親切な方々で、誠に有り難いことでした。

 私から御二人へ下見した情報を伝えて、相談の結果、この周辺の上下流を3つに区切って、それぞれへ別れて入退渓することになりました。

 先輩方は「ゆっくり行ぐがら」と仰り、お互いに笑顔でその場を別れました。

 

 予定していた駐車ポイントに到着しました。

 道路の崩落により、入渓点より大分手前の位置でした。

 そこから川の状況を見ますと、先日までの雨により、直前の下見よりも川は増水しており、私の釣技と体力では、好釣果を挙げるのが難しい状況でした。

 

 目指すは入渓点は、ここから林道を歩いて20~30分程掛かります。

 足下に注意しながら進みました。

 

 駐車地点に近いところで、直前に確認済みの林道崩落地点です。

 規模が大きく、復旧には時間が掛かりそうです。

 

 更に進むと、車両進入禁止の張り紙付のバリケードが見えてきました。

 どうやら先ほどの崩落は今年のもので、昨年までにこの先の幾つか崩落していた様です。

 

 山側の斜面に崩落がなくても、路体が谷側へ崩れかかっているところも多く見られました。

 この状況も踏まえると、当分の間は車の進入が厳しいかもしれません。

 

 駐車してから20分後、ようやく入渓点が見えてきました。

 川を見ると、昨年までは左側だけに見えていた流れが、上流で二又に別れていたので驚きました。

 川は常に変化しております。

 私の戦略は、この増水を踏まえての「釣り下る」であり、事前に忠さんへ伝えておりました。

 朝一がこの場所ということで、私から忠さんへ「最初に魚止めの滝ではなく、その上流という手もありそうですね」と伺うと、「それはない。この上流も地形が大きく変わってしまい、・・・だから、このまま滝に入って、そこから釣り下ろう。」と仰いました。。

 この日、朝一に入渓しようとしていたのは、私が3年前の大会で入渓した「魚止めの滝」でした。

 

 大会規定により、入渓前にフックの返しをペンチで潰してバーブレスにします。

 

 4/28(日) 五城目町 馬場目川水系

 天候くもりのち晴れ、気温8℃、水温6℃、水位 僅かに高く濁りなし

 入渓点から流れの押しが強く、やはり渡河が困難でした。

 

 間もなく、戦略どおりにダウンでキャストしましたが、ルアー操作は難しく、反応は見えません。

 

 ニオの背は低く、この度は大会ということで釣りに集中しました。

 

 どのポイントも水量が多くて、やはり簡単に攻略ができませんでした。

 大場所前の小場所は、アップクロスかクロスでキャストしましたが、流れが強いこともあって、反応が見られませんでした。

 

 手前の大きなICへ流そうと、想定する波の目へキャストしましたが根掛かりさせてしまい、その後は無反応でした。

 

 こうして先回と同様に、入渓から無反応のまま、魚止めの滝に着座しました。

 

 先回と比較しますと、流木が下流に押されてルアーを流せるポイントが広がっておりました。

 1投目、いつもの波の目に入れて狙いのスジを、リフト&フォールで流すことができましたが、少し上層だった感じで反応がなく、2投目も同様に決まって、少し下層を狙って沈ませて、3~4回目のアクションに反応があり、ロッドを後方に反らして慎重に抜き上げると・・・!!

 

 明らかな尺上イワナでした!!

 釣り上げて暫くは放心状態となりましたが、忠さんが大いに喜んで下さり、次第に嬉しさが込み上げて参りました。

 

 忠さんに写真を撮ってもらったあとに、獣の様に暴れる大イワナに難儀しつつ、なんとか概ねで計りますと33㎝程ありました。

 

 忠さんに「魚はどうするの?」と聞かれたので、「いつもは専用ネットに魚を入れて、ネットごと川に漬けて、大きめの石で流されないようしております」と伝えますと、素早い動きで、その様にして頂きました。

 仮に普通に独りであったのなら、この尺上の釣果を、自分もフレームに入れて写真に納めることなどあり得ないことでして、このネットの措置も含めて、とても有り難いことでした。

 

 そして忠さんが「さぁ、まだ居るぞ」と仰り、私も同感でしたので、更にキャストを続けました。

 投入点とスジを変えて何度かキャストしましたが・・・、反応なしです。

 

 時間の余裕もありませんので、退渓することにしました。

 

 魚止め滝から離れるタイミングで、朝陽が射してきました。

 私の長い大会参加歴に於いて初の尺上にて、これを魚止めの滝で、しかも忠さんの前で釣り上げたということで、実に清々しい気持ちとなりました。

 

 入渓点を越して少し下流へ進みましたが、流れが緩いポイントが少なく、反応が全く見られません。

 

 ここは、河床が徐々に下っていく淵です。

 1投目を落ち込みの上へ投入して、最も深いレーンを通そうとしますが、左側の浅いところを通ってしまい、6~7寸のヤマメらしきチェイスがありましたがバイトに至らず、2投目以降は無反応でした。

 下手です。

 

 延べ500mくらいを釣り歩いたことですが、異様なほどに無反応でした。

 前日までに人が入っていたことが明らかかと思われ、私より忠さんへ「ここを諦めて下流へ向かいましょう」と伺い、退渓することにしました。

 

 退渓点です。

 良いポイントですが、忠さんがダウンでキャストしても全くの無反応でしたので、自分の予想に確信が持てました。

 

 退渓してから100m位進んだところで、例の先輩二人が左右に分かれて釣り上っておりました。

 検量時に御二人から釣果を伺うと、「2匹ぐらい釣れたが魚が全く動かなかった」とのことです。

 状況が私たちと合致しておりました。

 

 車に戻ったのが9時丁度です。

 検量が11:30までですが、釣行できる時間は余裕を入れて残り2時間です。

 

 9:15頃、林道を下っていると、忠さんが「ん~、この区間も気になるな。ちょっと川に降りて見てみるか」となりました。

 この地点は川に近く、いくつかポイントがあります。

 駐車できる場所を探して、車を移動しているところに、上流から別の先輩が二人で下りてきました。

 話を伺うと参加者とのことで「なんも釣れなくて、山菜ばし採ってだどこだ」とのことでした。

 この御二人と逢わなければ、時間が厳しくなっていたところでしたので、とても有り難いことでした。

 

 9:30、無事に林道から県道に到着できました。

 残り1時間半です。

 「それでは仕方ないので◎◎へ向かいますか」として車を走らせました。

 

 すると間もなく、見慣れた青い軽トラが目に入り、同じ忠学生のAgiさん斉藤さんと逢いました。

 話を伺うと「△△に向かったが、大会に参加していない釣り人数人と遭遇して、斉藤さんは狙いの区間に入れたが、Agiさんは釣りを諦めて、しかも区間変えの最中に車がパンクしてしまい、踏んだり蹴ったりだった。難儀してタイヤ交換を済ませて、仕方なく、この辺りに入ろうとしていた」とのことでした。

 

 釣果を伺うと、斉藤さんが入賞狙えるサイズを2尾を釣り上げており、あと1尾とのことでした。

 そこで忠さんが「ん~、だとすれば、可能性があるのは□□しかない」との判断により、御二人をそこへ案内しました。

 この時点で、魚止めの滝で尺上を挙げただけで満足できたことと、□□は他と比べて規模が小さいこと、そして群れての移動は時間が掛かることなど、総合的に判断して、私の今大会の釣りは終了としました。

 

 途中で杉沢集落を通りましたが、至るところに参加者の車が見られて驚きました。

 上流域は皆、同じ状況だったのかもしれません。

 

 □□の林道入口付近に着きますと、参加者らしき車が3台見られました。

 時刻は9:45です。

 このポイントは、林道から川までの勾配が極めて急なため、入退渓に時間が掛かります。

 よく考えて、時刻的に実績の高い川への選択肢は無く、これら参加者が車の周辺のみで釣りをしているのは明らかでしあり、上流に釣人さえ入っていなければ他よりも釣れる確率が高いと判断して、この上流へ入ることにしました。

 

 過去の経験から、比較的安全に登り降りできて、人に迷惑を掛けずに駐車できるところを探しながら車を進めますが・・・、なかなか険しい地形のため、一回では見つけられませんでした。

 もう一往復して、なんとかなりそうな斜面を見つけて、そこから入渓することができました。

 時刻は10時を過ぎておりました。

 

 細い流れの沢ですが、深みのあるポイントが連続しております。

 沢幅が狭くて木の根だらけにつき、Agiさんのダウンの1投目に7寸イワナがヒットしました。

 トラブル続きで大変だったのですが、難しいキャストで得られた釣果は御見事でした。

 

 次のポイントは斉藤さんがキャストしました。

 これも1投目で7寸イワナをヒットされました。

 この大会では、簡単な様でなかなか達成できないのが、きちんと検量サイズで3尾揃えることです。

 これで3尾揃ったので、私も安堵しました。

 

 反応のないポイントもありましたが、朝一の区間よりは全く反応がよく、忠さんが「朝一でここだったかな~」と仰いました。

 

 遠目に高巻きが容易に見える堰堤がありますが、全く反応なしでした。

 

 しかし、実際に斜面を登ってみると、人が歩きたくなる勾配のところが崩落しており、難儀しました。

 時間は刻々と過ぎていきます。

 

 やれやれと川へ降り立つと、徐々に開けて魚の反応が全く見られなくなりました。

 林道も近づいており、この日も山菜狩りの車が何台も通過しておりましたので、その影響の様です。

 

 10時40分、私は腰が痛くなり始めておりましたので、3人について行くのを止めて、林道で待つことにしました。

 間もなく、忠さんと斉藤さんが下ってきて「入渓点より下流へ向かってみる」とのことでした。

 

 駐車位置に戻った時刻が、丁度11時です。

 忠さんと斉藤さんが「なにもなかった」として戻ってきました。

 ここでAgiさんと斉藤さんと別れて、検量のために友愛館へ向かいました。

 

 無事に友愛館の駐車場に到着して、着替えを済ませてから検量場へ向かい、組合長さんに私の釣果を測って頂きました。

 「おぉ、大きいねがぁ」のあとに「これだばきちんと測らねばいげねえな」と、笑いながら魚体を何度も延ばして頂きました。

 ちなみに、状態の良い魚をリリースできるようにエア注入された生け簀に入れられており、そうならない魚は町内の福祉施設へ食材提供されております。

 結果は32.8㎝で、釣り上げた時と変わらなかったので安堵しました。

 この1尾のみですが、久しぶりに記録計上できたことが、私にはとても嬉しいことでした。 

 

 程なく斉藤さんが戻ってきました。

 充実した表情をされていたので、その後のことを伺うと「あのあと、Agiさんに頼んで◇◇へ行ったら、良いサイズのイワナがヒットしました」とのことで、3位圏内の可能性が出てきた様です。

 職員の方へ斉藤さんの成績を伺うと、イワナ28.6㎝・イワナ27.9㎝・ヤマメ26.5㎝・計83.0㎝と優勝目安の80㎝を3㎝も超えております。

 これならいけそうです。

 

 正午に入り、表彰式が近づいたので、参加者全員が食堂に集まってきました。

 常連の方が多く、情報交換しますと、上流域の全ての区間で私と同様だったらしく、無釣果の方も多かった様です。

 

 12時15分より、閉会式ならびに表彰式が始まりました。

 大会結果は下記のとおりです。

 おめでとうございました。


 第25回大会結果(H31.4.29)~表記長さはヤマメ・イワナのいずれか3尾の体長の合計

  優勝 84.3㎝ 小坂さん(ルアー)
  準優勝 83.0㎝ 斉藤さん(ルアー)
  3位 78.3㎝ 小屋敷さん(エサ)
  4位 77.5㎝ 奥山さん(エサ)
  5位 76.9㎝ 土田さん(エサ)
  6位 76.7㎝ 吉田さん(エサ)
  岩魚大物賞 38.0㎝ 佐藤さん(ルアー)
  山女魚大物賞 29.0㎝ 奥山さん(エサ)
  クリーンアップ賞 中崎さん
  ルアーマントップ賞 小坂さん
  はるばる賞 飯島さん(東京)

 

 "我らが忠学生"斉藤さんの順位は僅差の2位でした。

 誠に見事な成績でした。

 

 そして驚いたのが、優勝者がルアーマンの方でした。

 優勝者インタビューを伺いますと、下流域での釣果が優勝につながったとのことで、御見事でした。

 凄いことです。

 こうして今大会は、忠さんが以前から仰っていた「夢はルアーマンによる上位独占」に、あと僅かに迫る結果となりました。

 昔なら思いも付かないことが、四半世紀を超えて起こりつつあります。 

 

 忠さん=パートナーズは、古くからこの大会の協賛者としてサポートされております。

 来賓席に着座されたことはありませんが、主催者側の御立場でもあるのです。

 パートナーズが創設した「ルアーマントップ賞」は、忠さんより優勝者の方へ授与されました。

 

 最後に参加者全員の集合写真を撮り、恒例の町議会議長と組合長の味のある締めの挨拶のあと、これまた恒例の五城目町名物「だまこ鍋」が昼食として振る舞われました。

 今年も美味しく、ほとんどの方がお替わりされておりました。

 

 昼食後、斉藤さんの準優勝の写真を撮影するために外に出ました。

 堂々の成績です。

 私から忠さんに"3位以内入賞ですので斉藤さんは2学期へ昇級ですね"と尋ねると「もちろん!」とのことでした。

 本当におめでとうございました。

 

 最後の最後で釣り上げた2尾目の9寸イワナが、大きく成績を押し上げたことであり、斉藤さんが改めて皆さんへその話をされたのですが、過去にエサ釣りで2度優勝されている米澤厚志さん(忠学校顧問)が、「そうなんだよ。何度も出ているが、やはり簡単な大会なんて一度も無かったし、最後の1尾で苦労することなんか毎回のことだ。」としみじみと仰っておりました。

 貴重なお話を伺いました。

 

 さて、大会の締めはルアーシューティング大会です。

 豪華賞品を掛けて、賑々しく盛況でした。

 

 こうして満開の桜の中、今年も厳しくも楽しかった馬場目川の大会が終了しました。

 

 保呂瀬の堰堤です。

 桜の満開と同様に、堰堤付近の樹木に、僅かづつ若芽が見えております。

 ありがとうございました。

 

 広域農道沿いの井川町の水田で、代掻きが始まっておりました。

 

 朝一の区間から退渓後の車内の中で、忠さんが「魚止めの滝で1匹は痛かった。これで25㎝くらいの魚がもう1匹でも釣れていれば・・・ってなるんだよ」と仰いました。

 仮の話をすればキリがありませんが、同じ考えでしたので、時間が経つにつれて惜しいと感じる気持ちが大きくなっておりました。

 しかし、今になって冷静に考えますと、あくまで大場所での釣果なのであり、今回も川の流れの中から釣果は得られなかったことです。

 先回の大会でのことも踏まえて、あの水況で2~3割でも釣果が得られる様にならないと、戦略=アプローチを練るところの立ち位置に到達できない様に存じております。

 

 私はこれまでに何度となく、優勝した方のインタビューを伺ってきました。

 大半の方が「いい場所にたまたま当たって、たまたま大物が揃った。運が良かった。」と謙遜気味に仰る方が多いのですが、それでも私は"釣技あればこそ"と、それが優勝できる人の実力と捉えておりました。

 しかし、仮にそのとおりの行き当たりばったりの成果であるのなら、アプローチが成立していないことであり、実力を出し切った結果とは言えないのかもしれません。

 過去の優勝者を振り返りますと、メーカーテスター級の米澤厚志さんや加藤久さん、そして忠さんが優勝されたときに、優勝者インタビューに於いて、緻密なアプローチを立てて臨んでいたことに驚かされたことを記憶しております。

 

 この点をどの様に捉えるのか、その価値観次第で、その成績の捉え方や満足感が大きく変わるのではなかろうかと存じます。

 ここが伸び代であり、釣りの醍醐味なのではなかろうかと、朧気ながらに存じております。

 

 忠さんが「今年は馬場目川で、時間の経過と共に未踏になりつつある区間へ入って、来年に備えたい」と仰っておりました。

 川を知り、事前の下見をするだけで、戦略・アプローチの完成度が大きく飛躍できます。

 釣技も鍛錬を重ねつつ、来年はその点に於ける楽しみも、忠学生の皆様と共に体験できればと存じております。

 

 ・・・として結んだ釣行記でした。

 以上です。