当ブログは都合により、昨期の渓流釣りシーズン中に記事掲載ができずにおりました。
秋田県の解禁日である3/21(土)までに、昨年の釣行記をいくつか記して参りましたが、その解禁日も明日となりますので、そうした対応もこの記事で最後となります。
時期外れの対応となりますが、御了承願いたく存じます。
この記事は、昨年の令和元年9月10日(火)に、パートナーズの忠さん(佐藤 忠雄さん)が主宰する『山女魚乃忠学校』への新入生として、遠路はるばる千葉県と北海道より登校された御二人との釣行記となります。
9/10(火)の秋田市は、早朝から快晴でした。
御二人は、前日に秋田市河辺の岩見川水系で忠さんに挨拶を済ませており、翌朝8時に私の自宅に集合という段取りでした。
事前に忠さんから経緯を伺っておりましたので、和やかに初対面の挨拶を交わして、忠さんが定めた川へ向かいました。
御二人は、千葉県の加瀬さんと北海道の西川さんという方で、全国に拠点を持つ企業に勤務する先輩と後輩の間柄で、加瀬さんが忠さんの活動に興味を持たれて、何度か忠さんと電話での話を重ねていくうちに、忠さんへ逢うことを望まれて、そして西川さんをお誘いになり、共に長期休暇を取った上で、遠路はるばる秋田県まで往訪されたのでした。
加瀬さんは秋田県にも滞在されたこともあり、そのときは岩見川水系にも通っていたそうです。
勤務地が福岡県であり、西川さんの勤務地が関東とのことで、移動は全て航空便利用で段取りされていたのが、直前の台風15号の接近により欠航が確定的だったので、結局は自家用車を運転されての来秋となったのでした。
9/10(火) 旧北秋田郡 阿仁川水系
天候晴れ、気温24℃、水温18℃、水位 平水よりやや減水で濁りなし
未明に少し降雨があった様ですが、まとまった降雨は9/2(月)から無く、流水は新鮮に見えるも、渇水気味でした。
入渓後、西川さんが歩きながら仕掛けを整えるのに手間取っていたので、私が忠さんへ待ってほしいと声を掛けますと、忠さんが西川さんのラインの結び方を御覧になりました。
あまり手慣れていない感じでしたので、見かねた忠さんがやり方を教えてあげたのでした。
忠さんから御二人への装備についてのレクチャーは、前日の挨拶のときに済ませており、それを受けた御二人は、その直後にドジャースへ行ってパートナーズ「アイ棒」を購入されたとのことです。
しかし、装着するところまでに至っておらず、これから入る沢は障害物がとても多く、アイ棒も装着してもらいました。
渇水が常でも魚影の濃い沢なのですが、この日の平均水位は10㎝ほどしかなく、水深のあるポイントは僅かしかありませんでした。
序盤から魚の反応は見えず、反応があっても3~4寸が1~2尾のみで、6~7寸以上の魚影は見られませんでした。
忠さんより、序盤の短い区間は忠さんのみがキャストされて、そこから堰堤までの長い区間を御二人にキャストしてもらうとのことでした。
オーバーヘッド・サイド・アンダー・フリップの全てが求められる沢であり、これを忠さんは「忠学生の道場みたいなもの」と仰いました。
この場面では、その難しさを体験してもらおうと、忠さんがキャストされた後に、御二人にキャストしてもらいました。
魚の反応が薄いまま、御二人へ交代することになりました。
倒木脇に反応はなく、加瀬さんが倒木直下の溜まりにキャストすると、5~6寸のイワナらしきが円を描いて反応したのですが、2投目以降に反応はありません。
広く深めの好ポイントですが、上空に覆い被さる枝があるのがプレッシャーとなります。
加瀬さんはサイドでキャストしたのですが、1投目と2投目が理想の着水点から左右へ反れてしまい、共に魚を反応させてしまいました。
その直後、大場所への流れ込みの上のボサから、忠さんが5寸イワナをヒットしました。
スレの様に見えますが、口まわりに傷が見えており、引き上げ時に水流で外れた様です。
上空の状況に関係なく、加瀬さんはサイドで、西川さんはアンダーでキャストされておりました。
加瀬さんの釣り歴は20年は超えるとのことで、忠さんが著した『御凜書~新しいヤマメ釣り』に沿ったモデルのロッドにカーディナルを装着しておりました。
西川さんの釣り歴は4年程とのことで、加瀬さんより同調子の旧型ロッドを借りて、それに国産リールを装着しておりました。
ルアーも、共にティアドロップ形で長さ5㎝程度のスプーンで臨まれており、忠さんに教えを請うために、いろいろ配慮されたことが伺えます。
この川は、もともとストレス無くキャストできる場所が少なく、加えて忠さんに見られていることもあってか、御二人共に、1投目がなかなか成功できません。
加えて魚影も薄い状況が続いておりました。
ヒットに惜しい場面もないまま、とうとう堰堤に至りました。
7寸イワナらしきが反応しましたが、堰堤下が土砂で埋まっており、2投目まで反応しましたが、そこまでで退渓となりました。
退渓点から車まで、徒歩で25分ほど掛かりましたが、どうしても離されてしまう私を、ところどころで待っていて下さり、無事に車まで戻ることができました。
無事に車に辿り着き、その脇の広いところで忠食(昼食)にしました。
午前の釣りを振り返り、先ずはキャストの重要性の話となりました。
その流れで、『御凜書』の内容やパートナーズDVDの解説など、釣りの話を中心に大いに盛り上がりました。
食後に恒例のベトナム産コーヒーでくつろぎながら忠さんは、『山女魚乃忠学校』の意義をお伝えになり、改めて御二人に対して入校希望を問い掛けたところ、御二人から「入校したい」との話に至りました。
おめでとうございまず。
宜しゅうございましたな。
午後は、午前中に入った区間の下流へ入渓しました。
入渓点で忠さんがキャストしたところ、5~6寸の魚影が走りました。
どうやら上流よりも状況は良さそうです。
そして最初の大場所で、忠さんの「速い釣り」による1投目に6寸ヤマメがヒットしました。
御見事!
ストレスのないところは御二人へ、難しいところは忠さんがキャストする形で進みます。
上流よりも1投目に反応が見えますが魚の積極性は低く、問われたのは1投目の精度でした。
最奥に着水させたとして、深い筋がS字に曲がっております。
これのトレースを試みた加瀬さんでしたが、うまくできず、その次のポイントで忠さんが手本を示されました。
僅かな高低差で生まれた僅かな深みで、忠さんが4寸イワナをヒットしました。
その上のポイントは、直近の別の方との登校時の職員室でした。
前後二回に分けた西川さんが、見事にそれぞれ1投目を決めましたが、残念ながらの無反応です。
先に進むほどに、御二人のキャストの精度が上がっておりました。
しかし、残念ながら無反応が続きました。
そうして迎えたこのポイントです。
西川さんの1投目が狙い目よりも少し手前に着水して、間もなくアタリがあり・・・!!
見事に4寸ヤマメをヒットされました。
この沢の釣りは厳しく、無釣果で終える忠学生が多いのですが、見事に受け入れてもらいましたな。
直後に忠さんとガッチリ握手されておりました。
その後も1投目が決まったり決まらなかったりを繰り返し、この沢らしい展開です。
このポイントは障害物の多いために忠さんがキャストされました。
1投目に大きなアタリがあり・・・
スレでしたが8寸弱のヤマメをヒットされました。
ベリーに掛かっていたのかもしれませんが、この日の川の状況が反映されておる印象です。
私は大分慣れましたが、一連の写真を見ると、ストレスのないポイントが本当に少ないですな。
動く魚影は5寸以下と思わしき小さいものばかりで、キャストが決まっても無反応など、厳しい状況が続きました。
沢が大きくカーブしております。
西川さんの狙いが、その弧の頂点付近でしたので、忠さんより、それでは深い筋が通せないことを指摘されました。
経験を積み重ねていくことで、理解が深まることかと存じます。
予定の退渓点が見えてきました。
過去に斉藤さんが大イワナを動かしたポイントですが、動いたのは小さい魚影ばかりで、3投目以降に反応が見えません。
時刻は16時半を過ぎており、これにて納竿となりました。
忠さんが林道へ上がられた後に、御二人が名残惜しそうに橋の下の深めへキャストし始めました。
それを見ていた忠さんが、橋の上から「明日もあるんだがら、さぁ!上がろう!」と笑いながら仰り、本当の納竿です。
私は参加できませんが、御二人は翌日も忠さんへ登校を申し込んでおりました。
こうして楽しくも厳しい『山女魚乃忠学校』への初登校が終了しました。
汗をかきかき無事に車へ辿り着き、着替えを済ませて飲む、冷えたサイダーが美味い!
翌日は3人で五城目町の馬場目川水系へ入るとのことで、段取りを確認してから現地解散となりました。
その後、私が家に着いたのは18時を過ぎておりました。
秋田市内に入った辺りから、フロントガラスに大きなカマキリが出てきて驚きましたが、よく見ると鎌が欠けており、時折こちらを威嚇してくるのですが、所詮は「蟷螂の鎌」です。
翌日の登校の写真を、忠さんから頂きました。
御二人のブーツのソールにピンが装着されていなかったとのことで、なかなか過酷な登校となった様です。
この年の初夏のことでしたか、忠さんより「福岡の釣り人から『御凜書』やパートナーズDVDのことで電話が届いている」と伺ったときは大きな驚きでした。
それから時が経ち、季節も秋となってから「その人が秋田へ逢いに伺いたいって言っている」と伺ったときは、"見事な姿勢なれど・・・、時間と費用が大変だな"と存じておりました。
直前に加瀬さんが千葉の方で、そちらからの出発と伺って、少し安堵したのですが、それでも忠学校に於いては最も遠方から来られた方となります。
このことだけを捉えても、誰もが容易には成し遂げられない、誠に聡明で素晴らしいことです。
そして、加瀬さんからの誘いを得て、同じ道を歩まれることになった西川さんは、これからの釣り人生を考えますと、私にはとても幸運なことと存じております。
この度は、脚の遅い私に気遣いを頂き、ありがとうございました。
帰り際に御二人から「来年も絶対に参りますので、その際は御一緒願います」との力強い御言葉がありました。
こちらこそですよ。
全ては忠さんの掌の上、共に『新しいヤマメ釣り』を目指して歩んで参りましょう。
これからも宜しく御願い申し上げます。
・・・として結んだ釣行記でした。
以上です。








































































