家族の通院・周囲の人ができる事 | 「普段のごはんが養生ごはん」~We are what we eat.~

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家族の入院をきっかけに塩分6g未満/日の減塩食作りをしています。主婦の目線から減塩するコツ、料理のこと、日々のことを綴ります。減塩ライフアドバイザー。主婦歴25年。管理栄養士。

 

こんにちは

毎日のごはんで10年後、20年後の健康を守るお手伝いをします。

減塩ライフアドバイザー 管理栄養士 おかのゆいです。

 

*はじめましての方はこちらをご覧ください → 自己紹介

 

しばらくプライベートな投稿が続きましたので、今日は健康に関するお話です。

 

 

自己紹介の記事にも書きましたが、8年前に夫は入院をしています。

 

動脈硬化により心臓に血液を送る血管の血流が悪くなっており、それを改善する処置のため2回にわたって入院をしました。

 

退院後は定期的に2か月に1度、近くのクリニックを受診して血圧測定、血液検査と

お薬の処方をしていただいていました。

 

退院してしばらくの間は私も毎回診察に同席し、先生のお話をきき、

質問をしていました。

血液検査の結果もコピーをもらい、検査の結果も把握していました。

 

 

ですが次第に定期的な通院も夫一人で行くようになり…


帰宅後

 

「どうだった?」

 

「大丈夫だったよ。」

 

「先生なんか言ってた?」

 

「特に問題ないって」

 

のやり取り。

 

下の血圧が高い時がある以外は特に大きな変化も感じられなかったため

年月が経つにつれ「のどもと過ぎれば・・・」で、

大変だった入院の事もだんだん忘れてきていました。

 

 

私たちは頭が痛い、熱があるなどの自覚のある体調不良の時は

薬を飲む、寝る、病院へ行く

などの積極的な対処をします。

 

ですが高血圧の怖いところは自覚症状が無く、なんとなくそのままにしてしまいがちです。

そして少しずつ少しずつ時間をかけて命を縮めていくという事。

また高血圧が引き起こす病気は心疾患だけではない、という事。

 

 

夫の2度目の入院を防げなかった反省を踏まえて、以前の自分に言いたいこと

 

□できるだけ家族の通院には同席すること

 人は自分に都合のよい事は覚えていますが、都合の悪い事は覚えていないものです。

 お医様の話は当事者だけにまかせないで、自分も直接聞くのがベター。

 

 

□血圧のコントロールはしっかり行うこと

 診察時の血圧だけでは傾向が分からないので常日頃から

 面倒でも血圧は毎日測定して把握し記録をつけておくこと。

 正常値を超えるようであればどうしたらよいかお医者に相談する。

 

 

□病気について受け身の知識だけでなく、自分でも調べる

 高血圧は放っておくと心臓疾患以外に、腎臓疾患、脳血管疾患にもつながります。

 また心臓から送り出される血液が通る動脈に負担をかけ続け、命に関わる影響が出る事もあります。

 このような事について自分でも知識を持ち、現在の体調の状態を知っておく。

そして今後起こる可能性のある

 疾患についても、できるだけ発症のリスクを減らすには何ができるかを知っておく。

 

面倒くさがりの夫も今は毎日朝晩の血圧測定と記録は日課になっています。(ちゃんと折れ線グラフもつけていますよ!)

濃い味好きでしたが、食事の塩分も管理しています。


幸い夫は今在宅ワークをしておりますので

3食ともおうちごはんが食べられています。


過去に戻ることはできませんが、今できる事を淡々と行っています。

 

 

今日はやや重い話題でしたが

最後までお読みいただきありがとうございました。



重いお話でしたので、お口直しに我が家の癒し担当に登場してもらいます。
階段から玄関の窓ガラスに映る揺れる葉っぱの影を見ています。


春らしい一品。芽キャベツとじゃがいもの
ガーリック炒め(昨日のおかずより)