かなり前にダイ・ハード4を観ていて驚いたんです。主人公のブルース・ウィルスが
若い子に言われる言葉。「おっさん、何聴いてたんだ?パールジャムか??」
え!?パールジャムって、もうそんな時間経ったんだっけ??と唖然としました。
ついこないだが90年になったばかりのような気がするのに(^^;
映画ザ・レスラーを観ました。
ザ・レスラーは80年代半~後半に全盛期を迎えたプロレスラーのお話です。
最盛期にはテレビ中継で150万人が熱狂したレスラーのランディ。
そして今。スーパーで働きながら週末に小さな興業で細々と活動を続けている。
食べてはいけていないです、家賃滞納でトレーラーハウスを追い出されるくらいだから。
全盛期の栄光は無くてもそこに惨めさは感じなかったですね、観てて。
だってファンが未だにサインを求める。子連れのファンも居たかな。
なにより一緒に興業をする仲間が居る。若いのには「才能有るぞ」と
励まし、周りから一緒に闘えて光栄だと言われ、居場所があるんです。
かつての栄光はもう無くても。
それが心臓発作を起こしてしまい、プロレスラーとして活動出来なくなります。
このレスラーを演ずるのはミッキー・ローク。ミッキー・ロークと重なるなあ、
と思ってみていました。86年のキム・ベイジンガーとのナイン・ハーフで
すごいセックス・シンボルになりましたよね。レスラーを観てその変わりように
驚きました。誰でも平等に年は取りますが。ただ、すごい体してます。


そして、あの猫パンチ。翌日、学校は大騒ぎでしたよw。
それからの彼は元々の性格も災いして俳優の仕事がなくなります。
真剣に若い時のボクシングを細々と続けていたようですが。
顔がボロボロになっているのは、この時のボクシングで顔を骨折したようです。
プロレスラーとしての活動を断たれたミッキー・ローク演ずるレスラー、
ランディは週末もスーパーで働くようになります。
そして想いを寄せているストリッパーに言うんです" I don't want to be alone"
「独りになりたくないんだ」と。誰だってそうですよね。
このストリッパーは店で若い客からプライベートダンスを断られています。
「あんた母親世代だよ、85年卒か?」と。2人とも80年代が全盛期なんです。
(なんでプライベート・ダンスを私が知ってるかは突っ込まないで下さい)
ストリッパーは「あなたに必要なのは家族よ」と言い、ランディは関係の
途絶えてしまった娘とやり直そうとします。そして娘にプレゼントする服を
選ぶという口実でマリサ・トメイ演ずるストリッパーのキャシディを
見事にデートに誘います。
その2人がBarでビールを飲みながら口にする言葉。
ランディはデートを盛り上げようとRattのRound and Roundを踊ります。

ランディ「Guns N' Roses Rules(ガンズが全てだよ)」
キャシディ「Crue!(モトリー・クルーも!)
ランディ「Yeah!(そうだぜ!)」
キャシディ「Def Lep!(デフ・レパードも!)」
ランディ「Then that Cobain pussy had come around and ruin it all.
(そこに、あの女々しいコバーンが来やがって全部台無しにしたよな」
そして2人が共に言う言葉は「Fuckin' 90's sucked」
CobainはNirvanaのカート・コバーンの事です。
私も2人に同意見。カート・コバーンは一瞬で何もかもさらって行ったんです。
私は最初80年代のHR/HMがリアルタイムで好きでした。
でも、だんだん同じような曲ばかりに感じてしまい、そこに登場したのが
リアルな破壊力を持ったGun's Rosesでした。このリアリティは80'sのHR/HMが
チャートを賑わし「ポップ・メタル」なんて揶揄される商業主義の中で強烈な
存在感を放ったんです。私も途中からコマーシャルな音楽に辟易していたので、
聴かなくなりましたね、この辺の音は。
ただ、そのGun's Rosesすらをも一瞬で時代遅れにしたのがNirvanaでした。
90年代のグランジの台頭はコマーシャルな物にNOを突きつけたんです。
マイケル・ジャクソンはDangerousツアーで大成功を治めてる最中でしたが、
そのマイケル・ジャクソンすら攻撃の対象になりました。
ただ私は年齢的にはグランジ世代なんでしょうけど、かなり冷ややかに観てましたね。
コマーシャルな物に嫌気がさすのは若い世代なら誰でも通る道だと思うんです。
そして、また戻って好きになる。私がグランジと距離を置けたのは当時同じく
コマーシャリズムでなく初期衝動だけで突っ走ってたHip Hopに身を置けたからかな。
ただ、あの頃のグランジの勢いはあまりに凄まじかった。グランジは音だけでなく
ファッションにまで波及しました。ただね、「ジェネレーションX」なんて言葉も
出て来てそれで若者(自分たち)を括られるのは「またかよ?」みたいな感じで、
グランジもメディアのおかげだと余計冷ややかに観てましたね。
そしてランディの言葉を借りるなら「Pussy Cobain」
ちょっと軟弱なんだよね、イメージが。それが売りなんだけど。
そしてPearl JamのEddie Vedderの悩み相談。
完全に、なよっちい奴らの音楽で気持ち悪いと思ってました。
(そんな私が後発とはいえThe Smashing Pumpkinsを後に好きになるとは!)
ちなみに当時クラブで女の子をナンパしてた私が必ず言われたのが「あなたゲイでしょ?」
私は学生時代からナヨナヨして見えるらしいです(^^;
私の大好きなGun'n RosesのAxelはCobainに好意を持って接するのですが、
Cobainは散々あざけ笑うような真似をしました。ただ誰かが、「カート・コバーンは
認めたくないだろうがNirvanaのアルバム700万枚を買ったのは同じレーベルの
ゲフィンから出てるGuns'n Rosesのファンでもあった」と書いてましたね。
Cobainの死で更にグランジというかNirvanaは加速するのですが、
グランジは音もファッションも長く続きませんでした。
The Smashing Pumpkinsの解散ツアーを武道館で観たのですがビリー・コーガン
荒れてましたね。「今から誰が来るか知ってる?ブリトニー・スピアーズだぜ!!」
「すっごい驚くゲストが登場するよ、バック・ストリート・ボーイズだ!!」
こんなMCばっかり。コマーシャルな物にNOを突きつけて登場したグランジですけど、
時代って常に揺り戻しが起きるんですよね。華やかな物をまた時代が求めたんです。
私は4年前にPearl JamがU2のOpening Actを務めるのをハワイで観ています。
U2 Vertigo tour ハワイ公演
Pearl JamのEddie Vederは今45歳、再結成したThe Smashing Pumpkinsの
ビリー・コーガンは43歳かな。2人とも十分に印税で食べていけてるでしょうし、
大舞台にも立っていますが全盛期から20年が過ぎた今、ランディの境遇に近い物が
あるのではないでしょうか。
ランディがスーパーでフルタイムで働く姿を見て、結構うまくこなしているので、
このままスーパーで働く素朴な人間の物語なのかなと一瞬思いました。
それはそれで良いなと。でも映画のタイトルは「The Wrestler」なんですよね。
ミュージシャンはミュージシャンとしてしか生きられない。俳優も俳優としてしか
生きられない。レスラーもレスラーとしてしか生きられないのでしょうね。

ランディは再びリングに立ちます。ランディの入場の曲はGuns'n Rosesの
Sweet child o'mine。このアルバムに収録されていて全米1位になった曲です。
Appetite for Destruction/Guns n’ Roses

¥1,201
Amazon.co.jp
ライブ打ち切りにアクセル怒りおさまらず&2009年の来日
Guns'n Roses ショーが打ち切られる&2007年のライブ
想いを寄せているストリッパーを試合に呼び彼女は観に来ます。
Sweet child o'mineはAxelの昔の女性の歌ですがタイトルを直訳すると「俺の可愛い女」
映画のエンドロールが始まり驚いたのはBruce Springsteenが歌っている!
主演をニコラス・ケイジにしろというスタジオの圧力をはね除けて、
監督はミッキー・ロークを起用したのですがその為に低予算映画となりました。
そしてミッキー・ロークはSpringsteenに手紙を書きノーギャラで
曲を提供してもらったようです。
この映画のエンド・クレジットはこう締めくくられます。
"Cast and Crew of THE WRESTLER would like to give a very special Thanks to Axl Rose"
「映画レスラーの出演者とスタッフはアクセル・ローズに特別な感謝を捧げます」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
【Sugiのパソコン出張サポート】
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お気軽にお問い合わせください^^
電話:0120-988-849(携帯可)
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若い子に言われる言葉。「おっさん、何聴いてたんだ?パールジャムか??」
え!?パールジャムって、もうそんな時間経ったんだっけ??と唖然としました。
ついこないだが90年になったばかりのような気がするのに(^^;
映画ザ・レスラーを観ました。
ザ・レスラーは80年代半~後半に全盛期を迎えたプロレスラーのお話です。
最盛期にはテレビ中継で150万人が熱狂したレスラーのランディ。
そして今。スーパーで働きながら週末に小さな興業で細々と活動を続けている。
食べてはいけていないです、家賃滞納でトレーラーハウスを追い出されるくらいだから。
全盛期の栄光は無くてもそこに惨めさは感じなかったですね、観てて。
だってファンが未だにサインを求める。子連れのファンも居たかな。
なにより一緒に興業をする仲間が居る。若いのには「才能有るぞ」と
励まし、周りから一緒に闘えて光栄だと言われ、居場所があるんです。
かつての栄光はもう無くても。
それが心臓発作を起こしてしまい、プロレスラーとして活動出来なくなります。
このレスラーを演ずるのはミッキー・ローク。ミッキー・ロークと重なるなあ、
と思ってみていました。86年のキム・ベイジンガーとのナイン・ハーフで
すごいセックス・シンボルになりましたよね。レスラーを観てその変わりように
驚きました。誰でも平等に年は取りますが。ただ、すごい体してます。


そして、あの猫パンチ。翌日、学校は大騒ぎでしたよw。
それからの彼は元々の性格も災いして俳優の仕事がなくなります。
真剣に若い時のボクシングを細々と続けていたようですが。
顔がボロボロになっているのは、この時のボクシングで顔を骨折したようです。
プロレスラーとしての活動を断たれたミッキー・ローク演ずるレスラー、
ランディは週末もスーパーで働くようになります。
そして想いを寄せているストリッパーに言うんです" I don't want to be alone"
「独りになりたくないんだ」と。誰だってそうですよね。
このストリッパーは店で若い客からプライベートダンスを断られています。
「あんた母親世代だよ、85年卒か?」と。2人とも80年代が全盛期なんです。
(なんでプライベート・ダンスを私が知ってるかは突っ込まないで下さい)
ストリッパーは「あなたに必要なのは家族よ」と言い、ランディは関係の
途絶えてしまった娘とやり直そうとします。そして娘にプレゼントする服を
選ぶという口実でマリサ・トメイ演ずるストリッパーのキャシディを
見事にデートに誘います。
その2人がBarでビールを飲みながら口にする言葉。
ランディはデートを盛り上げようとRattのRound and Roundを踊ります。

ランディ「Guns N' Roses Rules(ガンズが全てだよ)」
キャシディ「Crue!(モトリー・クルーも!)
ランディ「Yeah!(そうだぜ!)」
キャシディ「Def Lep!(デフ・レパードも!)」
ランディ「Then that Cobain pussy had come around and ruin it all.
(そこに、あの女々しいコバーンが来やがって全部台無しにしたよな」
そして2人が共に言う言葉は「Fuckin' 90's sucked」
CobainはNirvanaのカート・コバーンの事です。
私も2人に同意見。カート・コバーンは一瞬で何もかもさらって行ったんです。
私は最初80年代のHR/HMがリアルタイムで好きでした。
でも、だんだん同じような曲ばかりに感じてしまい、そこに登場したのが
リアルな破壊力を持ったGun's Rosesでした。このリアリティは80'sのHR/HMが
チャートを賑わし「ポップ・メタル」なんて揶揄される商業主義の中で強烈な
存在感を放ったんです。私も途中からコマーシャルな音楽に辟易していたので、
聴かなくなりましたね、この辺の音は。
ただ、そのGun's Rosesすらをも一瞬で時代遅れにしたのがNirvanaでした。
90年代のグランジの台頭はコマーシャルな物にNOを突きつけたんです。
マイケル・ジャクソンはDangerousツアーで大成功を治めてる最中でしたが、
そのマイケル・ジャクソンすら攻撃の対象になりました。
ただ私は年齢的にはグランジ世代なんでしょうけど、かなり冷ややかに観てましたね。
コマーシャルな物に嫌気がさすのは若い世代なら誰でも通る道だと思うんです。
そして、また戻って好きになる。私がグランジと距離を置けたのは当時同じく
コマーシャリズムでなく初期衝動だけで突っ走ってたHip Hopに身を置けたからかな。
ただ、あの頃のグランジの勢いはあまりに凄まじかった。グランジは音だけでなく
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グランジもメディアのおかげだと余計冷ややかに観てましたね。
そしてランディの言葉を借りるなら「Pussy Cobain」
ちょっと軟弱なんだよね、イメージが。それが売りなんだけど。
そしてPearl JamのEddie Vedderの悩み相談。
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私は学生時代からナヨナヨして見えるらしいです(^^;
私の大好きなGun'n RosesのAxelはCobainに好意を持って接するのですが、
Cobainは散々あざけ笑うような真似をしました。ただ誰かが、「カート・コバーンは
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Cobainの死で更にグランジというかNirvanaは加速するのですが、
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こんなMCばっかり。コマーシャルな物にNOを突きつけて登場したグランジですけど、
時代って常に揺り戻しが起きるんですよね。華やかな物をまた時代が求めたんです。
私は4年前にPearl JamがU2のOpening Actを務めるのをハワイで観ています。
U2 Vertigo tour ハワイ公演
Pearl JamのEddie Vederは今45歳、再結成したThe Smashing Pumpkinsの
ビリー・コーガンは43歳かな。2人とも十分に印税で食べていけてるでしょうし、
大舞台にも立っていますが全盛期から20年が過ぎた今、ランディの境遇に近い物が
あるのではないでしょうか。
ランディがスーパーでフルタイムで働く姿を見て、結構うまくこなしているので、
このままスーパーで働く素朴な人間の物語なのかなと一瞬思いました。
それはそれで良いなと。でも映画のタイトルは「The Wrestler」なんですよね。
ミュージシャンはミュージシャンとしてしか生きられない。俳優も俳優としてしか
生きられない。レスラーもレスラーとしてしか生きられないのでしょうね。

ランディは再びリングに立ちます。ランディの入場の曲はGuns'n Rosesの
Sweet child o'mine。このアルバムに収録されていて全米1位になった曲です。
Appetite for Destruction/Guns n’ Roses

¥1,201
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ライブ打ち切りにアクセル怒りおさまらず&2009年の来日
Guns'n Roses ショーが打ち切られる&2007年のライブ
想いを寄せているストリッパーを試合に呼び彼女は観に来ます。
Sweet child o'mineはAxelの昔の女性の歌ですがタイトルを直訳すると「俺の可愛い女」
映画のエンドロールが始まり驚いたのはBruce Springsteenが歌っている!
主演をニコラス・ケイジにしろというスタジオの圧力をはね除けて、
監督はミッキー・ロークを起用したのですがその為に低予算映画となりました。
そしてミッキー・ロークはSpringsteenに手紙を書きノーギャラで
曲を提供してもらったようです。
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