令和5年(2023年)3月10日㈮


「令和5年3月上旬の旅」2日目の朝は青森県弘前市から、予報通り雨が降っています。

宿泊したスーパーホテル弘前の部屋から見た景色
 
8時前にスーパーホテル弘前をチェックアウト

雨の中を歩き600m先の中央弘前駅へ向かいます。
中央弘前駅近くに建つ教会は弘前昇天教会堂

*日本聖公会弘前昇天教会教会堂(にほんせいこうかい ひろさきしょうてんきょうかい きょうかいどう)

1920年(大正9年)に日本聖公会弘前昇天教会の教会堂として青森県弘前市に建設された建物。1993年(平成5年)県重宝に指定。

イギリス積みの赤レンガが特徴的な建物で、正面右寄りには鐘塔が配置され、外壁に控え壁を設けたゴシック建築である。

wikipediaより引用

弘南鉄道大鰐線の中央弘前駅に到着

平日の朝8時過ぎても静かな駅前、

これから乗る弘南鉄道大鰐線は9年ぶりの乗車

 *2014年6月、弘南鉄道大鰐線に乗車


中央弘前駅駅舎内わ21世紀、令和でもこのような光景が見れます。

中央弘前駅窓口にて購入

大黒様きっぷ 1,000円


弘南鉄道大鰐線弘南線共通1日フリー切符、  大鰐線(大鰐~中央弘前)及び弘南線(弘前~黒石)共通で使用出来る1日フリー切符。 

 大人1,000円 小人 500円 

■取扱駅 大鰐線有人駅(大鰐駅・中央弘前駅) 弘南線有人駅(弘前駅・弘前東高前駅・平賀駅・津軽尾上駅・黒石駅)
発車10分前に改札を開始、1面1線のホームへ向かいます。

下り電車を待つ乗客はわずか3人
*弘南鉄道大鰐線

大鰐〜中央弘前:13.9km 

運行形態 :すべて各駅に停車する普通列車である。運転間隔は朝は30分間隔、日中以降は60分間隔で、6時から21時台の運行である。2009年3月31日までは朝30分間隔、その他45分間隔で、中央弘前発は22時まであった。 

存廃問題: 大鰐線の利用者数は1974年度(昭和49年度)の389万8000人をピークに年々減少し、2010年度(平成22年度)は62万5000人、2011年度(平成23年度)見込みは56万2000人と減少がつづいている。経常収支は運賃値上げ効果があった2009年度を除くと2002年度から赤字がつづいている。弘前市はバス路線の見直しや商工観光との連携などトータルな視点から鉄道維持を考えたいとしている。 2013年(平成25年)6月27日の弘南鉄道の株主総会で弘南鉄道社長は大鰐線を2017年3月で廃止する方針を示した。1か月後の同年7月22日には廃止方針を一旦白紙撤回したため、大鰐線は存続することになったが、予断を許さない状況にある。大鰐線の存続に向けた経営改善策や支援計画を話し合う「存続戦略協議会」が、沿線の弘前市や大鰐町、経済団体、利用者で作られ、同年8月26日に初会合が行われた。 その後も経営難が続いており、2019年(令和元年)度は約6590万円の赤字を計上、輸送密度は500人/日まで落ち込み、保守費用のかかる電気鉄道では最下位の数値(民営鉄道路線としてはワースト3位。第三セクター鉄道を含めてもワースト16位)になった。 2020年度も新型コロナウイルスの流行拡大の影響により乗客がさらに減少した。長らく弘南線の黒字で大鰐線の赤字を埋めてきたが、近年は弘南線も赤字となっているため、2021年2月、弘南鉄道両線に対して弘前市、黒石市、平川市、大鰐町、田舎館村の沿線5市町村が総額約9億5000万円を支出する新たな支援計画を公表。2021年度から弘南線は10年間、大鰐線は5年間、国と青森県の補助対象外となっている経費の支援を行う。内訳は安全輸送対策費が5億9000万円、利用促進費が1億3000万円。弘南線はこの2つの支援で黒字化を見込むが、大鰐線にはこれに加え赤字補塡として2億3000万円を支出する。大鰐線については2023年度末までに2019年度比約2000万円の増収を目指し、収支の改善が進まなかった場合は廃止の可能性も視野に入れ協議するという。

wikipediaより引用
ホームから見た改札口
中央弘前止まりの下り電車が753着

降りてきた乗客のほとんどは中高生(らしき)乗客、静かだった中央弘前駅が一瞬だけ賑わいました。

その折り返し上り電車

中央弘前800発 大鰐行き

に乗車

7000系 デハ7037+デハ7038の2両編成

画像は中央弘前方のデハ7038、前面には青帯
こちらは大鰐方のデハ7038、車体側面にはリンゴのラッピング、ホーム先端には屋根がないので雨に濡れながらの撮影

弘南鉄道7000系は昭和63(1988)年に東急から譲渡された旧東急7000系、
中央弘前発車時の乗客は両手で数えられるほど、大鰐線はワンマン電車のためか、乗客のすべてが先頭のデハ7038に乗車、2両目のデハ7037は私ひとりの貸切状態

東急時代とほぼ変わらない車内

中央弘前を発車、車窓右には弘前市内を流れる土淵川
弘前中心街では少なかった残雪も大鰐線沿線には多くありました。

弘前高下(802発)
弘前学院大(805発)
聖愛中高前(807発)、停車駅ごとに減っていく乗客
千年(810発)では下りと交換
小栗山(812発)
車窓にはリンゴの木

大鰐線の車両基地のある津軽大沢(818発)

引退した6000系の姿も見えます。

屋根を見上げると扇風機、7000系は現在では珍しくなった非冷房車、まあこの時期はあまり関係ありませんが

つり革には「東横のれん街」の文字、

この電車が東急を走っていた頃の「東横のれん街」は渋谷にあった東急百貨店東横店東館1階にありました。

渋谷駅街区土地区画整理事業のため、東急百貨店東館は2013年3月31日で営業を終了、「東横のれん街」は渋谷マークシティ EAST MALL 地下1階へ移設された(2013年4月4日開業、2020年5月25日に渋谷ヒカリエ地下2階・3階へ再移転)
東急百貨店東横店は2020年3月31日をもって閉館。

地上にあった東横線渋谷駅、東急百貨店を貫通していた地下鉄銀座線、東急百貨店 みな過去になってしまいました。
赤いわっかはリンゴをイメージ?

義塾高校前〜石川、JR奥羽本線を跨ぎます。
石川(823発)の側線には保線用のホキが泊まっていました。


石川〜石川プール前、平川を渡ります。
石川プール前(826発)

鯖石(830発)でも下りと交換
宿河原(832発)
宿河原〜大鰐温泉

車窓には平川

終点の大鰐835着席、構内には電気機関車と除雪車
大鰐は駅員配置駅、大黒様きっぷ を提示して下車