映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』を観てきました。
今回の映画館は、T・ジョイ 横浜です。
横浜駅直結のJR横浜タワー(NEWoMan横浜)という好立地にあるお洒落な映画館です。
チケットは、T・ジョイが運営する「KINEZO」で予約をしたのですが、KINEZOは、U-NEXTとも連携をしていて、そのU-NEXTのポイントを使って観ることができました。
ストーリーは、生い立ちから追ったいわゆるミュージシャンの伝記ものではなく、1976年、すでに国民的アーティストになってから亡くなるまでにフォーカスされたストーリーで、ジャマイカを2分していた対立政党の政治闘争に巻き込まれ、それをきっかけに20世紀最高といわれているアルバム『Exodus(エグゾダス)』の制作、ジャマイカから退避しヨーロッパを周るライブツアーで世界的スターになる様子が描かれています。
主役のキングズリー・ベン=アディルは、『キング・アーサー』や『バービー』に出演していて、まだまだこれから飛躍する俳優です。
そして興味深かったのはエグゼクティブ・プロデューサーに俳優のブラピことブラッド・ピットの名前があったことです。ブラッド・ピットは、2002年に、ジェニファー・アニストン、クリスティン・ハーンらと「プランB」という映画制作会社を設立し多くの作品制作に関わっていて、本作品の制作にも関わっていました。
音楽的には、「Get Up Stand Up」「I Shot The Sheriff」「Could You Be Loved」「Exodus」「Jamming」など全編にボブの楽曲が流れ、レゲエとジャマイカの空気を感じるとともに、彼の歌に込められた「平和」と「愛」のメッセージを感じることができる作品です。作品では、ジャマイカ国内の2大政党による政治対立から発展した闘争が背景にありますが、世界がウクライナ vs ロシア、ガザ(パレスチナ) vs イスラエル、西 vs 東、資本主義 vs 社旗主義と対立が注目されているからこそ、今、観るべき作品ではないかと思います。
JAH(ジャー)のメッセージを曲を通して代弁したBob Marley(ボブ・マーリー)。
そのメッセージをスクリーンで体現してはいかがでしょう。
ただ一つ、残念だったのは、本作品の背景が後年の彼の生きざまだったのに、クライマックスの相当するであろう「ワン・ラブ・ピース・コンサート」の部分がナレーションで語られていたこと。「ワン・ラブ・ピース・コンサート」といえば、対立する2人の党首をステージ上に招き、和解の握手をさせたという、彼のヒストリーを語るうえで外せないエピソードで、個人的には、このシーンはクライマックスでドラマで泣くべきところと期待していたのに。そこがナレーションでスルーされてしまっていたのは残念だった。
さて、Bob Marley(ボブ・マーリー)といえばやっぱり「One Love/People Get Ready」です。
披露宴でもときどきリクエストをいただきます。
一つの愛、一つの心 一緒になろう、そうすれば大丈夫
もちろん争いのない世界を願った歌ではありますが、それを超えてあらゆるものを包み込む大きなメッセージを感じます。
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