ウェブサイトの書き込みといえば、
会場でミスをされた、トラブルがあった、という後日談。
目にしてしまうと、心が痛みます…
結婚式はお2人の晴れの日ですから、辛いこと、モヤモヤすることは
ご本人にとってどれほどのものか。
さて、式場のミスについてですが、
なぜ、起きるのか。
私は2つあると思っています。
①結婚式が複雑になってきている
昔は決まった儀式を、決まったフォーマットで行う
シンプルなものだったため、
会場係員の役割やマスターすべき業務が一定の分量でした。
今の披露宴はセレモニー、イベント、装飾にアレンジが効き
個々に「作りこまれるもの」になった、
または多様なリクエストを可能な限り受けるようになったため、
マンパワーが慢性的に足りない、あるいは、
伝達事項が全ての係員に完全に行き届くのが難しくなっている、
などの状況はどの会場にも起こっていると思います。
②スタッフの所属の細分化、人の入れ替わりが激しい
ホテルの宴会係が総出で、ひと組の新郎新婦様を担当する、
という会場は、今はほとんどないのではないかと思います。
いち披露宴に関連会社スタッフが何社も関わっている状態。
配膳や当日の接客サービスは専門会社が請け負います。
プランニング(プランナーによる接客手配)も、
派遣業者やフリーランスが出入りして行っている会場があります。
そして、業界的に、人の入れ替わりが本当に激しいです。
人が足りない → 現場に出るのが早い。
経験が浅めの人や、その会場を担当するのが初めての人は、
結構いらっしゃいますし、
本業を他にお持ちの方も多く勤務する業界です。
新郎新婦様にとっては、
「そんなこと言われても」というところとは思うのです、思うのですが、
「なぜ時間がかかる?」「なぜそれくらいのことできない?」と
戸惑っておられる方もお見受けするものですから…
こういう背景があるとすると、
「ふむふむ」とお感じいただける助けになるのでは、と思いました。
では、結婚式をこれから挙げる新郎新婦様が
このリスクを避けるためにできることはどんなことでしょうか?
次回に続きます