週末リスニング倶楽部 -12ページ目

頭の中で英語を操る

英語を勉強するのが学生以来という製造業の人達に英語を教えてきました。大学は理系を専攻し、聡明そうな人たちですが、10年ぐらいのブランクと、学校で受けてきた教育から、会話が得意ではないようでした。


My motehr drinks tea every morning.. という一般動詞を含む文を私が言い、

それを聞き取って、疑問文に換えてもらったのですが、なかなかうまくできませんでした。


Does your mother drink tea every morning?


Do なのか Does なのか、drinks なのか drink なのか結構苦労していました。


学校の英語の授業では、いつも目から情報をとり、目で見ながら疑問文にしたり、否定文にしたりしていたと思います。


ですから、目を使わず、耳から英語を聞き取り、それを頭の中に残し、その音として残った英語を操ることがうまくできないのです。


これは個人の能力ではなく、単純にそういうことをしてこなかったというだけです。


この学校教育で置き去りにされたことがまだまだたくさんあると思っています。この欠落部分を補っていくことができたら、私の受講生は一気に花開くと確信しています。

私の英語を支えてくれている人

昨日、吉祥寺で、私の知り合いと、彼女が私に紹介してくれたTod Paulus 氏と、3人でバイキング形式の昼食をとりました。


私たちは彼のことをタチさんと呼んでいるので、ここでもそうします。


ここのところ、私が書く長文問題の英文や、文法問題の英語などすべて、タチさんにチェックしてもらっています。いわゆるネイティブチェックというものです。


彼はホテルの空調のメンテナンスなど行い、タイや、マレーシア、インドネシア、中国、そして日本などアジアの国々のホテルをを転々として仕事をしています。今は香港を拠点にして動き回っているそうです。


とても読書家で、私の書く英語を懇切丁寧に直してもらい、一番信頼しているアメリカ人です。

一概に言えませんが、ネイティブチェックは年配の読書家に限ると思っています。

語彙が豊富で、表現が豊かな人が多いからです。


タチさんが急遽、来日することになり、私も用事があったのですが、キャンセルして彼に会いました。

あまり日本には来ない方で、この機会を逃したら、いつまた会えるのかわからず、また、今執筆している本の英語のことで質問したいこともあったので、ぜひとも会いたいと思っていました。

普段はメールでやり取りするのですが、どうしてもこちらの真意が伝わらないこともあり、やはり、会うのが一番だと再認識しました。


彼は中学や高校の頃、学校でラテン語を習っていたそうです。

今は使われていないのですが、英語の元になっている言葉なので、

ラテン語を理解することで英語の理解が深まると言っていました。

日本で言うところの古文のようなものです。


医学用語の多くはラテン語からきているらしく、-ology という単語、

例えばdermatology(the sicentific study fo skin diseases)は

ラテン語がもとだそうです。


今の仕事の英語に関する問題点も解決し、満足して家に帰り、彼のコメントをまとめて仕事に反映させました。


とても有意義な1日でした。

今日の仕事

今日は、午前中は執筆をしていました。あまり中身のことは言えませんが、日本人は英語に対していろいろな呪縛があるということを書いています。


よく日本人は英語ができないと一緒くたにして話されることがありますが、果たして語学ができない民族なのでしょうか?


私は今、そのことを探っています。結論から言うと否です。


もったいぶった言い方しかできませんが、日本の教育がかなりいびつなものになっていて、そこからの影響がかなり私たちの枷になっています。


この幻想や呪縛、枷を俎上にのせて客観視することで、もっと効率的な勉強ができるはずだと思っています。


私たちは英語教育と称して何を施されてきたのでしょうか?

最近はそんなことばかり考えています。


午後は、来週の授業のディクテーションで使う、英語の書き取り用紙を作成していました。音が変化するところを中心に(  )でふせて、、受講生にCDを何回もかけて、変化音を書き取ってもらいます。


同化や連結などの顕著な変化に慣れてもらう意図で作っています。


その後、カレーを作り遅い昼食をとりました。

にんにくを細切れにして混ぜたので、食べた後シャキッとしました。