こうやってインターネットでものが売れる。 | Stay Hungry, Stay Foolish

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仕事90%で突っ走ってきたこの7年。そろそろ形にする時がきたかな。

さきほど、ネットで6000円ほどの、あるものを買ってしまった。


写経の道具である。


我ながら消費者行動の典型だなあと思ったので、ちょっとその過程を書いてみる。


朝、姉と話をしていて、


私が最近落ち着きがないことを指摘され、


前々から興味があった「写経」をしてみたい、ということになった。


最初に考えたのは、どこか近くのお寺でやっている会に参加すること。


そこで「写経ができる寺 東京」でぐぐってみると、


情報はたくさん出てきたが、どこも月1回の開催で、

やれるにしても、だいぶ先になりそう。


そこで、家でやれないかなと考えた。


今度は「写経」でぐぐってみた。


ちなみに、「写経」の検索数は、22000もあるのに驚いた。


このキーワードで、広告を出しているのは2つ。いずれも書道用品の通販サイトである。



しかし、そこには目が行かない。


なぜなら、「写経=書道用品」とすぐに結びつかなかったから。


よくよく考えれば写経は筆と紙があれば書けるのだが、


検索者の心理とはそんなものである。



そして、検索結果の3番目か4番目に、


「写経用品・般若心経の写経屋」というのを見つけた。


そうそう、私が探していたのはこれだ。


ということでサイトをあけると、「写経セット」というのが目に入った。


要は、箱入りの小筆と硯、つまり書道用具と、般若心経のお手本と紙がセットになったもの。


ばらばらにそろえれば、セット価格6000円よりはるかに安く手に入りそうだったが、


そこは「セット」の魔力。


ぽち。


ということで、コンバージョン成立。


PPC広告を出しているサイトは開けもせず、広告を出さない「専門サイト」でお買い上げをした。


専門サイト、タイトルイン・・・いつも滝井さん(キーワードマーケティング研究会)が言っていることは本当に正しい。