5月の連休が終わってから、「週3回取材」ペースが続いている。
週3というと、毎日、取材か納品かどちらか、あるいは両方あり、準備と執筆を考えると、私のマックスの生産量になる。
今週は特にハードだった。こんな感じ。
月曜:不動産事例納品。(好評につきリピート受注)
火曜:大阪出張。夕方打ち合わせ。(夜はおでんやで大阪の事例ライターと飲み)
水曜:朝から大阪でCADの事例で装置メーカー取材。すぐに帰京。
木曜:WEBマーケティング事例納品。同じクライアントで「両国ちゃんこ屋さん」取材。(ちゃんこご馳走になる)
金曜:CAD製品納品。防犯カメラの取材で筑波大学医学部へ。夜はライター塾塾生のセミナーの司会。
よく、「忙しいのにどうやって原稿を書くんですか」「何時間ぐらいかけるんですか」と聞かれるので、これに関してちょっと書いてみる。
今年に入ってからだが、自分の書くスタイルみたいものができてきた。
それはちょっと変わっていて、
書き始めは集中できない。わりにだらだらと書いていて数時間が過ぎる。
しかし、ある瞬間から「集中ゾーンに入る」のである。
それまで浮遊していた宇宙船が、ギュイーンと加速していくみたいな感じだろうか。
ゾーンに入ると、
今自分がいるところではなくて、書いているテーマの世界に入る。
クライアント、取材先、読者の3者の位置関係のバランスがはっきり肌感覚で感じるようになり、どんな表現にするか、どこを残してどこを切るか、迷いなく執筆が進む。
しかしこのゾーンに入るまでの時間が、事例によって様々。慣れない業界のものだと何時間もかかったりする。でも一度ゾーンに入ってしまうと一気に書くことができる。
私が最近、朝4時半とかに起きて仕事しているのは、朝のほうが圧倒的に「ゾーン」に入りやすいから。日中はどうしても出かけることが多いので、時間が細切れになりなかなかゾーンに入りにくい。
ゾーンに入れるようになってから、書く事例の質が上がった。こんなにたくさん受注をいただけるようになったのはそのせいだろうと思う。だから、納品物の質を落とさず本数をたくさん書くという「芸」も、ゾーンに入ることさえできれば可能なのである。
来週も取材3件、納品3件。脳細胞フル回転でがんばります。