この仕事のどこが、自分に向いているのか。 | Stay Hungry, Stay Foolish

Stay Hungry, Stay Foolish

仕事90%で突っ走ってきたこの7年。そろそろ形にする時がきたかな。

「事例書き」の仕事が大好きだ。


この仕事に出会ったのは、昨年4月。


以来、いただいた仕事はとにかくありがたくちょうだいし、、「脇目もふらず」事例を書き続けてきた。


事例の仕事は面白い。


まだまだ道の途中ではあるが、「好きこそものの上手なれ」で、


今年に入ってからは特に、クライアントの方から高い評価をただくことが多くなり、


リピートも増え、お客様をご紹介いただけるようにもなってきた。


値上げもさせていただいた。


本当にありがたく、そして幸せである。


この仕事、自分には向いているのかもしれないと、ようやく本気で思えるようになった。



そこで、この仕事のどこが自分い向いているのか、


どの部分が好きなのか、ちょっと分解してみることにした。



事例制作の流れは、


まず、取材前のクライアントへのヒヤリング。つまり「聞く」


その後、ユーザーへインタビュー。これももちろん「聞く」


そしてその後、写真を撮る。「撮る」


持ち帰って、原稿を書く。「書く」




「聞く」「聞く」「撮る」「書く」。




つまり、事例「ライター」と自称してはいるが、


実際には「聞く」部分が半分以上の「事例インタビュアー」なのであった。


書く以前に「聞く」が大事。


そりゃそうだ。聞いていないことは書けない。


ちゃんと聞けていないと、いいものは書けない。



じゃあ自分は「聞く」が好きなのか、「書く」が好きなのか。


自問自答してみる。


もし私が、いわゆる取材をしないで「書く」仕事をしたことを想像する。


素材を渡されて、これで何文字書いてください、というような仕事だったとしたら。



それもよいが、でも何か、物足りないものを感じる。


書くことは確かに好きだが、そこまで好きではないのかも。


小説家になりたいとか、一度も思ったことがないし。



ということは、私自身、


「書く」よりも「聞く」のところが楽しく、そこにこの仕事のやりがいを感じているということだ。



だって、「聞く」のは楽しい。


自分の世界がどんどん広がっていくのがわかる。


これを1年やってみたら、いろんな業界の業務知識が飛躍的に増えた。


だから何、と言われりゃそうだが、知的好奇心は200%満足である。


「聞く」なしに「書く」だけの仕事だったら、ここまでの情熱は持てなかっただろう。




今、「聞く」と「書く」を別々なものとして考えた。


でも、これら2つは別々にしても意味がないことに気づいた。

「聞いたことを書く」


つまり事例制作とはそれなのだ。


何を聞いて、どう書くか。そこにノウハウと職人芸が発揮できる。


だって、


単にインタビュー書き起こしの議事録では、誰も読んでくれないし、高いお金を払ってくれない。



読んで面白いように、


読んで納得するように、


読んで買いたくなるように、


そしてもちろん、クライアントが満足するように、


「聞いて書く」。


これが芸。つまり、


経験と、ノウハウと、センスが、ここにぎゅっと凝縮されるのである。



あらゆる芸の道がそうであるように、「聞いて書く」芸にも、


これでいい、というものも、終わりがあるものでもない。


常に進化し続けるものであると私は思っている。



ということで、このゴールデンウィーク。


書きかけの原稿4つを持って、春風のそよぐ、北の町の川辺の家に籠り、


密かにその「芸」を磨いている私なのであった。



(仕事が終わらなくて連休つぶして実家で書いている、とも言えますが)