昨日の「缶詰作戦」の話。
実は、勿体をつけて書くほどのことではなく、
要は、「家以外のところに籠って外界を遮断して執筆をする」
という、古来より作家が編集者に強制手段としてされていた、あの手法のことなのだ。
ただし、ポイントは、
なかなか思っていても自分からは実行できない、ということなのである。
つまり、編集者がいるわけでない事例書きにとっては、
缶詰になるというのは、自らの手で自らを拉致しなければならない。
実は今、「缶詰」の状態に我が身を置いている。
息子が友人の家に泊まりに行ってしまったことをいいことに、思いついて、都内某所において、
「原稿書きしかしない」という縛りの元、愛機レッツノートにに向かっている。
ここでは、「原稿書きのみを行う」と決めている。
しかし私に必要なのは、自らを缶詰になどしなくても、日常的に自己管理ができる能力である。
エクセル表管理などを何度も試みてはみたが、いまだかつて功を奏したためしがない。
それはちょうど、エクササイズによって少しは体型がよくなっても、もともとの体型に変化は起きないのと同じ理由で、
先天的に泥縄で怠け者、遊び好きの性格は、多少の経験や智恵などによっても、根本的治癒は難しいのだろう。
ありゃ、こんな独り言をつらつら書いているうち、既に15分が経過している。
原稿に戻らねば。