遅筆について | Stay Hungry, Stay Foolish

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仕事90%で突っ走ってきたこの7年。そろそろ形にする時がきたかな。

遅筆である。


つまり、書くのが遅い。


そうだ、偉そうに「遅筆」などというとなんだか作家のようでおこがましいので、ここは単に


「書くのが遅い」にとどめる。


表現はどうあれ、はい。私は書くのが遅い。



この仕事をするまで、自分が書くのが遅いということに気づかなかった。


というよりは、プロではなかったので、一般人レベルにおいては特に遅いわけではなかったし、遅いからといって何か弊害があるわけではなかった、というほうが正しい。



しかし、事例書きが生業(なりわい)になろうとしている今、


そして期末で注文が集中している今、


どうにもこうにも、自分の書くスピードの遅さは、もはや死活問題になりかけていることに気づいた。




告白すると、


一つの事例を書くのに3日は要する。時間にして12~13時間は余裕でかかる。


何にそんなに時間がかかるかというと、


書くことそのものよりも、PCの前で苦吟する時間にかかっているのである。


構想を考える。表現を考える。キャッチコピーを考える。


悶々とした時間が時には耐えきれなくなり、


SNSをのぞいたり、読書をしたり、長風呂に浸かったり、時にはお酒を飲みに行ってしまったり、


そしてその後、更に自分を苦しめる結果になる。


中学生の時、試験前になると本を読みたくなった、あの心理と、


30年を経て、無垢だった少女がしわも白髪もあるおばさんに変化(へんげ)してなお、


少しも変わらないのである。




こんな調子では、期末の厳しい納期のこの時期をこなせるわけはなく、


窮余の策として、このようなことを考えた。


「缶詰作戦」である。



「缶詰作戦」の詳細はまた次回。




(そう、こうしてブログを書くのも私の逃避行動の一つなのだった。。。)