ASPとは、ビジネス用のアプリケーションソフトをインターネットを通じて顧客にレンタルする事業者のこと。ユーザはWebブラウザなどを通じて、ASPの保有するサーバにインストールされたアプリケーションソフトを利用する。
レンタルアプリケーションを利用すると、ユーザのパソコンには個々のアプリケーションソフトをインストールする必要がないので、企業の情報システム部門の大きな負担となっていたインストールや管理、アップグレードにかかる費用・手間を節減することができる。従来はERPなどの大規模な業務システムがレンタルの対象であったが、近年ではワープロや表計算などの日常頻繁に使われるアプリケーションソフトもレンタルされるようになりつつある。
ASPとは、動的にWebページを生成するWebサーバの拡張機能の一つ。
通常はWebブラウザに渡されてから処理されるJavaScriptやVBScriptなどで記述されたスクリプトをサーバ側で処理し、処理結果のみをブラウザに送信する。
Microsoft社のWebサーバであるIISで利用できる。ブラウザからデータを受け取ってファイルに記録したり、データベースと連携した動的なWebページを作成したりすることができる。
APNICとは、アジア・太平洋地域の各国のNICやインターネットサービスプロバイダへのIPアドレスの割り当てを行なう機関。ICANN/IANAの下部組織で、アジア・太平洋地域のNICを統括する機関でもある。韓国のKRNICがWWWなどの情報サービスを、オーストラリアのAUNICがDNSの管理を、日本のJPNICがIPアドレスの割り当てを行なっている。
ちなみに、「センター」の綴りは、いわゆるイギリス英語の "Centre" を採用しており、アメリカ英語の "Center" と取り違えないよう注意が必要である。
Akamaiとは、コンテンツデリバリサービスの先駆者、Akamai Technologies社のこと。
MIT教授であったTom Leighton氏や大学院生のDanny Lewin氏(米同時多発テロで死去)を中心に1998年に設立された会社で、世界中に設置されたサーバと高速ネットワークの組み合わせによって高速なコンテンツ配信をユーザに提供している。
Akamai社のサーバ同士は10Gbpsと言われる高速ネットワークでつながれており、ユーザからの要求に応じて最も適切なサーバからコンテンツ(主として画像やビデオ)を提供する。この技術は「FreeFlow」と呼ばれ、いわばキャッシュサーバとネットワークを組み合わせた技術である。
インターネットでのコンテンツ配信の最大手企業として知られており、Yahooを始め、多数のサイトが顧客となっている。また、ストリーミング配信にも積極的である。