Lynxとは、Webページをテキスト(文字)のみで表示するテキストブラウザの一つ。グラフィック表示機能の無い端末でもWebの閲覧が可能となる。カンザス大学のグループが開発し始めたオープンソースソフトウェアで、誰でも無償で入手して利用することができる。もともと同大の学内システムの一部として開発されたソフトウェアを、1990年代後半にWebブラウザ機能を追加し、外部に公開したもの。現在では主要なUNIXやWindowsをはじめ多くの環境に移植されており、世界で最も利用されているテキストブラウザの一つとなっている。


 LPOとは、Webサイトにおいて、サイト訪問者が最初に訪れるWebページを工夫し、訪問者が会員登録や商品購入など収益につながる何らかの取引を行う割合(コンバージョンレート)を高めること。Webマーケティングの新しい手法として注目されている。


 Webサイト訪問者がWeb広告など外部からのリンクをクリックした際に最初に表示されるWebページを、「訪問者が着地するページ」という意味でランディングページ(landing pages)と呼ぶ。ランディングページは、訪問者がWebサイトに滞在し、商品購入などWebサイトの運営側の収益となる取引を行うかどうかを左右する重要なWebページとされる。


 例えば、訪問者の目的とする情報までの経路が分かりにくいようなランディングページであった場合、訪問者はそのWebサイトの閲覧をあきらめて去ってしまうかもしれない。ランディングページのリンクメニューや検索機能を充実させ、目的の情報へすぐにたどり着けるようにするなどといったことがLPOの代表的な手法として挙げられる。


 他にも、訪問した時刻や時期に合わせてランディングページに表示されるメッセージを変化させたり、訪問者のプロフィールに合わせて個別のランディングページを生成するといったことがLPOの手法として考えられている。

LAPPとは、データベース連動型のWebアプリケーションを開発するのに人気の高いオープンソースソフトの組み合わせ。OSにLinux、WebサーバにApache、データベースにPostgreSQL、プログラミングにPHPかPerlかPythonを用いたシステムのこと。それぞれの分野での定番といえるソフトの組み合わせである。データベースにMySQLに使う組み合わせはLAMPという。

LAMPとは、データベース連動型のWebアプリケーションを開発するのに人気の高いオープンソースソフトの組み合わせ。OSにLinux、WebサーバにApache、データベースにMySQL、プログラミングにPHPかPerlかPythonを用いたシステムのこと。それぞれの分野での定番といえるソフトの組み合わせである。データベースにPostgreSQLを使う組み合わせはLAPPという。


 KHTMLとは、KDEプロジェクトが開発・公開しているWebページのレンダリングエンジン。LGPLに基づいてオープンソースソフトウェアとして公開されており、誰でも無償で入手・利用することができる。


 同プロジェクトによるWebブラウザ「Konqueror」の中核コンポーネントとして開発されたもので、Apple社が自社のMac OS X向けに開発したWebブラウザ「Safari」のレンダリングエンジンとしても採用されている。


 JWordとは、JWord株式会社が提供する検索・リスティングサービス。検索エンジンなどで、特定のキーワードに対して公式サイトなど関係の深いURLを一つだけ表示する機能を提供する。


 同社は企業名や商品名、サービス名、ブランド名、タレント名などのキーワードについて、それぞれ対応する公式サイトなどのデータベースを保有している。検索語入力欄で入力されたキーワードと、JWordに登録されているキーワードとが合致すると、検索結果の1ページ目に、JWordのアイコンと、そのキーワードに対応するサイトへのリンクが表示される。


 また、JWordプラグインをパソコンにインストールすると、ブラウザのアドレスバーに、URLを入力する代わりに、会社名、商品名、サービス名などのキーワードを直接入力して検索できる。入力したキーワードと、JWordに登録されているキーワードとが合致すると、直接そのキーワードに対応するサイトのページが表示されるようになる。


 キーワードを直接入力できるだけではなく、7桁の郵便番号をアドレスバーに直接入力すると、その郵便番号地域の周辺地図にアクセスできたり、駅名を入力すると、その駅の周辺地図にアクセスできたりする機能もある。


JSPとは、Java言語を利用してWebサーバで動的にWebページを生成し、クライアントに送信する技術。HTMLファイルの中にJavaプログラムを埋め込んでおき、クライアントの要求に応じてプログラムを実行、処理結果のみをクライアントに送信する。結果は通常のHTML形式になるため、Webブラウザに特殊な機能を組みこむことなくWebアプリケーションを構築できる。Microsoft社のIISの拡張機能ASPに似た技術だが、ASPが(ほぼ)IIS専用なのに対して、JSPは様々なWebサーバ用の実行環境が用意されており、また、特殊なスクリプト言語を覚えることなく、Java言語をそのまま使えるという利点がある。


JScriptとは、Microsoft社が開発したスクリプト言語(簡易プログラミング言語)の一つ。Netscape Communications社とSun Microsystems社が共同開発したスクリプト言語であるJavaScriptに、Microsoft社が自社技術を追加して拡張したもの。JavaScriptが持つ機能の他に、COMオブジェクトを呼び出して利用するための仕様や、ファイルを操作する機能などが追加されている。JScriptで記述されたスクリプトは、HTMLファイルに埋め込んで同社のWebブラウザ「Internet Explorer」で実行できるほか、「WSH」(Windows Scripting Host)と呼ばれる実行環境を用いてWindows上で直接実行したり、同社のWebサーバであるInternet Information Server上で動的にWebページを生成するために利用することができる。

 JBossとは、JBoss Group LLCが開発している、Java言語で書かれたJ2EEアプリケーションサーバ。LGPLで提供されるオープンソースソフトウェアで、Webアプリケーション開発のためのフレームワークとして用いられる。JBossと名のつくソフトウェアには「JBoss Portal」「JBoss Cache」などもあるが、単にJBossと言った場合にはJ2EEアプリケーションサーバである「JBoss Application Server」のことを指す場合が多い。


 元々はEJBコンテナとして開発がスタートし「EJBoss」という名称だったが、紛らわしいためJBossに変更された。JBoss 2.0でEJB 1.1に対応し、J2EEアプリケーションサーバとしての機能を備えるようになった。


 JBossはTomcatなどのアプリケーションサーバを含むため、JBossのみでウェブアプリケーションを実行できる。また、HSQLDBというJavaで書かれた軽量なデータベースが標準で付随しており、外部のデータベースにアクセスせず実験的にWebアプリケーションを動かすこともできる。EJBを実装したものでもあるため、様々なEJBアプリケーションを実行することも可能である。


 Javaサーブレットとは、Webサーバ上で実行されるモジュール(部品)化されたJavaプログラム。サーブレットを追加することにより、Webサーバの機能を拡張することができる。


 サーブレットはJava言語で記述されているため、特定のOSやハードウェアに依存することがなく、サーブレットAPIを実装したあらゆるWebサーバで稼動させることができる。


 CGIなどの他のサーバサイドプログラムと異なり、一度呼び出されるとそのままメモリに常駐するため、高速な処理が可能である。また、データを永続的に扱うことができるため、複数のユーザ間で情報を共有することもできる。


 当初はSun Microsystems社のJava Web Serverの機能の一つとして提供されていたが、仕様がJava Servlet APIとして独立し、現在では様々なWebサーバ向けにサーブレットの実行環境が用意されている。