「おうおう、ねーちゃん
いいけついしてるね!」
「セクハラで訴えますよ!」
「何言ってんだよ、
いい決意してるね。
って言ったんだよ。」
「おじさん、
捕まる覚悟は
できてるんでしょうね。」
いまどき
おうおうねえちゃん、
なんていう人は
いませんよね。wwww
昭和な人間なもので。^^☆彡
あたしの爺ちゃんは明治の人ですよ。
明治っすよ。メージ。
森永じゃないっすよ。^^
爺ちゃんの子供の頃は
最近まで江戸時代だったんですよ。
爺ちゃんの生まれた村は
伊勢の山の奥の奥。
壇之浦で滅びた平家の
落人が住み着いた場所です。
源平合戦なんて
ほんの最近みたいな場所です。
じいちゃんは
そっから表具職人になるべく
東京に出て修行をしていました。
晩年、じいちゃんを
老人ホームに見舞ったときに
なんども関東大震災の話をしていました。
「駅を出たとたんになあ
ぐらぐらぐら~~と揺れてなあ」
そうかーじいちゃんは関東大震災を
経験していたのか。
そこしか話してくれなかったし
16のあたしにはボケたなー。
くらいにしか思ってませんでしたので
今から思えばもっと
ちゃんと話を聴いておけば
良かったと思います。
瀬戸内寂聴さんがなくなりました。
寂聴さんの本で一冊といわれたら
これ!
「美は乱調にあり」です。
ぜひ読んでください!
装丁横尾忠則ですよ。
大杉栄と伊藤野枝。
大正の時代を奔放に
生き抜いた二人は
永遠にあたしのお手本です。
二人は
関東大震災の一か月後に
憲兵の甘粕大尉によって
惨殺されるのです。
じいちゃんは
大杉栄と伊藤野枝と
どこかですれ違っていたのかな。
と想像すると
歴史って
すごく身近ですよね。
臨場感がでてきます。^^☆彡
じいちゃんは
東京で福島県会津出身の
ばあちゃんと知り合って結婚して
伊勢に戻ってきて
表具屋を開業しました。
大正の時代
伊勢の山奥から
東京に行くには
また雪深い福島の会津から
東京にでてきて看護師として
働いていたばあちゃん
それぞれ
相当の決意と覚悟を勇氣が
いったでしょう。
大杉栄 伊藤野枝
中村楠之助 中村トミ
行動量や知名度は
かなりの隔たりがありますが
この4人に共通するのは
決意と覚悟と勇氣です。
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大杉栄と伊藤野枝を殺害した
甘粕大尉はその後
満州国にわたり
関東軍を指揮して(うろおぼえ(^^;)
終戦とともに
自殺しました。
映画『ラストエンペラー』では
その甘粕正彦役を
坂本龍一が演じていました。
大杉と伊藤野枝は
大正時代を
アナーキストとして
奔放に生きた
ぶっとんだ
カップルです。
彼らは
過去の既成の概念を
ぶち壊して
常に新しい道を
歩み続けました。
出版する雑誌がつぎつぎと
発禁になっても
何度も投獄されても
まったくめげることなく
だれに媚びることなく
自由を貫き通したのです。
彼らには常に官憲からの
尾行が付きまとっていました。
大杉栄は尾行に煙草を買いにゆかせたり
子供の面倒を見るように言いつけたり
おちゃめでした。^^☆彡
また実際女性とこどもから
すごく人気があったそうです。
きっとすごく魅力的だったのだろうなあ。
ジョンとヨーコ
シドアンドナンシー
みたいな^^☆彡
アナーキストだったのでした。
思想というよりも
彼らの強烈な生き方に
あこがれます。
自らをさらけ出して
思うがままに
いのちを燃焼した
二人でした。
小説『美は乱調にあり』
もあっという間に読めるので
秋の夜長の読書におすすめです。
続編も面白いです
『諧調は偽りなり』
この小説をずっと読んでる間
あたしは野枝さんを
ずっと想っていました♡
強く明るくやがて悲しいけど
それでも大正時代に光を放っていた
女性です。
映画化したら のんちゃんに
主演してほしいな。
『ラストエンペラー』も
すごくいい映画ですよ。
音楽も素敵ですね。
そうそう決意と覚悟について
書くつもりだったの。
あー、もうねむくなってきちゃったから
また明日書くね。^^☆彡
そういえば
ずっと前にアメブロに書いてたの思い出した。
10年前かあ・・・。