紙芝居をいろいろ作っているのですが
自分でも驚いたのは
日本的な題材が多いことです。
長く海外に行かれた方や
外国に住んで初めて
日本がとても素晴らしい国に思えた
という話をよく聞くのですが。
日本ももちろん素晴らしい部分は
たくさんあります。
でも自分が海外に出て思ったのは
日本だけが特別でもなくて
海外も日本もフラットに見えるようになりました。
どこも同じ。
いいところもあればわるいところもあります。
そうして
日本ってどう逃れようと
アジアの一部なんだなあ。と
アジアの中の一つの国として思うようになりました。
日本だけが特別な国、とかどうか。
そう思う方はそれは各々の自由ですが
私はどこも特別な国だと思いました。
みんなが特別な人であるように。
私だけが特別な人ではありません。
でも私にとってはわたしが特別な人であるように、
日本も生まれた国、という意味では特別な国であるのも事実です。
どうでも的世界観からみたら
そういうことはどうでもいいことでもあります☆^^
日本も海外の国も
同じ☆惑星にある一部の土地
であることに視点を移した方が
これからはいいような気がします。
俯瞰して物事を見ると
問題が単純化して
改善点も見えやすくなるように思います。
それはさておき。
個人的な好みでは
映画も洋画や海外ドラマが好きです。
音楽も洋楽やクラシック、ワールドミュージックが好きです。
和服を着るのは夏の浴衣くらいのものです。
日本の伝統文化。とか
伝統って言われた時点で
なんだか尻込みしてしまいます。(^_^;)
伝統が苦手です。
そんな私が紙芝居をつくると
日本的なお話が圧倒的に出てくることに
自分の中に染みついた「日本」に驚きました。
安達ケ原
補陀落渡海
もうもうたろう
うらし またろう
たったった
など日本の奥底に流れる
どろどろした物語がどんどん出てきます。
日本の文化の
メインストリームの伝統文化はそれはそれで素晴らしいとおもいますが。
そこから外れた
大衆芸能 放浪芸 琵琶法師 ゴゼ 説教節など
無名の民衆が残していった
どろどろとした物語に惹かれてしまいます。
まだまだ自分の中に潜んでいる
日本的なもののけたちを
放出してゆきたいな。と思っています。