栃女平均(左)vs 足高平均(右)

 

平均が高かった方を青色にしています。

 

総じて栃女の方がレベルが高いです。

 

2023年も、2024年も入学直後は、足利高校 > 栃木女子高校です。

 

5-7 理系 354.4 vs 331.0

国数英 理系 234.4 vs 212.2

数英理 理系 224.2 vs 216.5

国語(現古漢) 89.3 vs    79.9

現代文     56.8   vs  53.6

現古      92.8 vs  83.7

数学Z     48.2 vs    59.4

英語      82.3   vs    72.5

地理      41.0   vs  35.6

化学      35.2   vs  38.5

生物      49.1 vs    43.1(物理)

 

近年の傾向として、共学に生徒が集まりやすく、男子校、女子校には生徒が集まりづらくなっています。

 

その結果、太田高校、太田女子、栃木高校、栃木女子 は入学するときの難易度が低くなりがち

 

足利高校や、佐野東高校などは入学するときの難易度が高くなりがちです。

 

そのため、偏差値が高く出ている太田高校、栃木高校なども、低倍率の影響を受けて、本来であれば合格が出来ないはずの層が入学する事になり、スタート時点での模試の校内平均点が低く出る傾向があります。

 

逆に高倍率だった足利高校などは、太田、栃木に肉薄する数字を叩き出し、太田女子、栃木女子を凌ぐ点数でのスタートを切る事になるケースが多いです。

 

しかしながら、足利高校は合併をしたことで入学時偏差値だけは上昇したものの、以前の足利高校にあった進学校的な雰囲気はなくなってしまい、まったりしている足利女子高校の雰囲気に近い状態になったように塾の先生には見えています。

 

旧来の足利高校は、指定校推薦を嫌い、実力で大学受験を戦わせる傾向にあり、足利女子高校は真逆で指定校推薦で大学受験をする傾向にありました。

 

合併してどうなるか注視してきましたが、両者が混ざりあうというよりは、足利女子高校の雰囲気がそのまま現在の足高になったように見えています。

 

合併により、入学時偏差値だけがUPしたものの、その後の成績の伸びはむしろ退化した という評価です。

 

進学校と言うよりは、リア充高校と化していて、

 

進学校気質→太田、太田女子、栃木、栃木女子、佐野

 

リア充高校気質→足利、太田東、佐野東

 

っぽい分類に見えています。

 

上位の子は、高校の影響を受けませんので心配していません。

 

平均層です。問題なのは。(下野模試偏差値60未満の子たち)

 

印象で語っている点も多いですが、実際の模試の点数の推移を見ていると

 

やはりそう判断せざるを得ないかなと思います。

 

上位の子たちは、こう言われて不本意ですよね?ごめんね。上位の君たちは全く心配していません。

 

上記の高校では、太田、栃木は進学校として抜けた存在ではありますが

 

太田女子、栃木女子、佐野、足利 は基本的には、大きな差はありません。

 

近所の高校を選ぶ感じで良いかと思います。

 

合併した足利高校が、合併前の期待に反して、入学時偏差値しか伸びなかったという評価ですが

 

そうなってしまうのは、指定校をゴリ押しするために、高い評定をバラまく足利高校の方針に半分は問題があるのですが

 

残りの半分は、親御さんが原因だと思っています。

 

なんとなく足利に住んでいると、足利高校合格を一つの目標にしてしまい

 

足利高校に合格させたいと思う割に、その先を全く考えていない。

 

それがダメなんだと言いたいです。

 

一定数、そういうご両親の影響を受けてしまった子たちが多いんだと思っています。

 

繰り返しますが、上位層は心配ないですよ、優秀です!!!

 

そして

 

ここをご覧になっている方は心配ないんですよ。調べようとしなければここにはたどり着きませんからね。

 

そういう気持ちのある方なら心配ないんです。

 

ただ、今はまだ何も考えてなくて、年明けくらいにようやく焦りを感じて、検索し、こちらに偶然たどり着く方もいるかと思います。そういう方は、やや心配です。

 

このブログを読まれているのは、ほぼお父さん、お母さんだと思いますので

 

「まずは、高校入試に集中」と考えるのは危険だと伝えさせていただきます。

 

高校入試に意識を集中してかまわないのは子供たちだけです。

 

私たち塾講師や両親がその先を考えてなかったら、その不利を受けるのはお子さんなんですよ。

 

親ガチャ、塾ガチャのハズレを引いたことになります。

 

まずは現実の数字を客観的に理解する事から始めてください。

 

いちいち調べるのが大変ですよね。

 

だから私が皆さんに代わり、調べた結果をココに書き連ねているんです。

 

こういう所で情報を集めてください。

 

たとえば、足利高校から一般入試で国立大学に合格している人数が2024年は58名になります。

 

320名のうち58名が一般で国立大学に合格が出来た生徒さんです。

 

国立に一般入試で合格できる学力のある生徒さんが、わずか18%なんです。

 

では、このショート動画をご覧ください。

 

 

僅か20%しかストレートに卒業できない大学がココに紹介されていますね。

 

どう思いますか?

 

この大学に進学して、薬学を学びたいと思いますか?

 

こうやって自分に関係ない事だと、20%しか卒業できないのか、嫌だなぁと思うんですよ。

 

こんな大学には進学したくないと思うのですが

 

それが自分のことになり

 

足利高校から一般入試で国立大学に合格している生徒さんが18%しかない

 

上記のショート動画の薬学部の卒業率より厳しい数字を叩き出しているのにも関わらず

 

なんとなく自分の子供だけは、なんとなく自由に高校を満喫していても、なんとなく国立大学に行けると

 

漠然とイメージしちゃうんですよね。いや、行けませんからね。

 

こういうのを正常性バイアスと言います。

 

認知の歪みなんです。

 

客観的な数字を、理解しようとすることで、その認知の歪みから脱してください。

 

普通にしていたら足利高校から学力で国立大学に進学するのは厳しいんです。

 

 

その数字を完全に度外視し、現状の成績からは確実に国立大学進学は不利であるのにも関わらず

 

勉強ばかりやっていても仕方がないと言いながら部活に精を出すわけですが

 

結局、その文武両道がまったく出来てないわけです。

 

部活9割:勉強1割になってしまうのが現状で

 

単語テスト50題ずつのテストでもクリアできない

 

高1はおろか高2の終わりまでに英検2級も合格できない(どうしても苦手なら日本史世界史で偏差値70取ってください、物理化学で偏差値70取ってカバーしてください)

 

高2の2月の共通テスト模試で圧倒的に国立に足りない数字を叩き出すまで気が付かない

 

もう無理なのに、「うちは国立じゃないとダメなんです」

 

真面目な顔で言われても、こっちはリアクションに困ります。

 

そういう生徒さんが後を絶たないから、私がこうやって発破をかけているんです。

 

今、これを見ているのが中学3年生だとしたら、高1の1学期には英検2級に受かるつもりでいてください。

 

無理じゃないんですよ。勉強するんです。

 

受かるように勉強するんですよ!!!

 

それが進学校なんですよ。当たり前なんです。

 

周りがゆっくりしているからと言って、一緒にゆっくりしているからダメなんですよ。

 

四の五の言わずに勉強して受かる事です。(まだ英検を受けたことがないという事は準2級からでOKですが、高1で2級には受かってください。)

 

それをしないで部活をしているから文武両道の失敗だと言うんです。

 

その厳しさを親御さんがしっかり理解していれば、子供たちだって、高校入学後にダレてしまって、高2の2月の共通テスト模試まで、共通テスト模試を経験したことがないという進学校生徒だったら常識的にあり得ない、のんきな典型的自称進の被害者を生み出す結果にはならないんです。

 

私は部活反対派に見えるでしょうけど、別に結果を出していれば部活をしていようが、バイトをしていようが、ゲームをしていようが構わないんですよ。

 

部活があるから単語を覚えられませんでした。部活の大会までで部活が忙しいんですという、TOP層であれば絶対に口にしない言い訳をして、結局単語を覚えてこないから、こうやって発破をかけているんです。

 

厳しいという現状から目を背けず

 

高1の春から頑張ってください。

 

言いたいことを言うために、私は塾名を隠しています。

 

以前、よそでブログを書いていましたが、なぜかわからないのですが、どこの塾であるのかがバレてしまうようでしたので

 

こっちへ移転させました。

 

実在の塾とは関係なく、私は私の意見を好き勝手に書き連ねていきます。

 

足利高校の生徒さんを担当させてもらう事が多く

 

賢い子たちだなぁと思う事が多い反面

 

全然勉強しないなぁ

 

全然単語覚えないなぁ

 

全然指示した英語長文を進めないなぁ

 

全部、部活優先だなぁ

 

と、思う事が多いので、こうやって気合を入れさせてもらっています。

 

繰り返しますが上位は心配してませんよ。心配なのは平均層です。

 

頑張ってください。

 

甘いんですよ。単語テストすら受からないなら部活をやめてください。遊びすぎ。

 

高3の7月記述模試、化学の平均点が理系なのに、38点ですからね。

 

早くから勉強に集中してください。

 

絵にかいた自称進の被害者のままでいる事に危機感を覚えてください。

 

厳しい事を言うようですが、

 

愛のムチです。

 

足利高校は国公立大学合格者数を増やすために、公立大学受験をやたらに推す傾向があり、公立大学受験者が多いという特徴があります。進路指導の先生、生徒はおたくらのコマじゃないんだよ。実績の水増しに使わないでください。

 

ちなみに栃木高校の公立大学合格者は0名です。

 

足高は40名以上ですからね。学校の意向が反映されすぎです。

 

足利高校も上位は強いです。

 

君たちもそこに居座ってください。

 

そのために高1から勉強をしてください。

 

上位にいるための努力をすることです。

 

高校合格はゴールじゃない。

 

入試直後の春休みからスパートをかける事です。

 

進学校を選んだんでしょ?自分で。

 

勉強をする事です。

 

それが答えです。