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合宿地を出発するバスに乗り込む中村俊(5日午前、スイス・ザースフェーで)=野本裕人撮影
【ザースフェー(スイス)=軍地哲雄】サッカー日本代表は5日、W杯南アフリカ大会に向けて調整したスイス合宿を終え、南アでの合宿地・ジョージへ出発した。 4日のコートジボワール戦で右ひざ内側のじん帯を負傷したDF今野(F東京)について、岡田監督は「第1戦(6月14日のカメルーン戦)は難しい」として、起用を見送る考えを明らかにした。全治は2週間程度と見られるが、登録選手の入れ替えは行わず、今野もジョージ入りする。
先月30日のイングランド戦に続き、コートジボワール戦でも運動量が少なかったことについて、岡田監督は、スイス合宿で予定より高地順化が進まなかったため、厳しい練習を課した点を要因に挙げた。「コンディションは決して良くなかった。強い相手と(強化試合を)やるので悩んだが」と監督。その上で「(大会直前の強豪との試合は)必要だった」と、高いレベルを体感した利点を強調した。
さらに、「しっかり守るだけでは(攻撃への)推進力が出ない。やるべきことは変わらないが、より明確になった。ボールをつないでいくだけでなく、勢いよく前に出て行く選手も必要だ」と課題を口にした。
海沿いの低地、ジョージに入った後は、まずはコンディションを整え、4日の試合で2失点したセットプレーの守備を修正し、カメルーン対策を練っていくことになる。合間に練習試合も行うことにしている。
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