薬との食べ合わせ！降圧剤VＳグレープフルーツ

グレープフルーツ

「カルシウム拮抗薬」は
高血圧の治療によく使われる降圧剤の成分で、
カルシウムイオンの流入を抑制し、
筋肉の収縮をブロックすることで血管を膨張させ、
血圧を下げる働きがあります。

実はこの成分は

グレープフルーツとの相性が悪く、
そのままでもジュースでも、
一緒に飲んだりすると、血圧を下げる効果が増大して
極端な低血圧に陥り、
意識障害を招くケースも考えられるほど
悪い食べ合わせです。

グレープフルーツに含まれる
「ナリンジン」という成分が、
薬を代謝する酵素の働きを阻害するためです。

　　　　　　PR

薬との食べ合わせ！抗凝血剤VＳマグロ

マグロ

抗凝血剤のワルファリンカリウムは、
様々な食品と反応し、
効き目が弱くなってしまう薬だといわれています。

また同時に、食べ合わせによっては薬が効きすぎて
危険な状況に陥る恐れもあるので、
抗凝血剤を服用している人は十分な注意が必要です。

ワルファリンカリウムは、
ビタミンEと一緒に摂取すると薬が効きすぎてしまい、
出血した際に血が止まりにくくなる恐れがあります。

ビタミンEを多く含む食品としては、
マグロなどの赤身魚は、刺身などで摂取する機会も
多いと思われるので注意しましょう。

また、ナッツ類や植物性油などにも
ビタミンEがたっぷり含まれているので、
ワルファリンカリウムを飲んでいる人にとって
これらの過剰摂取は禁物です。

　　　　　　PR

ホウレンソウ

脳梗塞、心筋梗塞、血栓などの治療に使う、
ワルファリンカリウムを含む抗凝血剤は、
ホウレンソウに含まれる
ビタミンKと非常に相性が悪いです。

ビタミンKは、ケガや内出血を起こした時に
止血をする働きを持つビタミンです。

抗凝血剤が、血液を固まりにくくする作用を
持つのを考えてみれば
相性が悪いのは当たり前です。

ビタミンKは、ホウレンソウをはじめとした
緑黄色野菜や海藻、発酵食品などにも
多く含まれる栄養素です。

薬の服用がない場合は、
なくてはならないものですが
抗凝血剤を飲んでいる場合は、
注意してください。

　　　　　　PR