降圧剤は「塩酸ベラパミル」という成分を含んでいて、
末梢血管を拡張して、血圧を下げる効果があります。
また、心臓に栄養を送る冠状動脈を拡張し、
心臓への血液供給量を増す作用もあります。
狭心症、心筋梗塞症(急性期を除いた)、
無症候性や慢性の虚血性心疾患など
冠硬化症一般の症状を改善する成分です。
この成分を含む降圧剤と、
烏龍茶を一緒に飲むと、
塩酸ベラパミルの効き目を下げてしまう恐れがあります。
ひどい時は動悸や息切れ、
神経過敏といった症状を起こすことがあるので、
十分に注意が必要です。
これらの降圧剤は、
烏龍茶に限らず、
コーヒーや紅茶などのカフェインを含む
飲料全般と相性が悪いといえます。