脚がだるい！原因は？

脚のだるさやむくみは、
立ち仕事をしている人の宿命のようなものです。
一方で、一日中変わらない姿勢でいるデスクワークの人にも、
同様の症状は起こりえます。

多くの場合、原因はどちらも筋肉疲労や血流の変化によるものでしょう。

脚を通っている血管は、体内の組織に酸素や栄養を送り届けた後、
二酸化炭素や余分な水分などの老廃物を受け取って
心臓の方へ戻る役目があります。

下から上へ、重力に逆らって戻ろうとするため、
筋肉の力が必要となります。
この時、余分な水分が血管に戻らず過剰にたまると「むくみ」となります。

また、血流の逆流を防ぐ弁が壊れ、
汚れた血液が脚にたまってしまうと
下肢静脈瘤といった病気にもなりかねません。

脚の疲労は心臓や血管の疲労にもつながる、
重要な体のサインなのです。

こうしたサインは、水分や栄養が摂れていない人や睡眠時間が短い人、
また特に血行が悪くなりがちな女性に出やすいと言われています。

その他の考えられる病気として、
疲労、リンパ浮腫、腎臓病、心不全、甲状腺機能低下症、膠原病
などの可能性があります。

疲れが取れないときや痛みを伴うようになった時は、
内科を受診しましょう。