流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
特徴的な症状
《耳の下の腫れ》《熱がある》《腹痛》
ムンプウィルスの全身感染症です。
特に耳下腺などの唾液腺や、すい臓、
精巣などにウィルスが行きやすく、耳下腺の腫れ、
微熱などの主要症状に加えて、腹痛(膵炎)、
睾丸の腫れなどの症状が出ます。
高い確率で軽い髄膜炎を起こし、強い頭痛、嘔吐、
首の部分の硬い張りなどの症状が現れます。
頭痛や嘔吐の症状が現れた場合は、
なるべく早く医療機関で受診しましょう。
対処・対応
腫れが痛む時は、冷やしたタオルをあてると
痛みがやわらぎます。
高熱、頭痛がひどくなければお風呂に
入れてあげても問題はありません。
耳下腺が腫れ、痛くて食べられないときは、
脱水症状を避けるために水分を少量ずつ与え、
食事はかまずに飲み込めるようなものを与えてあげましょう。