「天下に最も多きは人なり。最も少なきも人なり。
(人は多いが有能な人財(材)は少ない)」
現在、日本の企業では、事業継承が大きな問題となっています。
NHKの大河ドラマで黒田 官兵衛(くろだ かんべえ)が
注目を集めています。
官兵衛は、秀吉の名参謀でした。
官兵衛の長男、黒田長政は若いころ問題が多く、
家臣や領民からの信頼を失っていました。
官兵衛も、事業継承で悩んでいました。
そこで、官兵衛はみずから、隠居し、家督を長政にゆずりました。
地位が人を作るといいますが、地位が人を育てるともいえます。
長政は、官兵衛が存命の内に、トップに立ったので、混乱もなく、その後長政は、
朝鮮出兵や関ヶ原の戦いで大活躍し、名武将へと成長しました。

