日本理化学工業株式会社さん訪問
※社員約70名のうち、障害者(知的障害者)が50名弱
昭和12(1937)年創業のチョーク製造会社。
粉の出ない「ダストレスチョーク」でチョークのトップシェアを誇る一方、昭和35(1960)年から知的障害者の雇用を開始。大山泰弘会長は障害者雇用に取り組む中小企業の経営者にとってカリスマ的存在。平成20(2008)年には長男の大山隆久さんが後継者として社長に就任
社長さんが非常に暖かい雰囲気と物腰柔らかい印象を受けまして、最初に計画があって障害者を雇用した訳ではなく、御縁があって雇用した方が障害者だったけれども働く環境や楽しさのきっかけがあれば出来るというのを実感したとの事でした。
「人間の究極の幸せ」という事で
人に愛されること、
人にほめられること、
人の役に立つこと、
人から必要とされること
このうち、ほめられる、役に立つ、必要とされるは企業(仕事)でできることであり
⇒この子たちの理解に合わせて対応すれば出来る!という視点で
チョークを作る工程⇒人が働く
から
人に工程を合わせる
というモデルで行っています。
要はその人の視点に合わせて物事を見る。
話しそして伝える
という事なのでしょう。
そして
覚えた事を覚えっぱなしにさせずに
行動を見て本当に伝えた事を理科しているか?どうかを確認する。
また、約束を破ったりした場合は家に返す事も。
という様にダメなものはダメというのをわかってもらうのも必要と。
最後にこんな質問をぶつけてみました。
「製造や作業(労働)的な仕事がメインだと思いますが
例えばうちの様なパソコンを使った仕事や調べ物をする、HPを作る、画像を作るなど
従来の認識だと仕事を用意してそれをお願いするというモデルから
自分で考えて工夫して創っていく
そういう業界の垣根が無い!障害者の方が超えれる土壌を作れば
様々な業界において障害者の方が活躍する場が増えるのではないでしょうか?」と
いう問いに対しては
「仕組みを作るしかない」との事
ではどうすれば仕組みを作れるのか?
⇒ここに挑戦した経営者が変わっていけば土壌が広くなるのであろうと。
また、3歳児教育についてもお話頂き、会長さんがこのお方から学んだ事を活かしているとの事で。
(確かに子供の頃から同じ視線で物事を見てくれてたなと。当時20数年前、80過ぎでもファミコンをしてたら「一緒に遊ぼう」と近寄ってくれた。そんな何気ない事が今でも鮮明に覚えていてその時の嬉しさが自分の心の中に印象強く残っているのを感じながら)見習うべき存在が近くにいるという事は非常に恵まれた環境にいるというのを実感しました。