テレビ局は、動画の広がりを止めるのに力をかけるのか?広がるようにCMとして使うのか?
日本のテレビ局がYouTubeで番組配信、その狙いは
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0608/24/news089.html
東京のUHF局・東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)が8月末から、テレビで放送した番組を、YouTubeなど米国の3つの動画配信サイトに公開する。東京ローカルの同局だが、ネット公開で視聴エリアを世界に広げ、新たな視聴者層を獲得する狙いだ。(itmedia newsから抜粋)
Youtubeにアップされているコンテンツに対して必死に削除依頼を出す労力の使い方に比べ、先に著作をクリアして配信するこの方法は、労力が少ないうえに、効果が大きい。テレビ局的には、発想の転換で、動画共有配信の有効活用だと思う。
ポッドキャスティングが、行われ始めたときに、ラジオ局は、ポッドキャスト配信をすぐに始めたほうがいい、コストがほとんどかからないのだから。と、このブログで書いた。今では、TBSラジオなど番組のコーナーを15分程度に抜粋し、ラジオ番組を配信している。ヤフーポッドキャスティングでは、TBSラジオの番組が上位にランクインしていることから、それを聞いてラジオ本編へ誘導する効果は相当あるのだろうと思う。電車の中刷り広告でたまにラジオ番組の広告を見るが、こちらに比べ明らかに費用対効果の高い方法だと思う。
同様に、TOKYO MXが著作をクリアしつつYoutubeで流したことは、非常に狙いが良い。特に他の局が行っていない状態で始めた事がさらに素晴らしい。著作を守るのは、当然正しいし、取締りを辞めるべきということではない。でも、あまりにも削除に力をかけて時間の無駄になっていないか心配だ。YoutubeがWEB2.0サイトと言われるように、自動的に動画がサイト経由で広がっていく仕組みなのだから、広がりを止めるのに力をかけるのか?広がるようにCMとして使うのか?どちらが、建設的で、意味のあることか考えていただきたい。
日本の企業が、著作権をクリアにしインパクトのあるCMをYoutubeで配信したら、それこそ勢いがとまらないものになるだろうに。
ソースをプレイリストとして広がるようにして、終了時期がきたらもとの動画データを消せるようにすれば良い。これも低コストだ。
グーグル、「ググる」の使用に難色 (CNET)
グーグル、「ググる」の使用に難色
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20203307,00.htm CNET
米Googleが、「google someone(だれかについてググる)」といった一般動詞としての同社名の使用を厳重に取り締まる意向を明らかにした。
同社の関係者は、「『Google』という言葉を使ってGoogleを使ったインターネット検索を表すことと、『google』という言葉を使ってインターネットの一般的な検索処理を表すこととは明確に区別することが重要だと思う。商標に関する深刻な問題が絡んでいる」と述べている。とのこと。
この記事は、グーグルらしくないと思ってしまったが、同時に面白い記事に思えた。
米グーグルは、「ググる」っていう言葉が、「検索する」ということの一般動詞になってしまっては困ると危惧しているわけだが、グーグル自身の成長の証というか普通そういった心配になるほど有名にならないため、こういったことに危機感を持つ計り知れない面白さがある。
同様に日本語の「ググる」が、検索するという意味での一般名詞になるときがあるのだろうが、ファミコンブームのときは、家庭用テレビゲームが総じて(当時の子供たちじゃなくてその親たちが)ファミコンと呼んでいたし、ブームが去って数年後振り返ったときにこの危惧は、どうなっているか楽しみである。
高城剛さんの「ITは、終わった次は何だ!?」読んで
高城剛さんの「ITは、終わった次は何だ!?」読んで
http://www.honeyee.com/think/2006/takashiro/index.html
「WEB2.0に騙されないですよ。だって中身ないんだから」という見出しに、高城さんならそう思うだろなと思いながら読みました。
確かに、最近WEB2.0という言葉をみんなで使うから、ホントにわかっているのって聞きたくなることはあります。
ただ、混沌としたこれからのITという部分に概念としてわかりやすくし、希望をもたらす言葉と私は、思っています。
もともと私は、ITに限らずサービスは、なにかしらの苦労の上に成り立っていると思っています。mixiだって産みの苦しみは、相当にあっただろうし、そこを忘れなければ、WEB2.0という概念をもっと楽しんでもいいと思います。
中身がないというより、リアルに感じない部分に対してWEB2.0という言葉を使わない。というくらいに思ってます。
きらない言葉ではないので、WEB2.0という概念を楽しみながらITの世界に身を置いて未来を観察したいと思っています。
もっと気軽にITをつかえてITを意識しないそんな環境を作っていきたいですね。
YouTubeが「日本人よほどほどに利用してくれと」と揶揄?
YouTubeが「日本人よほどほどに利用してくれと」と揶揄?
謎のメンテナンス画面にネットが一時騒然--YouTubeがリニューアル
ビデオアップロードサイトのYouTube.com(本社カリフォルニア州サンマテオ)は米国時間6月1日夜、サイトで新機能を開始する準備する時間中を利用して、同サイトのファンに悪ふざけをしかけた。
自家製ビデオを掲載するYouTubeは、サイトを停止させ、 文法の誤った謎めいたメッセージを掲載した。そこには大文字で「ALL YOUR VIDEO ARE BELONG TO US(あなたのビデオは全てわれわれのものとなった)」と書かれていた。(CNET)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20130308,00.htm
またこれに関係して、「All your base are belong to us」の解説を読んでほしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/All_your_base_are_belong_to_us
この語句は日本の東亜プランによって1989年に作られたコンピュータゲーム、ゼロウイングの英語版にある翻訳から来ている。もっとも有名な物は、1992年につくられたヨーロッパ向けのメガドライブ版から引用されたもので、日本向けのメガドライブ版での語句は日本語である。(wikipedia)
先ごろネットレイティングス社の調査で日本人の利用者が、212万人のアクセスを超えたという記事があった。「ALL YOUR VIDEO ARE BELONG TO US(あなたのビデオは全てわれわれのものとなった)」というへんてこな英文(日本人が作った変な英文のパロディ)を使い、「日本人よほどほどに利用してくれと!」という揶揄であるとの指摘がある。真意のほどは、不明だが、これくらいの遊び心を持っているYoutubeをこれからも応援したい。
ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/02/news073.html
動画配信サイトは、花盛り!!(ヤフー、YouTube風「Yahoo Video」を公開)
動画配信サイトは、花盛り!!(ヤフー、YouTube風「YahooVideo」を公開)
Yahooは、新しいビデオ配信サイトを立ち上げた。同社は、YouTubeが火付け役となり、今や大人気となったバイラルビデオから利益をあげたいと考えている。(CNET)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20128567,00.htm
Youtube、GoogleVideoに続いて、ヤフーがYahooVideoを公開。例のごとくヤフーは後出しじゃんけんだが、ヤフーにしては、早めにリリースしてきた。相当力を入れている模様。
早速見てみると、ヤフーなのだが、ブルー基調でなんだか新鮮です。また、先日Yahooポッドキャスティングが公開されたように、tagサーチ、レーティングなどがあります。ただ、ヤフー外にアップされている動画は、あくまでも他のサイト画面がポップアップして表示されます。
感想としては、GoogleVideoのようにビデオそのものを取り込まなかったのは、著作権問題などのことを懸念してなのかもしれないですが、集客そのものがあまり出来ない可能性もあります。
Youtube、GoogleVideo、YahooVideoとそれぞれの特徴が違います。どれに軍配が上がるのでしょうか?これから楽しみにしています。
Yahoo Video