器の小さい人と器の大きい人 | 森二朗|クリエイティブ入門

森二朗|クリエイティブ入門

ウェブ、グラフィック、建築設計を含めたクリエイティブ全般について正しい知識・情報の見聞録ブログです。虚弱なブログですが書いていることは的を得ています。「おぼえておいてください!」

性格で繊細と言うか、ナイーブな人っているでしょう。案外、こういう人は自分のことにたいしては繊細でナイーブなのだけど、他人にたいしてはズボラで無神経なことをする人も多い。相手に小さいことでも何かチクっとやらないと、自分のストレスを消化しきれないと言うか。

腹をたてるとストレスもたまりますし、長期化したところで良いこともありません。さらに、腹をたてる期間が長いと、相手は悪で自分は悪くないと言う固定観念だけが成長していきます。こうなってくると、自分の考えに沿わない人は正常じゃなくなり、こうなった原因を考えることもしなくなります。しかし、これは典型的な思い込みの強い人の傾向。

ハインリッヒの法則


大きな問題には29の軽微な問題があり、その背景には300の異常が存在するとハインリッヒの法則では言われています。何かに腹をたてて一方的に相手が悪いとまくし立てる人の多くは、この小さい300は要因を無視しがちです。300の要因を考えてみれば、相手が100%悪いことなんて犯罪以外にはそれほどありません。

私は、昔、小さいことで腹をたてたり、一度、腹をたてたことはすばらく忘れられなかったりした頃があります。今でも、理不尽なことで、たまに頭にくることもありますが、昔に比べれば、そこで立ち止まらずに消化するのは10倍以上早くなったと思います。

器の小さい人と器の大きい人


どちらの人間になりたいか?と聞かれれば、私は後者ですので、この部分を自分で意識して変えてきました。日本だけじゃなく世界を含めて、世の中にはいろいろな人種がいていろいろな考えの人がいます。日々の出来事にも理不尽だと思えることも多々あります。多くの人は、このことを理解していますが、いざ自分の身に問題がふりかかってくると、理解していたはずのことは消滅してしまうケースが多い。

消滅させないためには


いっそのこと、自分の身のまわりに起きたことは、全部、自分が悪いと思えるようになればいい。「バカバカしいと思うでしょ?」でも、そう思っても、100%そういう考えをもてる人ってなかなかいません。だから、そのくらいの考えでいれば、思考に50/50の公平性を保てるようになると言うことです。これをしないと、いつまでたっても、過保護になっている自分に気がつくことができません。

結局、バカバカしいと思うことを本気でやらないと自分は変われませんから。