ホームページの予算について | 森二朗|クリエイティブ入門

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ホームページの予算について

ホームページを依頼される方が、制作の御予算を考えることは普通のことと思います。ですが、安くあげても、結局、意味のないホームページを作ってしまっては無駄になってしまいます。ホームページのブランディングができていない、情報量がたりない、運営コスト(先の変動費)まで考えていない、など、目先の料金だけを気にしていると、結局、損をするケースを多々見かけます。


例えば、機能(プログラム)部分で、お客様はサイトに訪れる人に自社のサービスを予約してもらいたいためホームページを作りましたが、制作費の10万円を節約したことで、予約はお問い合わせフォームだけにしました。いざ、ホームページの公開がされてから、毎日、lこの予約管理だけで2時間もかかってしまった。


こうなってくると1日2時間の管理費を時給1500円としても1日3000円が損失します。25日で75000円、2ヶ月間では15万円もの損失になります。もし、制作段階で10万円を節約しなければ1日10分の管理ですんだのです。1度作りこんだホームページに追加機能をつけるとなると今度は10万円の制作費ではできなくなりました。つまり、最初に安くあげても、それ以上の人件費や追加機能をつけなくてはいけない状況なってしまうと結局、割高になるのです。


当方は、制作者ですので、いろいろな職種の制作経験があります。過去の経験とお客様の現在のお仕事の状況の把握から、この先、ホームページに、どういった問題点が発生する可能性があるかを予測できます。ですので、お客様には、必ず、初期段階で最良なご提案をしています。


ですが、この時点では、残念ながら耳を傾けてもらえる人は多くはいません。「お金を多くとられる」と言う意識が先行してしまうのかも知れません。自分の至らない説明に問題があるのでしょうが、こういったケースの場合で、追加注文になってしまうのはもったいないと思っています。制作業者には、こんなところで儲けをだす会社も多いですが、当方は逆に「企画力、構成力がない会社」として反省すべき点と思っております。


今後は「No!追加注文」で、お客様に喜ばれるホームページを作れるような努力がいっそう必要です。


楽天 三木谷社長の本の中で、1つ良い言葉がありました。「遠くで知れることは、実は近くでも知れる」人は、近くの情報を信用せずに、遠くで聞える情報に耳をむける傾向があるようです。今後、当方は、こういった事を真剣に聞いてもらえるための努力をしなければいけないと本気で思っています。


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