PCディスプレイの大きさ
制作打合せで会社様へご訪問させていただくときにでる質問に「これをここに配置するとPC画面から見えなくなってしまうよ?」と言うお話を聞くことがあります。たしかに、その会社様のPCディスプレイでは画面はスクロールをしないと見えないのです。ですが、そのPCの解像度を調べて見ると一般的の人には見えているケースがたまにあります。これは、それぞれの人が違った解像度のモニタでPCを見ているから起きる現象です。
解像度とは、ドットと呼ばれる小さい点が並んだもので、このドットの集合体からPC画面の表示はされています。PCショップのディスプレイ売場の案内で「1024x768」と表記されているのを記憶されていると思います。これが解像度(ドット)を指します。この解像度の大きさが大きくなればなるほどPCに表示される出力情報も大きくなるわけです。
2009年8月時点で、どの解像度のモニタが広く使われているかを調べてみました。
1024x768 31.6%
1280x800 20.1%
1280x1024 12.0%
1440x900 8.7%
1680x1050 5.9%
(W3Cの調査より)
上位5位でトータル約80%のシェア率となりました。ですので、この辺が主流のPCディスプレイと言うことになります。これは世界平均ですが、日本の場合でもほぼこういったところでしょう。一昔前は、主流だった800×600と言う解像度は姿を消しつつあります。
では、ホームページ制作の場合は、どの解像度を基準にすれば良いのでしょうか。ここからは個人的な意見ですが、横幅は1024の解像度にあわせるのではなく1280(横)にあわせるのが良いかと思います。縦は1050~1024にが良いのかと思います。
この理由は、これから制作される場合、シェアが落ちきている解像度よりもこれから主流になってきているものにあわせるの方が少しでもホームページの寿命を長く伸ばせるからです。ですが、解像度の変化はかなり早い(PCメーカーの開発速度)ので、2.3年ごとには、ホームページのリニューアルをされるのが理想かと思います。