ホームページの制作料金について | 森二朗|クリエイティブ入門

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ホームページの制作料金について

「ホームページ制作料金は会社によって、どうして大きな差があるのか?」こんな疑問を持ったことはありませんか?この辺について今回、ご説明できればと思います。


最近、あるお客様に「最高のホームページを作ってくれ!」とご要望をいただきました。クリエイターとして、こういったご注文はやる気を書き立てる喜ばしい声である反面、「最高のホームページ」へのご返答はなかなか難しいものです。この理由は、私は制作者なので常に海外などのクオリティの高いホームページを見ています。だから私の中での最高のホームページは?こういった特別なサイトまで発展してしますのです。


ですが、これらを本気で作ると最低でも300万~500万以上の制作料金が必要となります。この料金はぼったぐり価格ではなく適正にかかる料金なのです。例えばカメラマンの特殊撮影、動画クリエイターの動画制作、サウンドクリエイターのオリジナル音源、プログラマの開発、スキルの高いデザイナーのデザイン、コピーライター、企画担当、制作担当、工程担当など1つのプロジェクトとして半年以上かかる制作を想定するからです。これだけのメンツが揃えば、上記の金額でも厳しいかも知れません。


じゃぁ、料金が安いと良いホームページは作れないのか?となるとそうでもありません。つまりサイト制作は、お客様自信の予算に見合わないものを作る必要はないので、それぞれの方のホームページの目的、計画をお聞きしたうえでご予算の範囲内で最高のものをご提供すれば良いかと思います。こういった、ご提案をするためにはホームページの目標、計画をお客様から伝えていただくことで適切な料金で最適なご提案がだしやすくなります。


では、本題へ

いろいろ見てきました各制作会社の料金とクオリティについてお書きします。


1.安ければ良いのか?

個人的には制作料金で判断するのはNGです。10万円以下の制作は、ほとんどがテンプレートを使うもので、その中でやる作業は文字ののせかえ、タイトル画像を取り替える程度になります。あるところで8万でできるネットショップを見ましたが、このWEB構文はめちゃくちゃでした。


これでしたら弊社でも同等やそれ以下の価格設定をすることもできます。ですが、構文がめちゃくちゃだと検索エンジンへも悪影響を及ぼします。これを次の機会にリニューアルするとなるとまともな制作業者なら、この構文を再利用することはありません。だからリニューアルと言ってもゼロからの作り変えとなってしまうのです。


家の設計に例えると建築基準法を違反している建築物は、立替時には、リフォームではなく基礎からの新築にしなければいけないのと同じことで、正規の基準に沿った制作をしておけば、リニューアル時にもそのサイトを再利用することができます。だから弊社では制作料金だけで判断しないことを強くオススメしています。



2.値切ることは好ましくない

ここは難しい問題ですが、制作料金で良心的な料金設定をしているところを値切ることはあまり好ましくありません。お客様の中には、とにかく安くすることが自分の使命のように値切りの話しをされる方がいます。ところが上野(アメ横)で値切るのとは訳が違うわけで、形のないものを作るエンジニアやクリエイターは気持ちよく仕事をして、ご依頼された方への貢献したいものです。ですので制作料金を圧迫されては良い仕事ができなくなります。

かと言って誠意のない業者になれば、高い料金をふっかけてクオリティの低いものを作るところもあるわけで、これが安いか?高いか?の判断は一般の人には非常に難しい問題だと思います。こんな時は経験豊富な信頼できる制作会社の人間に相談するしかありません。デザイナーやプランナーは自分で名前をつけられてしまう職業です。ですので「信頼する?しない?」は、2.3名の同業者と話しをして誰を信用するかを決めるしかありません。


当方は仕事を営業トークでとる手法を好みません。仕事をとるために嘘をついたり、クオリティに関して嘘をついて仕事をとっても結果的にお客さんとトラブルになるわけです。お客さんの知識がないところにつけこむ業者が多すぎます。こんな業者とは同業とすら思われたくないものです。ですので、当初からこのクオリティだと、このくらいの予算が必要ですと当方では誠意をもってお話しをします。


これで高いと思われれば仕方ありませんが、当方の料金設置の半値以下で請けれると豪語される方は、趣味でやられている方か、お客さんの気がつかない部分で手抜きをしている方かのどちらかです。


もし気になるようでしたら「ここはこんなに安いけど何で?」と聞いてみて下さい。

しっかりとお答えできると思います。



ホームページ制作&DTP・印刷 VS即戦力チーム