Shangri-las シャングリラス | ウルトラマン・Hの ひとりごと

ウルトラマン・Hの ひとりごと

音楽について語りたくてたまらないんです。

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シャングリラス」は、ハイスクールに通う同級生2組の、双子姉妹によって結成された、1960年代前半の米国ヒットチャートを席捲した、白人ガールズグループです。

グループ名は、「Shangri-las」と書きます。


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メンバーは、

ティ  メアリー  ウェイス姉妹 と、

メリーアン  マージ の ガンギー姉妹 です。


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メンバーは基本4人なのですが、ベティが極度の舞台恐怖症のため、通常のライヴは、ベティを除いた3人で行っていました。

レコード・ジャケットの写真も3人で写っているものが多く、一般的には、3人組のグループだと思われていたふしがあります。


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1960年代は、ロネッツクリスタルズシレルズシフォンズデキシー・カップスなど、フィル・スペクターのプロデュースによるガールズグループ全盛期でした。


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そんな中、当時の敏腕プロデューサー、シャドー・モートンに見出され、1964年、シングル「リメンバー」でデビューを飾りました。


このシングルは、邦題を「渚のおもいで」といって、全米チャートのトップ5にチャートインする大ヒットになりました。

エアロスミスがカバーしたことでも有名な曲です)


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シャングリラス」は、不良っぽさとワイルドなイメージを前面に押し出して、当時全盛だったガールズグループとは、一線を画していました。


コスチュームもワル(不良)をイメージさせるものが多く、唄う歌の内容も、思春期の孤独感や疎外感、絶望感、死、憤りなどをテーマにしたものが多いのです。


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1965年、セカンドシングル「リーダー・オブ・ザ・パック」をリリース、12月の1週のみですが全米チャート第1位に輝いています。


この曲のタイトルは、「暴走族のアタマ」という意味があるようで、「黒いブーツでぶっとばせ」という邦題がついています。


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シャングリラス」のリリースするレコードは、シャドー・モートンのアイデアによって、曲の中にSE(サウンド・エフェクト:効果音)や会話などがふんだんに挿入されていて、ドラマチックな作品に仕上がっています。


1966年までに10曲ほどのヒット曲を放ちましたが、その後はヒットに恵まれず、1968年に解散してしまいました。


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1970年には、メリーアンがドラッグが原因の脳炎で、若干22才で亡くなっています。

また、1996年、マージが48才で亡くなっていました。

残ったメンバーもヒッピーになったりと、グループのイメージを地でいった感じですね。




つづく