![ウルトラマン・Hの ひとりごと](https://stat.ameba.jp/user_images/20120312/01/weapon6013/bd/29/j/t02200211_0225021611846470765.jpg?caw=800)
「シャングリラス」は、ハイスクールに通う同級生2組の、双子姉妹によって結成された、1960年代前半の米国ヒットチャートを席捲した、白人ガールズグループです。
グループ名は、「Shangri-las」と書きます。
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メンバーは、
ベティ と メアリー の ウェイス姉妹 と、
メリーアン と マージ の ガンギー姉妹 です。
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メンバーは基本4人なのですが、ベティが極度の舞台恐怖症のため、通常のライヴは、ベティを除いた3人で行っていました。
レコード・ジャケットの写真も3人で写っているものが多く、一般的には、3人組のグループだと思われていたふしがあります。
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1960年代は、ロネッツ、クリスタルズ、シレルズ、シフォンズ、デキシー・カップスなど、フィル・スペクターのプロデュースによるガールズグループ全盛期でした。
そんな中、当時の敏腕プロデューサー、シャドー・モートンに見出され、1964年、シングル「リメンバー」でデビューを飾りました。
このシングルは、邦題を「渚のおもいで」といって、全米チャートのトップ5にチャートインする大ヒットになりました。
(エアロスミスがカバーしたことでも有名な曲です)
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「シャングリラス」は、不良っぽさとワイルドなイメージを前面に押し出して、当時全盛だったガールズグループとは、一線を画していました。
コスチュームもワル(不良)をイメージさせるものが多く、唄う歌の内容も、思春期の孤独感や疎外感、絶望感、死、憤りなどをテーマにしたものが多いのです。
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1965年、セカンドシングル「リーダー・オブ・ザ・パック」をリリース、12月の1週のみですが全米チャート第1位に輝いています。
この曲のタイトルは、「暴走族のアタマ」という意味があるようで、「黒いブーツでぶっとばせ」という邦題がついています。
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「シャングリラス」のリリースするレコードは、シャドー・モートンのアイデアによって、曲の中にSE(サウンド・エフェクト:効果音)や会話などがふんだんに挿入されていて、ドラマチックな作品に仕上がっています。
1966年までに10曲ほどのヒット曲を放ちましたが、その後はヒットに恵まれず、1968年に解散してしまいました。
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1970年には、メリーアンがドラッグが原因の脳炎で、若干22才で亡くなっています。
また、1996年、マージが48才で亡くなっていました。
残ったメンバーもヒッピーになったりと、グループのイメージを地でいった感じですね。
つづく