ウイルマ・ゴイク {花のささやき」 | ウルトラマン・Hの ひとりごと

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先日、田舎(大分県竹田市)に帰って、

レコード盤(LPだけで600枚くらいあるかなあ)を整理していたら、

プレスリーのEP盤と一緒に、これが出てきました。


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第16回サンレモ音楽祭入賞曲、「ウイルマ・ゴイク」のEP盤「花のささやき」です。

B面は、オルネラ・ヴァノーニの「生命をかけて」で、1966年発売されていました。


当時、福岡の都会に住んでいた同い年の従妹の家に遊びに行った時、内緒で彼女の部屋に入って、見つけたのがこのEP盤でした。

プレイヤーでかけてもらって、たった一度だけ聴いた曲でしたが、妙に耳に残っていて、

帰省してからも、何故か気になって、気になって・・・。


それで、従妹に手紙を書いて、レコードのタイトルと歌手名を教えてもらって、(当時、市外電話は料金が高価で、かけさせてもらえなかったのです。)

それで、町で一軒しかないレコード店に行ってみたけれど、当然のようにありません。

かなりの日数をかけてお取り寄せして、やっと手に入れたのが、これ、

ウイルマ・ゴイク」の「花のささやき」でした。


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ウイルマ・ゴイク」は、1945年伊国に生まれました。

1963年新人コンテストに入賞。

翌1964年、「Dopo il sole piovera」で歌手デビューを果たします。


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同年、バルセロナで開催された「地中海フェシティバル」に、「愛のめざめ」を唄って優勝しました。


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1965年「サンレモ音楽祭」に出場して、「花咲く丘に涙して」で入賞しました。

この曲は、日本でも結構売れたんじゃなかったかな?


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その後、サンレモには、1966年「花のささやき」、1967年「夢の誓い」、1968年「ささやく瞳」、1969年「バーチ・バーチ・バーチ」と、連続で出場し、全て入賞しています。


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1967年には、「夜の想い」(作曲家ルイジ・テンコの遺作)を、大ヒットさせています。


ウイルマ・ゴイク」の「花のささやき」、

レコード盤が擦り切れるほど何度も聴いたので、伊語の歌詞を、何となく覚えてしまいました。(今も忘れずにいます)


セ ノン コーリー トゥポトライ ベ デーレ

レ コーゼ ベーレ

クェスタンノ イン トルノン テ・・・

この後リフレインするサビが、またいいのですけどね。


ところで「ウイルマ・ゴイク」、伊国では「Wilma Goich」と書くのですけど、伊国での正しい発音は「ゴイッチ」というそうですが、「ゴイク」の方がいいですね。


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1970年に、「花のささやき」と「花咲く丘に涙して」のカップリングで、EP盤が再発売されています。


懐かしのEP盤に針を落すと、

シャリ・・・ショリ・・・シャリ・・・ショリ・・・、

時々、プチ・・・プチ・・・と音がします。


花のささやき」のCDを、最近手に入れたのですが、

アナログの音の方が、何とも趣きがあっていいですねぇ。


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ウイルマ・ゴイク」の素敵な声を聴いて、「三丁目の夕日」のあの頃に、タイム・スリップです。




つづく